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音が伝わる空気の動きを正確に再現することを目指す「タイムドメイン理論」に基づき開発された、ECLIPS TD シリーズ。極めて自然な広がりと再生特性を持った同シリーズからスタンダードモデルの最新型が発表されました。都内の閑静な住宅地に佇む小ホール「MUSICASA」にて行われた新製品発表会より最新レポートをお送りします。
モデルチェンジによりリニューアルされたラインナップは「TD510ZMK2」「TD510MK2」「TD508MK3」の3モデルとなり、それぞれのモデルにシルバー、ホワイト、ブラックの3色が設定されています。
10cmのユニットを搭載する「TD510ZMK2」と「TD510MK2」、8cmのユニットを搭載する「TD508MK3」。いずれもフルレンジユニット1発のみを特徴的な卵形のキャビネットに搭載するパッシブ・スピーカーですが、旧モデルから多くの点でブラッシュアップされユニットのサイズからは想像もつかない広いレンジと奥行きの有るサウンドを再生します。
繊細な響きまで再現する「明瞭度」と音の立ち上がり立ち下がりを決定づける「スピード感」は小口径ユニットならではの利点ではありますが、加えて「タイムドメイン理論」による「空間再現力」が同シリーズの最大の特徴といえるでしょう。
また、「TD510ZMK2」はスタンダードモデルでは初となるスタンド一体型モデルとなります。フラッグシップモデルの「TD712zMK2」を踏襲し、高い安定性を得ながらもスマートなデザインで音質面でも高い効果を発揮します。
ECLIPS TD シリーズの最大のメリットはやはり自然な再現力ですが、よけいな共振や干渉を排除した設計と今回のモデルチェンジによるスペックアップにより、その特性は従来の同シリーズを大きく上回ります。高級なスピーカー以外では再現しにくかったクラシックやJAZZの生楽器の響きさえも ECLIPS TD シリーズはリアルに再現可能です。安定した定位感により位相の乱れが少ないため、レコーディング時のMixにも効果的です。
なお、今回のモデルチェンジにおいて「TD510MK2」「TD508MK3」共、振動板には「TD712zMK2」で採用されているグラスファイバーを使用。軽量ながら高い剛性と適度な内部損失を保持し、素材固有の響きを徹底的に排除しています。
支持構造には新たな仕組みを採用。3本の削り出しステンレス・スパイクを使用して徹底的に不要振動を排除してるとの事。また、付属するレンチを使うことで簡単に角度調節がきるようになった上、調整可能範囲も広くなった為、シビアなリスニングポイントへの調整が可能になっていました。
リラックスしたリスニングにもシビアなMixにも対応する Eclips TD シリーズは自宅環境にもちょうど良いサイズです。待望の発売予定は2月上旬と発表されていますのでスピーカーをお考えの方は是非ご検討ください。特に近年主流の耳に痛いモニターに辟易とされている方にはお薦めです。
当店では Eclips TD シリーズの各製品の店頭展示もございます。ご希望の方は担当まで是非お問い合わせください。お待ちしております。
記事内に掲載されている価格は 2012年1月25日 時点での価格となります。
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