シンセ界のカリスマAXEL HARTMANNデザインの超強力シンセが登場!!
musikmesse開始直前に画像が出回った噂のシンセ「QUANTUM」ありました。QUANTUMは8ボイスのハイブリッドシンセ。何がハイブリッドかと言うと3つのデジタルオシレーターとデュアルアナログフィルターのハイブッドです。
大型タッチディスプレイを正面に配置し、シックなカラーリングと文字が光るボタンは「QUANTUM」というメーミングも相まってバリバリにSFを感じさせます。
オシレーターからしてすでにワクワクが止まりません。ソースは①Wavetable②Waveform③Particle④Resonatorという4つカテゴリーからチョイスします。Wavetableはもう説明不要ですね。②のwaveformはノコギリ波などのいわゆる基本波形になり、アナログのエミュレーションになります。③のParticleは何やら聞きなれない名前ですが、ユーザーサンプルの読み出しになります(やった!)背面にSDカードスロットがあり、現時点ではそこから任意のサンプルをロードできるとのこと。これで一気にサウンドの幅が広がりますね。
④のResonatorはバンドパスフィルターが絡んだサウンドのようでベルの音などが得意とのこと。FMともまた違うようです。
そしてエディットできるパラメーターも非常に独特な名前が付いており、「Spectrum」や「Travel」などHARTMNNのこだわりが随所にみられます。
中央部のディスプレイはタッチディスプレイです。タッチ操作と画面横としたのユーティリティーツマミでかなり快適に作業できます。ツマミとして出ているLFOは三つですが、実際は6個搭載されており、鬼のようなモジュレーションルーティングが可能とのこと。(スロット数は開発中のため教えてくれませんでした。)
そしてモジュレーションのソースとディスティネーションの仕方も簡単で、MOD」というボタンがあり、そこを押してから任意のツマミを触れることでアサインできます。ディスティネーションは連続でアサインできるようで、非常に便利そうです。
また、USB接続で豊富なツマミを生かしたMIDIコントローラにもなるとのこと。ということは外部からもおそらくMIDI複雑なパラメーターをコントロールできることでしょう。
発売は年内を目指しており、価格は3500ユーロ程度とのこと。これは楽しみですね。
そしてこちらは同じくAXEL HARTMANNによる渾身の完全限定受注生産のデジタルシンセ「20」。
中身はWaldorfの技術をふんだんに使ったフルデジタル使用、そしてボディやツマミはアルミ製。流れるようなパネルデザインはSledgeに非常に似ています。
さらに驚くべきことに出力段はSPL製とのこと。名前の通り20台限定で完全受注生産。カラーは展示されていたブラックの他にシルバーがあり、そちらも20台なので合計40台のようです。価格は2万ユーロ。オーダー時に半分支払い、完成時に残りを支払う方式だそうです。誰かぜひチャレンジを!
Waldorfブースにはその他zarenbourgやKB37などが展示されていました!
記事内に掲載されている価格は 2017年4月6日 時点での価格となります。
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