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「True-Fi」とは
スピーカーキャリブレーションソフトウェアの大手SonarWorksが手がける「True-Fi」をご存知でしょうか。みなさんが作られている音楽がリスナーに渡るとき、その音響特性はリスナーのモニター環境によって大きく左右されますよね。これまでクリエイター向けにはよりフラットな環境でモニターを行うために、キャリブレーションソフトが多く出ていましたが、リスナー側にはそのようなソフトウェアはありませんでした。
SonarWorksはその点に着目し、リスナー側にもキャリブレーションソフトを提供し、クリエーター側と同じキャリブレーション補正が行われた環境に置くことで、その差を無くそうと取り組んでいます。そのソフトウェアこそが、今回ご紹介するヘッドホン専用オーディオキャリブレーションソフト「True-Fi」になります。
今なら無償でヘッドホンキャリブレーションが試せる!
「True-Fi」はまだ発足したばかりの製品ということもあり、これまでデスクトップ向けのアプリケーションのみでしたが、今年に入りスマートフォン向けアプリのEarly Accessが始まりました。つまり、SonarWorksの272種類に及ぶヘッドホンキャリブレーションが外でも使用することができるようになったのです。
SonarWorks「Reference」シリーズを既に使用されている方ならご存知かと思いますが、SonarWorksは他社と大きく違う点として、ヘッドホンのキャリブレーションにも注力していることが挙げられます。
これは実際に聞かないとなかなか分からないのですが、モニタースピーカーで聞いてもヘッドホンで聞いても、音色が全く同じに聞こえるんです。さすがに定位感は異なってきますが、帯域処理などにはかなり重宝されるのではないでしょうか。
また、現在対応しているヘッドホンはなんと289種類。流行りのノイズキャンセリングヘッドホンなど、リスナー側のトレンド製品もしっかり取り入れています。
■現在対応しているヘッドホン一覧はこちら
https://www.sonarworks.com/truefi/headphones
実際に試してみる
「True-Fi」の使用方法は極めて簡単。年齢・性別・ヘッドホンの種類を選択するだけです。これだけで外でも適切なリスニング環境が整ってしまいます。
あとはSpotifyもしくは、スマートフォンのローカルフォルダから好きな音楽を再生してみましょう。
※現時点ではAppleMusicには対応していません。
再生中にキャリブレーションのON・OFFを切り替えるとさらに違いが実感できるかと思います。
この「True-Fi」。今後は有償化される予定ではありますが、今ならEaryAccessということで無償で利用することが可能です!
無償ダウンロードはこちら!
https://www.sonarworks.com/truefi/early-access
ぜひこの機会にSonarworksのヘッドホンキャリブレーション技術を体感してみてはいかがでしょうか。
当店ではSonarworksのクリエーター向けオーディオキャリブレーションソフト「Reference」シリーズを取り扱っています。
ヘッドホンキャリブレーションについては同じ技術が使用されていますが、AU/AAX/RTAS/VSTの各種プラグイン形式に対応しているため、DAWの製作環境でも同様のリスニング環境を再現することが可能です。
Sonarworks
https://www.sonarworks.com/truefi
Writer.Mizukoshi
記事内に掲載されている価格は 2019年2月7日 時点での価格となります。
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