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15
Jun.2021
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大須賀淳の!ATEM Miniシリーズ音声機能を徹底解剖!第1回:ATEM Miniで使えるマイクと、便利な接続方法

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ATEM Miniユーザーに多い「オーディオの悩み」

配信需要の急速な高まりにより、一般の方から専門家まで幅広いユーザーに利用されているBlackmagic Design ATEM Miniシリーズ。4〜8個のHDMIに入力したカメラ映像をスイッチングして、凝った配信を簡単に行えるのが魅力ですが、意外と悩み、苦労されている方が多いのが「音声」の部分です。


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ATEM Miniシリーズはどの機種も、ミニジャック仕様の「Mic1」と「Mic2」、合計2つのオーディオ入力を持っています。しかし「ここにどんなマイクをつなげられるのか?」「マイクが2本で足りない場合、他にミキサーなどが必要?」といったご質問をよくいただきます。


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そこで、今回から3回に渡って、ATEM Miniのもつオーディオ系の機能をフルに活用するための様々なポイントやノウハウをご紹介して参ります。配信における音声クオリティの重要さがますます重要視されている昨今ですので、ぜひお役立て頂ければ幸いです!

入力の設定を行う

オーディオの設定部は、Atem Software Controlの画面左下にある歯車のアイコンをクリックしてアクセスします。


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「オーディオ」のタブを開くと、さらにその中に「オーディオ分割」と「一般設定」があります。まずは一般設定で「アナログオーディオ入力」部分の選択肢を「マイク」にすることで、オーディオ入力がマイクレベル対応の状態になります。


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ステレオ仕様マイクの接続

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ATEM Miniシリーズのオーディオ入力は、1、2共にステレオ仕様となっています。ここにステレオ仕様のマイクを接続すれば、1本のケーブルでステレオ音声での入力が行えます。まずは、電池を入れて駆動するタイプのステレオマイク、audio-technica AT9943を接続してみます。


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接続後、マイクのスイッチが入った状態で、入力のノブ(画像上方の円内)を操作して入力音量を設定すると、音声に反応して下方の円内にあるメーターが反応します。メーターをよく見ると、左と右で違う値を示すので、ステレオで入力されていることがわかります。

ATEM Miniシリーズは、一眼カメラなどミニジャック仕様のマイク入力から「プラグインパワー」の供給を受けて電池なしで動作できるタイプのマイクも利用可能です。上と同じaudio-technicaのプラグインパワー対応ステレオマイクAT9840を接続しチェックした所、十分な音量で録音できるのを確認しました。

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audio-technica AT9840

プラグインパワー対応モノラルマイクの接続


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プラグインパワー対応のマイクは、ピンマイク型、ハンドマイク型など様々なタイプが存在します。手元にあった、SONY ECM-PCV40(ハンドマイク)とZOOM LMF-1(ピンマイク)その他数機種で確認した所、どれも使用可能でした。プラグインパワーのマイクは相性による不具合が出る場合もあると言われますが、手元にある範囲では大丈夫でした。


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一方、別の形での問題が一点あります。上記に挙げたマイクはどれもモノラル仕様で(1人分の声を集中して録音するマイクはほとんどがモノラルです)、初期状態のままだとステレオの左側からしか音が聴こえません。


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そこで、モノラル仕様のマイクを使う際は、設定の「オーディオ分割」でマイクをつないだ入力名にチェックを入れます。


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すると、ミキサー上で該当する入力が「ステレオ」から「モノラルx2」に表示変更され、音声が入力されているチャンネルのパンが中央になっていれば、ちゃんとステレオの真ん中から聴こえるようになります。ただ、このままだと片方のチャンネルが全く使用されずちょっと勿体ないですね。

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そんな時は、ミニプラグ出力のステレオ左右を分岐するケーブルを使います(⬅️写真はHosa YMM-261)。よく似た形状で、ステレオの出力を2つに増やすケーブルも(どちらかと言えばこちらの方が)多いので、間違わないようご注意ください!

