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DTMで表現するのが不得意とされてきた楽器、ギター
ギター音源は昔から数多くありますが、それをギターらしく演奏するにはギターの知識が求められます。
ピアノで弾くような密集したコードをそのまま演奏すれば濁ったサウンドになり、ストラミングやカッティングのミュートをギターらしく表現するには、ストロークやコードの押さえ方を知っておく必要もあります。
昨今のサンプル大容量化によってリアルなギターサウンドは実現しました。しかし、それを使いこなすためのインターフェースはサンプラーの機能に依存するため、ギター演奏表現を使い手側の知識に依存している部分は大きく、ギターを演奏できる人にとっても音源で上手く表現するのはこれまで手間のかかる作業でした。
誰もが簡単にギターを演奏できる AMPLE GUITARの登場
ソフト側がコードを自動検出してギターらしい演奏をしてくれる。それでいて音が良いという夢のギター音源 AMPLE SOUND の登場で、ギターに詳しくなくてもギターリストが演奏したようなサウンドを実現する事が可能になりました。これは今まで、ギターリストにコード譜を渡して「カッコ良いストロークを入れて」と頼んでいた事が、AMPLE GUITARを使えばリアルにを表現してくれるのです。
AMPLE SOUND
人気のギター音源「AMPLE GUITAR」シリーズを擁するデベロッパー。音源のリアルな楽器を演奏する経験の再現、革新的なデザイン、創造性と生産性に集中できるインテリジェントな機能、高品質なサンプル、そして惜しまない努力をモットーに、ソフトウェア音源の開発に取り組んでいます。
AMPLE GUITARシリーズを試してみた 全4回
ギターやベースのモデルごとに多数ラインナップされている AMPLE SOUND 製品を、楽器カテゴリー別 全4回に分けて、ソフトの使い方を混じえながらご紹介します。
第1回 アコギ編
AMPLE GUITARは 各弦0フレット~20フレット(6弦~2弦は19フレット)からピック弾きと指弾きのサウンドが丹念にサンプリングされています。サステインやナチュラルハーモニクス、パームミュート、スライド、ハンマリング・オン/プル・オフなど、必要十分なアーティキュレーションを残響成分を含まないドライなナチュラルサウンドで収録。ボディ鳴りや適所で自動挿入されるフレットノイズやリリースノイズを交え、生き生きとした演奏を可能にするなど、必要十分のアーティキュレーションや機能を持ちながら、とても扱いやすく設計されています。
Strummer モードを搭載
最大8種類まで登録できるリズムパターンを用いて、アルペジオやストロークを交えた演奏が可能。使用するリズムパターンはキースイッチでリアルタイムに切り替えが可能です。もちろん、アップ/ダウンストロークやミュート、任意の弦のピッキングなどをキースイッチで自由に操るコード演奏にも対応しています。
ストロークをAMPLE GUITARで簡単に演奏する方法
第1回では DTMで需要の高い ギターストロークを簡単に演奏する方法をご紹介します。
AMPLE GUITARシリーズではストローク、ストラミングの区別をせずにStrummerという機能でコード弾きやアルペジオを表現します。実際どのように使ったら良いのか、動画も作りましたのでご参考にしてください。
Strummerの使い方「コードの指定方法」
まずはコードを指定します。あらかじめ用意しておいた24種類のコードをキースイッチで鳴らす方法と、Midiを受信してコードを検知する2種類があります。ピアノ鍵盤でコードを演奏出来る方であれば断然コード検知が使いやすく、制作スピードが驚くほど早くなる事でしょう。
Strummerの使い方「ストロークの指定方法」
ストロークの演奏パターンをキースイッチで選ぶか、アップ、ダウンストロークなどを自分で演奏します。演奏パターンをキースイッチで選ぶ方がミュートやスライドを含めた複雑な演奏表現が可能ですが、自分でストロークをすると、曲の雰囲気にピッタリ合った演奏がリアルタイムで行えるというクリエイティブなメリットもあります。
使い方は他のAMPLE SOUND 音源でも共通!
一度使い方を覚えればユーザーインターフェースは共通です。曲に合うキャラクターのギターをコーディネイトするように選ぶ事ができます。
ギターモデル別に徹底試聴
次回は第2回 エレキギター編。リフを作成する機能 Rifferと、DAWにストローク情報やリフをMidiデータとして貼り付ける方法を実践します!
記事内に掲載されている価格は 2020年4月24日 時点での価格となります。
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