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SUPERBOOTH16に出店するVIDEOVOXはPCに読み込んだ画像/動画から音を生成するソフトシンセ。偶発的な音を狙うにはもってこいな音源です。
これがVIDEOBOXのGUIです。
画像/動画を読み込ませ、その中で音へ反映したいゾーンを青や赤の四角でくくります。するとその範囲が独自のアルゴリズムによって音声へと変換されます。ユーザーはその音にLFOをやトリガーEGでモジュレーションを加えて音に動きを与えることができます。
映像>音声のアルゴリズムはシンプルなものです。作者自らが内容を公開してくれています。
四角い範囲の画像をシルエット化してグレイスケールに変換。それを波形に置き換えてループ再生ということのようです。ではその音を聞いてみましょう。
アルゴリズムの仕組みから考えて、この動画のように規則正しく線が並ぶとリズミカルな音になり、明暗やコントラストのはっきりしたものだとサウンドもキリっと立ったものになるようですね。
作者のYoutubeチャンネルにVIDEOVOXのサンプル動画がいくつかアップロードされています。気になる方は聴いてみてください。https://www.youtube.com/channel/UCiWYUjgTZnWsw3zldhrPgIA/videos
VIDEOVOXに対して「これどこで使えばいいの？」という言葉を使うのはヤボかもしれません。想像している音と違う、狙った音が出ない、といったアンコントローラブルさから生まれる発想を楽しみましょう。VIDEOVOXは少しの工夫で新しい可能性を見つけることができる楽しいツールです。
現在は画像/動画をインポートして音を生成する仕組みですが、これがリアルタイムに動画を読み込めるようになれば、映像や照明のアーティストとコラボしてインタラクティブアートに活用できそうですね。
VIDEOVOX
http://www.videovox.de/index_en.html
記事内に掲載されている価格は 2016年3月28日 時点での価格となります。
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