デジタル全盛の今の時代となっても、やはりAES SHOWの中心はコンソール。音を扱う人間にとっては、非常に重要なものと認識されているのがこのブースの盛り上がりからも感じられます。ラージフォーマットのアナログコンソールで時代を築いたSSLは、Danteを全面的に採用し、そのシグナルバックボーンにNetwork Audioを積極的に採用しています。
AESで発表となった新製品がこちら。白くなったNucleus。色が変わっただけではありません。こちられっきとした新製品Nucleus2です!!このサイズの製品ながらDanteを搭載。これまでとは違った提案が多く含まれたプロダクトとなっています。元々、Nucleusは2chのSuperAnalogue MicPreに高品位なモニターセクションを備え、16chのDAWリモート用のフェーダーとともに、DAWに欠かせないパーツの集合体として登場しています。USB端子も備え、Audio Interfaceとしての機能ももっていました。それがNucleus2となったことでNetwork Audioに対応。シグナルのNetwork化により、作業環境のエンドポイントとして新しい活躍の場を得ています。共有作業を行う際にこのようなモニターセクションをもった製品は街のざまれていたのではないでしょうか?
白い筐体はSSLの製品として新鮮さを覚えます。また、センターに書かれたDanteのロゴ。SSLの未来の姿を感じさせますね。
もちろん、AWS,DualityといったMusic Production向けの製品もずらりと展示。Delta CTRLによりDAWとの密な連携が行えるようになっているのは、皆様も御存知の通り。SSLの持つハイエンドアナログ回路設計を、DAWからオートメーションできるという夢のような製品。
全てのアナログコンソールにdeltaのロゴが入っています。SSLとしてのDAW時代の制作ワークフローの提案がココには詰まっています。DAWの利便性とアナログコンソールの音質の両立がココにはあります。
もちろん、純アナログ製品も忘れてはいません。500シリーズ互換モジュールを積極的にリリースし、その筐体となるXL deskもあります。Rock oN店頭で目にされた方も多いのではないでしょうか。やはりSSLのコンソールは良いですよ!!
最後は、近年力を入れているライブ向けの製品Lシリーズのコンソール。その音質から世界中で高い評価を得ているコンソールの一つ。こちらもやはりDanteをつかったNetwork Audioへの対応済み。これまでに培った安定のMADIを軸にNetwork Audioとの融合がシステムアップ時に大きな魅力となることでしょう。
Writer : Yosuke
記事内に掲載されている価格は 2016年10月1日 時点での価格となります。
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