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KAIRI SATO氏について
Rock oN : では、ここからKAIRI SATOさんにも合流していただきましたのでお話をお伺いしますね。KAIRI SATOさんのChilly Sourceでの担当についてお聞かせください。
KAIRI SATO : 映像ディレクターとVJをやっています。Tsubasa Dohiとfoolishは実写がメインなんですが、僕はグラフィックを動かしたり、それを実写映像に混ぜ込んだりするモーショングラフィックスをやっています。クリエイター系の大学に通ったのですが、そこで映像制作の技術に出会い、今の仕事に至っている感じです。
Rock oN : Chilly Sourceに加入した経緯をお聞かせください。
KAIRI SATO : 僕の先輩であるDJ Cecumさんが先にChilly Sourceに入っていて、誘われたのが加入した経緯です。
Rock oN : 学生の時から映像系の仕事に就きたいと思ってたんですか?
KAIRI SATO : 出版などのマスコミ系に進みたいと思いその大学を選んだんですが、色んなカリキュラムを取れる大学だったので、試しに映像を取ってみたらすごく面白くてどんどんのめり込んでいった感じでした。
僕はヒップホップが好きでそういう映像も作ってたので、Chilly Sourceはすごくかっこいい集団だなって思ってたんです。ChillySourceの中で、僕は楽曲MVも作ったりしますが、VJで関わることが多いです。
VJでは、お任せみたいな感じでフリースタイルで曲に合わせて映像を変える場合もあるし、アーティストのワンマンライブみたいにセットリストが決まってる場合は、予め映像を作り込んでいく場合もあります。
Rock oN : VJ機材は何をお使いですか?
KAIRI SATO : VJソフトのVDMX5をメインで使っていてます。
Tsubasa Dohi : KAIRIは考えてることが僕と違い、ユニークだなっていつも思うんです。パソコン上で色んなものを違う発想で作ることができるので、毎回、面白いなと見てますよ。
KAIRI SATO : 3D CGも作りますが、色々なものをミックスして偶発的に生まれる映像の面白さが結構好きなんです。
DJ KRO : 彼はChilly Sourceだけでなく、tsuchifumazuという2人のVJグループでも活動してます。僕のイメージだと、KAIRIはデジタルでビビットな色合いのものがすごく得意ですね。
Tsubasa Dohi : 実写で存在しなかった素材が、最後の仕上がりで出現してくるので、いつも楽しみなんです。「こうなるんだ!」みたいな感じで驚きます。
KAIRI SATO : あらかじめ絵コンテに何となく描くんですが、実際に映像に起こしてみると、やっぱり全然違ったた感じになることが多いです。予定と違うアイディアを思いつき、直前で変えたりすることもあります。もちろんクライアントさんに了承を得た上でやるんですけど。
Rock oN : KAIRIさんはBlackmagic Designの製品は扱ってらっしゃいますか?
KAIRI SATO : はい。実写映像を撮る時はPocket Cinema Camera 6Kを使っています。動画に特化してるし、すごくUIが分かりやすい。画面も大きいしタッチ感度もシームレスに使え、直感的に使いやすいのがいいなって思ってます。
Tsubasa Dohi : 合成する時も、6Kだからありがたいんじゃない?
KAIRI SATO : そうですね。広めに6Kで撮っておいて、後からズームしてもディテールを崩さずに合成できるので、余白を使うような演出ができます。
Chilly Sourceの今後について
Rock oN : 最後に、Chilly Sourceとして描いてる、これから先のことをお伺いしていいですか?
DJ KRO : 現在は、みんな個々で仕事をしてる状況もあり、特にはないんですが、DJ動画をずっと作り続けていて海外で見られる数がすごく増えるんです。今後は、より海外に向けてアプローチして僕らが作ってるクリエイティブを海外に広げたいですね。
Rock oN : こうやってお話を伺いながら皆さんをみてると、仲良さそうなチームですよね?
foolish : はい、年の差は少々あるんですが、先輩/後輩という感じはなくて友達に近い感覚ですね。
Tsubasa Dohi : いつも楽しさを重視してます。
DJ KRO : そうですね。ワイワイ楽しくやるのが一番だと思ってます。
記事内に掲載されている価格は 2024年5月2日 時点での価格となります。
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