本サイトでの Cookie の使用について

閉じるボタン
head-love Created with Sketch. CREATOR
NAMM 2016

制作機材の最新動向がここに。現地アナハイムからの熱狂レポート、会場の空気を切り取る動画レポートも多数!

22
Jan.2016
REPORT

NAMM 2016 : Manley Lab

Namm2016_1Day_A_156

シンセ業界が強力な新製品をリリースするNAMM会場。アウトボードも負けてはいません!Manleyから最新のダイナミクスプロセッサーが2機種登場!すでに伝説とも言える銘機Variabl Muの血統を受け継ぐNu Muと、LegacyなElectro-Optical回路を搭載したELOP+が発表されています。

Vice PresidentのZia Faruqi氏にお話を聞くことが出来ましたので動画でご確認下さい。

Namm2016_1Day_A_160

Nu MuはフロントエンドはVariabl Muのオプションとして高い人気を持つT-BAR MODでの搭載。これは真空管が5670から6BA6に変更され、Fairchildに搭載されていた6386に近いニュアンスを持つことに成功しています。JJ(真空管製造メーカーです)から6386は再生産されているものの、オリジナルにより近づけるためManleyとしての選択は6BA6だったということ。
コンプレッションの回路は新しく設計されたHIPと呼ばれる回路が搭載されています。この回路は、音楽の持つトランジェントを殺すこと無く、微細な音量のニュアンスを引き出すことに成功しているということ。マスタリングでの採用が多かったVariable Muの良さを引継ぎ、より微細なニュアンスを引き出すことの出来るダイナミクスプロセッサーの登場です!!早くそのサウンドを確認したい一台ですね。

unspecified-1

もう一台のELOP+はManleyのELOPの後継機。teletronixのLA-2A、LA-3A、LA-4AというElectro-Optical回路によるゲインリダクションを行う機器をモデルに開発された一台。特にLA-2Aをターゲットとしています。今回登場のELOP+はGAINとReductionの2つのパラメーターでコントロールするという点はそのままですが、Limit(10:1)とCompression(3:1)の切替が追加されています。そしてSide Chainに対してのHi Passというオリジナルにはない使い勝手を向上する機能はそのままに、サウンドバリエーションを向上させる正常進化といえると思います。

Namm2016_1Day_A_163

Namm2016_1Day_A_164

記事内に掲載されている価格は 2016年1月22日 時点での価格となります。

最新記事ピックアップ

NAMM2025 : TOPPING Professional
中国の広州に本社があるオーディオ機器メーカーTOPPING。元々はリスニングオーディオの分野で高い技術力と開発実績を持っており、世界中から高い評価を得ているメーカーです。その約17年に渡る実績を経て、満を持して音楽制作関 [……
NAMM Show 2025 : Report!!!!!!!!
NAMM Show 2025 行ってきます!!! ReporterMorimoto ReporterSato Shota 怒涛の新製品ラッシュで盛り上がりを見せるNAMM Showがついに開催!今年はプロオーディオに精通 [……
NAMM2025 : MUSICUS
ありそうでなかったロフトベッド+防音室の組み合わせを発見! これは韓国発MUSICUSから発売されている、ロフトベッドの柱に沿って壁や天井に吸音材、遮音材を貼り付けるタイプの防音室です。 本製品は居住スペースの限られてる [……
NAMM2025:MNTRA
GPU処理で5次アンビソニックスまで対応のリバーブ!?MNTRAリビングスカイ登場! みなさんはNAMM2023で話題になったGPU Audioをご存知ですか?GPU Audioは、WindowsPCの外付けGPUやAp [……
NAMM2025 : Solid State Logic
SSLから新製品2種登場!さらにHarrisonからチャンネルストリップが登場! Solid State Logicブースには見慣れた製品が多く並ぶ中、新製品の展示もされておりました。 SSL 18は既存のSSL社のオー [……
NAMM2025 : Audiomovers
Audiomoversブースでは、現在開発中の OMNIBUS Windows版 のデモが行われていました。 これまで「Mac専用バーチャルパッチベイ」として、アプリケーション間とハードウェア入出力間でオーディオ信号を自 [……
NAMM2025 : BLACK LION AUDIO
BLACK LION AUDIOのブースでは、希少なハードウェアコンプを再現したLevel-Locや、48ポイントのTRSパッチベイPBR TRS³ LITをはじめとしたパッチベイ群が展示されていました。Level-Lo [……
NAMM2025 Adamson
1983年にカナダで設立されたメーカーAdamsonのブースでは、モニタースピーカーの新製品、MG10を展示! MG10は完全自己駆動の高性能デュアル10インチモニターラウドスピーカーです。 このMシリーズは重量やフット [……
NAMM2025 : AMS Neve
AMS Neve新製品88Cの詳細を特別インタビュー! AMS Neveからフラッグシップコンソールである88RSのチャンネルセクションにしようされているコンプレッサーを抜き取ったアウトボード88Cが登場です。 会場内で [……
NAMM2025 : KARNO
次世代のアナログプロセッサーSepiaを発見! 会場内にてドリンクバーのボタンのような展示を見つけ立ち寄ったところなかなか面白いデバイスを発見しました。 Sepiaはファミコンのカセットのようなものが1Uラックに6個刺さ [……
NAMM2025 : Focal
Focalからラージサイズのスタジオモニターが初登場! Focal Professionalから初のラージスピーカーが登場しました。 その昔KRKなどのラージサイズのユニットを製造するところからスタートしたFocal P [……
NAMM2025 ROLI
ROLIから新製品”Piano”が登場! コロナ前に日本でも販売されていたROLIから革新的な製品が登場です。 Airwaveという2個の赤外線カメラを搭載したハンドトラッキングデバイスと組み合わせることで、鍵盤から手を [……
Copyright © Media Integration, Inc. Rock oN Company