NAMM 2017直前!FOSTEX公式WEBサイトでティザー広告が公開されています。
ティザーの画像に写っているものは、1999年から発売されたリファレンスモニタースピーカーNFシリーズのウーファーユニットに酷似しています。「new beginnings」「small reference」というメッセージから、小型モニタースピーカーの登場を示唆しているのでしょうか。
黄色いペーパーウーファーといえば…
黄色い星型凹凸が特徴の紙製ウーファー。といえばFOSTEX NFシリーズが思い出されます。国内だけでも累計販売台数15,000台以上という、驚異のセールスを叩きだした超人気スピーカーシリーズ。エンジニアを始め数多くのアーティストが使っていることで知られていますね。
2000年に発売されたNF-1A(Aはアクティブの意味)は、「HPダイアフラム」16cmウーファーと、40kHzまで伸びるUFLC振動板ソフトドーム・ツィーターをによる高速なレスポンスが特徴で、ブーミーで迫力重視の低域をウリにする製品も多い中、ナチュラルな低域と明るい音像で好評を得ました。
当時、このサイズのパワードスピーカーとしてはライバル機が少ない価格帯であったこともあり、コストパフォーマンスの高さからも話題に。今ほど市場が大きくなかった自宅制作派のアーティストからも、ファーストチョイスのニアフィールドモニターとして選ばれていました。(※販売価格:ペア ¥179,600 税抜)
そのサウンドと人気を継承する形で2002年にデビューしたNF-01Aは、ウーファーを13cmにコンパクト化。NFシリーズの特徴である、「見える低域サウンド」は、あまり大きな音を出せる環境にないホームスタジオクリエイターにヒット。またこれも非常に高いコストパフォーマンスで、DAWを中心とした制作の普及に貢献したといっても過言ではないでしょう(※販売価格:ペア ¥99,600 税抜)。今では当たり前な「プロが本気で使えるコンパクトリファレンス」のはしりだったような気がします。
真相はいかに!?
定かではありませんが、ライバルメーカーもコンパクトスピーカーを多数リリースしている中、FOSTEXには国産メーカーとしての知恵と誇りを見せて欲しいところ。詳細がわかり次第、続報をお伝えしますので、どうぞお楽しみに!
FOSTEX
http://www.fostex.jp/
記事内に掲載されている価格は 2017年1月18日 時点での価格となります。
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