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29
Jan.2014
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NAMM2014で大きな反響を呼び、既に当店でも大人気のApollo Twinの実機レビューをお届け!

NAMM2014で大きな反響を呼んだ、Universal Audio Apollo Twinが登場!スタッフPD安田がUADプラグインを活用して、制作の方にお勧めの使用方法を紹介!次世代に向けたサンダーボルトインターフェースを是非この機会導入しちゃいましょう!

新しく登場したApollo Twin のマイクプリにはApollo 16/Quad/DUOと同じマイクプリが用意されており、コンパクトにも関わらず2chのXLR入力と、4系統のOut Putが搭載されています。

これらの機能に加えてさらに10Gbpsの転送速度でやりとり可能なサンダーボルト端子が搭載され、仕様だけ見ても次世代に向けた新しい時代を呼び起こすインターフェースとなっています。

またUAD Apolloシリーズはアナログアウトボードを高精度で忠実に再現されたUADプラグインをインターフェース上にインサートする事ができ、まるでスタジオ録音の様にボーカル、アコギにコンプやEQを掛けて録る事が出来ます。

しかし、注目すべきポイントはこれらの新機能だけではありません。

注目すべき最大のポイントが、「Unisonテクノロジー」というこれまで存在していなかった”マイクプリのプラグイン”の登場です!

これはずばりApollo Twinのマイクプリ自体が、様々なアナログマイクプリをエミュレートできるという事になります。
PD安田がUADプラグインと新プラグイン使ってボーカル、アコギ、エレキギター各3つのを使用方法を紹介して行きます!

UA610 Bとスタジオ定番1176を使って、まとまりのあるボーカル収録を!

ボーカルではまず新登場のUA-610 Bをインサートします。このインサートは各コンソールの上部にある「PREAMP」をONにする事で、マイクプリをインサートする事が出来ます。

この「UA610-B」はUniversal AudioでおなじみにのSOLO 610LA-610のマイクプリをシミュレートしたプラグインとなっており、マイクのゲインをコントロールするだけではなく、610特有のEQ機能も搭載しています。

さらにインプットのインピーダンスを2.0KΩまたは500Ωに切り替える事が可能になるので、マイクに合わせた入出力をコントロールする事が可能になります。

例えばノイマンのU87Aiなどを接続する時は500Ωに合わせます。後は適切なプリアンプのレベルとアウトプットのレベルをそれぞれ調整する事で、簡単にアナログのアウトボードを通した様なサウンドで収録する事が可能になります。

このアナログを通したサウンドで、十分な効果が得られますが、ここはやはりインサート部分に定番の1176をインサートさせて、610B側では3分の2くらいにとどめておき、1176でちょっとアウトプットをプッシュしてあげると、まとまり感のあるボーカルサウンドを得る事が可能となります。

もちろんインサート部分に関しては、右上のEFFECTS INSERTの「REC」と「MON」を切り替える事によって、コンプを掛けて録る、またはモニターには掛けて、録音では掛けないと言った使い方が出来るので、録音してから後でじっくりサウンドの調整をする事も可能となります。

プリを通してコンプを掛けたら、次はEQで音の欲しい帯域を調整するかと思いますが、ここではUADプラグイン「NEVE 1073」を使用します。

最初から付属しているプラグインでは無く、後にUADのオンラインショップで購入するなどする必要がありますが、このプラグインの再現度と、NEVEという安心感でよりいっそうボーカルに息づかいや抜けのあるサウンドを調整する事が可能になります。

見た目どおり、かなりシンプルな3Band-EQなので、高域の10KHz前後を調整すれば空気感のコントロールする事が出来ます。これは是非手に入れたいプラグインです!

アコギでソロからバンドでの存在感を際立たせる

アコギもボーカルと同じようにUA610Bを使用します。そして基本的にはTUBE PREAMP側を0に設定し、LEVERのツマミを調整すれば、比較的クリアなサウンドで収録できますが、TUBE PREAMPを+の方向にして、またレベルも上げめに設定し、アウトプットを下げる事で、TUBEの歪み感を再現する事が出来ます。

あまり上げすぎるとバンド内で埋もれてしまいがちなので、軽く上げめでアウトプットを適切なレベルに調整します。

こうする事によって、コードで弾いた時にドライブ感を加える事が出来るので、特にアコギソロや、デュオなどのバッキングで存在感を出す事が可能になります。

またUADプラグインの1176を使用して、レベルを調整すれば、ピックでスクラッチしているような、パーカッシブサウンドもコントロールする事が出来ます。

次にEQのプラグインはUADで初めから搭載されているAnalog ClassicsのEQP-1Aを使用します。
このプラグインは低域と高域の2Band-EQ構成で、さらにアッテネーターとブーストで調整すると言った、すこし変わったEQとなっています。

しかし、この絶妙なコントロールによって、低域を締まらせながらも、しっかり必要な部分だけを残したり、また高域も同じように調整する事で、アコギのピッキング感を出す事が出来ます。

この簡単な組み合わせだけで、マイクを使用したボーカルやアコギはこれまで使っていたインターフェースとは違い、深く入り込んだ音作りから、マイクの種類や位置等の音に対する意識も向上する事が出来ますので、是非良いサウンドを突き詰めてください。

激しいディストーションサウンドからクリーンサウンドをコントロール

エレキギターを直接インターフェースに接続する際は本体の前のHi-Z端子が用意されているので、この端子に接続します。

そしてここでもプリアンプではUA610Bをインサートして、今度はTUBE PREAMPのゲインを上げめにし、TUBE感を足していきます。

エレキの場合はSoftubeのAmp Room Essentialsが新しく用意されているので、このプラグインを使用しない手はありません!

Amp Room Essentialsでは、ギターシミュレータープラグインとなっており、マーシャルのギターアンプの様に、ゲインやトーンをコントロールする事が可能です。

ここで激しい歪みのサウンドから、クリーンなサウンドの音作りをしたら、今度はLA-2A Classic Audio Levelerの登場です。

もちろん1176を使用しても全く問題がありませんが、LA-2Aでリダクションつまみをコントロールするだけで、コンプ感を調整する事が出来るので、歪みサウンドの場合はあまり深く掛けなくても良いですが、クリーンサウンドでコーラスを掛けたり、バッキングの存在を引き立たせる時に重要なプラグインになります。

音にまとまり感が出たら、EQでLow Cutをすれば、バンドで音圧感のあるギターサウンドを演出できるので、是非試して頂きたいプラグインです!

Apollo Twinの付属しているプラグインを中心に使用方法を紹介していましたが、UADプラグインでは、その他にもLexicon や、APIなど様々なアナログボードをシミュレートしたプラグインが登場しています。

まだまだ紹介しきれていないプラグインもたくさんありますが、それは是非Apollo Twinを導入して、UADプラグインを追加で拡張し活用して下さい!


制作現場において最も重要なのはやはり良い演奏を良いサウンドで制作できる環境にあります。UADでは、複数アウトボードを用意しなくても、理想の録音システムを構築する事が出来ます。

ボーカリストからギタリスト、ベーシストの方で自身のサウンドをこういう風に仕上げたい、録り音にこだわりたい方に是非この機会にApollo Twinの新時代インターフェースの導入を検討してください!

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Winter NAMM 2014ショーレポート!「Universal Audio Apollo Twin」のショーレポート記事はコチラ!

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    記事内に掲載されている価格は 2014年1月29日 時点での価格となります。

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