Wavesプラグインの中で異彩を放つ即戦力シンセサイザー3製品 !!!

Wavesといえば業界で知らない人はいない、エフェクトプラグインのパイオニアとして君臨しています。長年にわたるプラグイン開発を通じて、プラグインの目的に最も適したインターフェイスを送り出してきた経験の蓄積は、同社が送り出すソフトウェア・シンセサイザーにも受け継がれています。現在3種類のソフトシンセがラインナップしており、秀逸なプリセットやシンプルな操作で、望んだサウンドを奏でてくれます。今回は数ある Waves プラグインの中でも異彩を放つ即戦力シンセサイザー3製品をご紹介します!
Codex Wavetable Synth:ウェーブテーブル・シンセサイザー
ハードウェアの質感を目指したソフトウェアシンセサイザー
Waves Codexは、グラニュラー・ウェーブテーブル・シンセシス・エンジンを基本とする最先端のポリフォニック・シンセサイザーで、Wavesのバーチャル・ボルテージ・テクノロジーを採用、VCF、VCA などを搭載する実際のハードウェアシンセと同様の感覚で操作することができる、ウェーブテーブル・シンセサイザーです。温かみのあるアコースティックなサウンドから、アナログシンセのエミュレーションまで、全く新しい、かつてなく複雑に展開された音色の表現が可能なCodexは、無限の音作りの可能性を秘めています。
主な特徴
- Waves独自のバーチャル・ボルテージ・テクノロジーを採用
- ウェーブテーブルをスキャニングして、直感的に操作が可能なオシレーター
- 高機能モジュレーション・マトリックス
- フォルマント調整機能 – サウンドのレゾナンスをダイレクトにコントロール
- ウェーブテーブル(サンプル)のインポートが可能
- アルペジエーター/16ステップ・シーケンサー
- コーラス、ディレイ、リバーブ、ディストーション、ビット・クラッシャーのエフェクトを内蔵
- ウェーブテーブルにロードされた波形のダイナミックな視覚表示
- プラグインとしてはもちろん、スタンドアローンでも動作
自在にコントロールできるウェーブテーブル
Codexには、あらかじめ数百以上のサウンド・プリセットが用意されていますが、自分のオーディオ素材をインポート、ウェーブ・テーブルとして使い、あなた好みにエディットすることができます。最新のフォルマント調整機能も内蔵し、オリジナルの信号にあるレゾナンスのキャラクターを失わずに、直接レゾナンスをコントロールすることができます。Codexは高解像度のFFTによる自動補完技術を採用しているので、ウェーブ・テーブルをスイープしたときのモーフィングも非常にスムースです。
必要なパラメータが一つの画面に集約されたインターフェース
アナログ減算方式のシンセサイザーの構成は直感的なレイアウトで配置され、すでにあるプリセットを簡単にカスタマイズしたり、完全にオリジナルのパッチを作り上げることもできます。1つの画面にすべてが表示されたわかりやすいGUIのおかげで、すべてのパラメーターに瞬時にアクセス可能、パッチの全容を常に把握できるので煩雑な操作は必要なく、音作りの作業に集中することができます。
WavesCodex Wavetable Synth
¥5,610
Element 2.0:アナログモデリング・シンセサイザー
ザラリとした質感と太さを追求したアナログ・モデリングシンセ
改良されたVirtual Voltageテクノロジーによるモデリング・エンジンを搭載するElement 2.0では、より高解像度のオシレータ、エンベロープ、レイテンシーのないフィルターセクションを実現、シーケンサー機能の強化、多数のプリセットも追加されました。 ボタン一つで、素早くV1エンジンへ切り替えることも可能です。
Element 2.0は、 Virtual Voltage™ テクノロジーによる、太くザラリとした手触りを持つアナログ・クラシック・サウンドを備えています。Wavesが培ってきた精密かつ柔軟性を持つモダン・シンセの操作性。Element 2.0はその両方を備える、アナログ・スタイルのポリフォニック・インストゥルメントです。
主な特徴
- 高解像度のオシレータおよびアナログ・エンベロープをモデリング
- 遅延0のフィードバックを持つフィルターセクション
- Element 1と2のモードを切り替え可能
- 16ステップ・アルペジエイター/シーケンサーにHoldおよびRetriggerモードを追加、モジュレーションソースとしても使用可能
- Virtual Voltage™テクノロジーによるシンセ・エンジン
- 内蔵エフェクト搭載:コーラス、ディレイ、リバーブ、ディストーション、ビットクラッシャー
