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レポート
18
Jan.2020
レポート

NAMM2020 DAY2:Relab Development

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NAMM2020_Rock oN_Report

TC6000を再現するVSRが大幅進化

TC6000を再現するVSR24リバーブで(僕の中で)人気を博していたRelab Developmentから新たにVSR REV6000が発表されました。Relabを知らなかった!rという方は是非検索してみて下さい。世の中にLexiconを再現したリバーブは数多く存在しますが、TC系で高品質なものとなるとそこそこ選択肢が限られるのではないでしょうか。REV6000では、VSR24で実現されていたわざとらしさのない自然な空間の広がり、テールを付与することの出来るリバーブの性格はそのままに柔軟なサラウンドデザインが出来るようになっている他、Early Reflectionのプリセットの音も進化しておりより自然な部屋鳴り感を得られるようになっていました。これがかなりありがたい! 勿論、NAMM会場の環境ではサラウンドリバーブの試聴は出来なかったのですが、フロントとリアを個別に、またはリンクさせながら調節出来る他ディスクリートセンターの扱いもLRと分けて調整できるようになっており、作り手の心遣いを感じました。

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VSR24の初期反射音も進化

REV6000の開発に伴い、従来のVSR24のEarly ReflectionもREV6000と同じものにアップデートされるとのことです。さらに、VSR24ではフィルタなどでよりクリエイティブな使い方が出来るよう改良していくのだとか。個人的には初期反射は種類があればあるほど嬉しいので、こうしたアップデートは非常に助かります。

しれっと追加されていたQuantec Room Simulatorの再現

REV6000と共に、Quantec Room Simulatorを再現するQuantum Room Simulator(まぎらわしい)も試聴できるようになっていました。実機の音を知らない上会場全体が試聴に不向きな音量だったため実機にどれだけ肉薄しているかはコメントできないのですが、REV6000と比較するとやや「リバーブをかけました感」が強く、演出的な使い方で本領を発揮するリバーブだなという印象を受けました。個人的な好みで言うと恐らくREV6000の方が優先度は高いです。

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VSR S24 製品ページはこちら
https://relabdevelopment.com/product/vsr-s24/

Writer : 特別寄稿 株式会社ViViX 青木征洋

Relab Development メーカーページはこちら
https://relabdevelopment.com

記事内に掲載されている価格は 2020年1月18日 時点での価格となります。

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