
Synthesizer Vの開発元でお馴染みのDreamtonicsブースでは、AI技術を駆使したリアルタイム音声モーフィングプラグイン「Vocoflex」のデモが行われていました!
わずか10秒の素材から「新しい声」を生成
Vocoflexの核心は、入力された歌声をリアルタイムで全く別の歌声へと変換する機能。驚くのは、学習に必要な素材の少なさです。わずか10秒程度の音声ファイルをインポートするだけで、その声の特徴を捉えた「ターゲットボイス」を生成可能。また、内蔵の「歌声のカラーピッカー」やXYパッドを使用すれば、ジェンダー(性別感)のカスタマイズや音色のランダム生成も思いのまま。まさに「声をデザイン」するという表現がふさわしい仕様です。
ライブ演奏にも耐えうる低遅延と操作性
DAWプラグイン(VST3/AU/AAX)としてだけでなく、スタンドアローンでも動作。低遅延モードでは入力から出力まで35msというレスポンスを実現しており、ステージでのリアルタイムパフォーマンスでも違和感なく使用可能。
UI上でカーソルを動かすことで、複数の声を滑らかにブレンドするモーフィング機能も強力です。「光と影」のアナロジーを用いた操作系となっており、光が当たった声は強調され、影になった声の特徴は差し引かれるというユニークな音作りが楽しめます。
AI倫理への徹底した配慮
AIボイスチェンジャー技術で懸念されるのが、なりすまし等の悪用リスク。Vocoflexでは、利用開始時に本人確認(KYC)を必須としているほか、非可逆圧縮やミキシングを経ても追跡可能な「音声透かし」技術を搭載。クリエイティブな自由さと、権利保護のバランスを強く意識した設計です。
自分の声がリアルタイムでプロのボーカリストのような質感に変化し、さらにXYパッド操作でモーフィングしていく感覚は、シンセサイザーのフィルターを開閉するような快感があります。制作でもライブでも、ボーカル表現の常識を覆すツールになることでしょう!

Dreamtonics
https://dreamtonics.com/ja/
記事内に掲載されている価格は 2026年1月26日 時点での価格となります。
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