Element 2.0には様々な機能が搭載されています。シンセサイザーの基本要素に加え、内蔵エフェクト、16ステップのアルペジエイター/シーケンサー、MIDIラーンによるコントロール、膨大な数のプリセット。すべてが整然とレイアウトされ、スクロールやページ変更の必要もありません。 燃えるようなリードサウンド、唸りをあげるベース、神秘的なパッドからエレクトロ・パーカッション、躍動感溢れるシーケンスからエフェクティブなサウンドまで、Elementにすべてお任せください。
Elementの舞台裏~Yoad Nevoからのコメント
ロンドンをベースにAirやGoldfrapp、Pet Shop Boysなどのアーティストを手がけるプロデューサー/エンジニア、Yoad Nevoは長きにわたりWaves製品の開発に関わり、Elementの製作においては大きな役割を担いました。「僕が手がける作品で、シンセサイザーの占める割合はとても大きい。もちろんアナログ・シンセもかなりの数を使ってきているけど、それでも新しいクールなバーチャル・インストゥルメントにはいつも心が踊る。Wavesが新しいシンセサイザーを1から製作すると決定したとき、必ず備えるべき要素を注意深く確認していった。簡単で使いやすいシンセでなくてはいけない、だからすべての基礎となる減算方式のシンセ・エンジンからスタートした。そしてエンジンを改良し、機能を加え、成熟したシンセサイザーへと育てていったんだ。 Elementはファットで、即戦力になるサウンドを提供してくれる。でも僕がほぼすべてのプリセットを作るときに利用した、非常に優れたエディット機能も搭載している。そして重要なのは、こうした機能が1つのページに収められているということだ。ステップシーケンサー、モジュレーション・マトリクス、エフェクト、全部だ。プリセットから選んでもいいし、一から自分で作ってもいい。Elementのサウンドには、きっとみんなが満足してくれるはずだ」
WavesElement 2.0 Virtual Analog Synth
¥5,610
Flow Motion FM Synth:ハイブリッドFMシンセサイザー
FMシンセは、もう難しいものではありません
沈み込むようなベースから、叫ぶような鋭いリード、豊潤なパッドやめくるめくエフェクトを生み出すハイブリッドFMシンセの登場です。直感的なグラフィカル・インターフェイス、革新的な16ステップ・スナップショット・シーケンサーと1000を超えるプリセット。FMシンセシスをもっと演奏できる、身近な存在に。
主な特徴
- FM・減算方式シンセシスを組み合わせたハイブリッドFMシンセ
- 直感的なグラフィック、FMモジュレーション・マトリックスが常に視覚的なフィードバックを提供
- 1000+を超える強力なプリセット・ライブラリ、アーティストによるエクスクルーシブなプリセットも
- 4つの高解像オシレーター搭載
- 4つのフレキシブルなLFOおよびエンベロープ・モジュレーター
- 16ステップ・スナップショット・シーケンサー:パッチごとに16個のリコール可能なスナップショットを作成・シーケンス
- 16ステップ・ノート・シーケンサー/アルペジエイター
- 先進のスタジオ・クオリティFXを内蔵
- スタンドアローン・インストゥルメント、プラグイン対応、スタジオ、ライブで使用可能
- NKS対応(NI Komplete Kontrol、Maschine)
Flow Motionは、FM(周波数モジュレーション)とアナログ・スタイルの減算方式シンセシス双方の最良の要素を組み合わせた、パワフルなインストゥルメントです。
Flowスクリーン:FMシンセシスをより手軽に使用するためのユニークなデザインとグラフィックを採用し、個別の波形とパン・コントローラーを備えた4つのパワフルなモノ/ポリフォニック・オシレーターと、それを繋ぐFMモジュレーション・マトリックスで構成されています。オシレーター間のアサインも簡単に変更でき、4つの独立したフローティングLFO/エンベロープ・モジュレーターもドラッグ・アンド・ドロップするだけの、直感的な操作で使うことができます。
Motionスクリーン:フィルターやアンプ、EQ、FXなどの『伝統的な』減算方式のコントローラーが配置され、強力かつ柔軟なコントロールを提供します。16ステップ・スナップショット・シーケンサーは、16個の異なるシンセおよびスイッチ設定を簡単にかつリアルタイムにキャプチャー します。これら16のスナップショットはパッチごとにリコールすることができ、あっと驚くようなシーケンスをフローにそって素早く、その場で創り出すことが可能です。
WavesFlow Motion FM Synth
¥5,610
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