製品レビュー、試聴からサポート情報、キャンペーンまで製品別にフォーカス。活用のヒントがここに集結。
コロナ時期のロックダウンにより、「スタジオに人を集められない」状況が発生しましたが、それをきっかけにしてエンジニアやアーティストがリモートでやり取りする必要が一気に高まり、高音質かつ低遅延で「セッションをリアルタイムに共有」できる LISTENTO に需要が集中しました。プロのエンジニア、ミキサー、作曲家、映画・ゲーム音楽制作チームなどが一斉に導入、また、一部海外メディアでは「パンデミック時代の必需品」と取り上げられ、知名度が急上昇しました。
今回、LISTENTO Appがバージョン3にアップデート。大幅に機能を追加し、さらにリモート音楽制作の可能性を広げる製品となっています。
コロナの時期は “リモート制作の標準ツール” として一気に広まった製品ですが、コロナ禍が収束した現在では、その存在意義が変化し、「移動コストを減らしつつ高音質でつながれる」便利な業界標準ツールという存在になっています。
まずは、LISTENTOで何ができるの?
バージョン3の新機能を紹介する前に、「LISTENTOで何ができるの?」と疑問を持っている方々に、Rock oNサイトで過去に紹介した記事を紹介します。全て、プロで活躍するみなさんが、実践的な使い方を紹介していますので、参考にしてみてください。
LISTENTO Appバージョン3の主な新機能
さて、ここから、LISTENTO Appバージョン3の主な新機能を紹介します。
1. 最大128チャンネルの同時送受信(Proプランの加入が必要)
大規模なオーケストラ録音やDolby Atmosなど、立体音響制作に対応可能
2. 最大4つのLISTENTOストリーム同時受信
異なるクライアントから複数のセッションを受信し、まとめて確認できる機能。
3. 同期再生可能なオーディオファイルプレイヤー(最大4ファイル)
WAV/MP3などの複数ミックスを比較検討したり、A/Bテストが直感的に可能
4. ローカルビデオファイルの同期再生
映像と音声を同期させ、音と映像の確認がリアルタイムで可能
5. トークバック/リッスンバック機能
送信者と受信者間で高音質ストリームを保ちつつ、会話のやり取りができる双方向コミュニケーション機能
6. 刷新されたユーザーインターフェース
UIが一新され、Transmitter(送信側)とReceiver(受信側)が明確に分かれ、操作性が大幅に向上
7. モニター・ミキサーおよびルーティング強化
送信/受信チャンネルをステレオやレベル調整しつつ、出力先を柔軟に指定可能。細かいリスニング制御が可能
8. ゲストパス機能(Proプラン)
サブスクリプションを持たないコラボレーターに3時間限定のアクセス権をメールで付与可能。アプリ/プラグイン/Web版すべてに対応
9. セキュリティとリスナー管理の強化
リスナー承認やパスワード保護、ランダムセッション名生成などにより、安全なストリーミング環境が整備
料金プラン(サブスクリプション方式)
Audiomoversは、LISTENTOを使うためのサブスクリプション(年額制)プランを提供しています。主なプランは以下です
月額プラン ¥2,200 (税込)
– – – –
年間プラン ¥16,500 (税込)
月額プラン ¥4,200 (税込)
– – – –
年間プラン ¥33,000 (税込)
お申し込みはこちらから
メディア・インテグレーション
https://www.minet.jp/brand/audiomovers/listento/
記事内に掲載されている価格は 2025年8月27日 時点での価格となります。
最新記事ピックアップ