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こんにちは!いやー寒くなってきましたね!冬は寒さよりも湿度が気になるオルタネイト福山です。
唇が乾燥してると寝られないタイプなので、家では常に加湿器をMAXで動かしているのですが、毎回水を入れるのが面倒で朝起きたら止まってる!ということが最近の悩みです。
さてさて、今回ご紹介したいのは、最近注目を集めている”FUSION”です。デモ機をお借りできましたので早速サウンドチェックしてみました!
現在の楽曲制作では、DAW内部で完結する制作作業においても、最終の仕上げを含めアナログアウトボードで仕上げ調整をすることで、楽曲にさらなる深みやプラスアルファのサウンド効果を付加することが定着してきています。
アウトボードによって個性やキャラクターがあり、イメージによって機材を選択していくということになりますが、FUSIONのサウンドはどのようなものか!一緒にチェックしてみてください。
感想
操作してみて最初に感じたのが、各エフェクト効果の大小やかかり具合、設定ポイントが絶妙でサウンドメイクがしやすいと思いました。
DRIVEについてもEQにしても、元のサウンドに対して、そうだよね!そう来て欲しい!というような絶妙なかかり具合です。
また歪み量やGain upなどについても、思いっきり上げ下げしても許容範囲に収まっているので感覚的にどしどしEDITしていけますね。
おすすめ使用例
1 2MIXの最終仕上げ
ステレオMIX素材に対して、最終仕上げに使用するのが最もスタンダードと言えると思います。
2 パート単体のダイナミクス&空間イメージ調整
ステレオイメージをコントロールできるので、単体のシンセパッドや、ピアノパート、リズムパートなどステレオでの単独トラックにおいてもプラグインとは違った仕上がりを狙えます。
3 ライブ収録素材の調整
M/Sモードにすることで、ステレオイメージをM/Sにて調整できます。
センターに位置するボーカルなどと他のパートとのバランス調整を感覚的に行うこともできます!
製品概要
新設計の5つのアナログツール
Fusionは新たに設計された5つのアナログツールで構成されています。
ヴィンテージドライブ
ノンリニアなハーモニクス回路でミックスに歪みを加え、力強くまとめることができます。
ドライブとデンシティーのコントロールは響きの飽和とアナログ回路がオーバーロードする事で起きるソフトコンプレッションとの相関を制御し、飽和感の解消からハードなディストーションの付加までをサウンドメイクできます。
SSL ヴァイオレットEQ
位相の変化を最小限に抑えた 2バンドのシェルビングEQです。
SSLの新しいEQは25年以上に渡るSSL伝統の音楽的で直感的な周波数域とレスポンスカーブから、ローエンドのウェイトとハイエンドの輝きをクイックにコントロールできるように作られました。ハイとローの周波数は4つのポイントと±9dBのアッテネーションを装備しています。
HF コンプレッサー
アナログ領域で高い周波数の音をコンプレッションします。
このコンプレッサーは高域成分にしか影響せず、スムーズかつクリアに高周波の荒れを減衰させ、不安定な高周波帯域をアナログテープのようなロールオフで生き生きとさせます。
サイドシグナルを操作できる真正のアナログ・ミッドサイド回路です。
ステレオのフィールドの拡張と空間操作を実現します。
専用設計のSSLトランス回路は繊細な低周波域の彩度を高周波域の位相シフトと同時にもたらします。
低域を厚くし高域を輝かせることができます。
SSL
http://www.solid-state-logic.co.jp/music/fusion/index.html
Writer.オルタネイト福山
記事内に掲載されている価格は 2019年1月21日 時点での価格となります。
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