左右分岐した所に各々のマイクをつなぐと、
ちゃんとそれぞれ個別に動作します。

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ATEM Miniシリーズのマイク入力は、端子自体は2つですが、モノラルのマイクであればこの方法で4本までつなぐことができます。

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ダイナミックマイクの接続


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ライブハウスやイベントのステージ、レポーターのハンドマイクなどで多用される「ダイナミックマイク」も、XLR(キャノン)とミニプラグの変換ケーブルを使うことで、特に問題なく使うことができます。

ダイナミックマイクは周囲の雑音を拾いにくいため、マイクの近くで話す必要はあるものの、余計な音が入りすぎない安定した配信音声を得るのにとても有効です。

コンデンサーマイクの接続


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一方、ATEM Miniシリーズだけでは使えないのが、48Vの「ファンタム電源」を共有する必要がある「コンデンサーマイク(写真はaudio-technica AT4040。この機種の問題ということではなく、ほとんどのコンデンサーマイクで同様です)。

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コンデンサーマイクは繊細なサウンドが録れるので、ヴォーカルやナレーション等の収録では非常に多用されます。ATEM Miniで使うには、48Vファンタム電源の供給に対応したミキサーやマイクプリアンプなどを通して、ラインレベルの音声としてATEM Miniに入力します。


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この形態をとる際は、オーディオ>一般設定」で、外用する入力の設定を「ライン」に切り替えておきます。音楽プレイヤーやパソコン・ゲーム機の音声出力などを使う際も同様です。


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テレビや映画の収録でよく使われる「ガンマイク」もほとんどがファンタム電源を必要とするコンデンサーマイクですが、写真のSennheiser MKE600のように電池駆動できるタイプであれば、ATEM Miniに直結して使うことも可能です。

ワイヤレスマイクの接続

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ワイヤレスマイクは、レシーバー(受信機)の音声出力からATEM Miniの音声入力につなぐだけで結構です。レシーバーからの出力音量は、設定や機種によりマイクレベル、ラインレベル両方の場合があるので、接続時に音量を確認して適切な方を選びましょう。

カメラの音声入力を活用する

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ATEM Miniの音声専用入力は2つだけですが、カメラを接続するHDMIポートは、各々がステレオ音声を受信し、ミキサー内で混ぜることができます。カメラ本体のマイクの音が漫然と入るだけではほとんどの場合全く使えませんが、カメラのマイク入力にマイクを繋げば、ATEM Miniで同じようにミックスが可能です。


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カメラの機種によりますが、カメラのマイク入力がステレオの場合は、先述の方法で2本のマイクをつなぐことも可能です。検証に使ったPanasonic GH4は、ATEM Miniと同じようにプラグインパワーのマイクを2つ接続しての動作が可能でした。

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全てのチャンネルを分割してつかえば、ATEM Miniはなんと最大14チャンネルのオーディオミキサーとして使うことができます。この規模の単体ミキサーはほとんどがATEM Mini以上の本体サイズなので、上手く使うことで非常にコンパクト、かつ柔軟な音声システムを組むことが可能なのです。

次回は、各チャンネルに設けられたイコライザーやダイナミクスを使っての音質調整についてご紹介します。

unnamed大須賀淳 プロフィール

映像作家・音楽家

1975年生まれ、福島県出身
企業ビデオ等様々な映像・音楽コンテンツを制作すると同時に、書籍や雑誌での執筆、大学やeラーニング等での講師、製品デモなども数多く務める。
2014年、日本初のシンセサイザードキュメント映画「ナニワのシンセ界」を監督。近著は「ネット時代の動画活用講座」(玄光社)ほか。

Twitter:
https://twitter.com/jun_oosuga

YouTube:
https://www.youtube.com/c/studionekoyanagi

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記事内に掲載されている価格は 2021年6月15日 時点での価格となります。

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