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REPORT

国内外のあらゆるイベントをいち早くレポート! またブランドや製品誕生の秘話に迫るDEEPなインタビューを掲載!

13
Feb.2026
REPORT

Rock oN AWARD 2026 座談会

Rock oN AWARD 2026 各賞の決定理由を分析!

ゲストノミネーターにご協力頂き、2025年新製品から栄えあるProduct of the Yearを含む各賞が決定!その結果を振り返る毎年恒例「Rock oN AWARD 座談会」。今年はRock oNスタッフが2025年新製品のあれこれを語りました。AWARD受賞にならなかった製品たちも含めて、座談会で評価されている様子をぜひご覧ください!!

Product of the Year

今年は2製品が受賞!

jyusyou

  • AIと人間が共存する時代の象徴的な製品として、またプロの制作現場でも「隠し味」として浸透しつつある現状を含め、今年の音楽制作シーンに最も大きなインパクトを与えた。
  • スプライス等でのサンプル探しの時間を短縮し、イメージ通りのループやフレーズを生成することで、クリエイターが「自分らしさ」を出すためのパーツ作成ツールとして機能。
  • ブラウザベースで動作し、ボーカルやギターを入力するだけでAIがベースやドラムなどのバッキングを生成する、人間とAIのコライト(共作)を実現したDAW。

jyusyou

  • デジタル補正技術が全盛の時代において、あえて物理的なエンジニアリングと特許技術「電流駆動」で音を極限まで追い込んだピュア・アナログサウンド。
  • AIやデジタルの進化とは対極にある「物理で音を極める」という姿勢が、Suno Studioと並んで今年のもう一つの象徴(ヒューマンサイドの極み)となった。
  • Focal初のフラグシップ・ラージモニターとして、圧倒的な解像度とアナログならではの質感を実現し、物理的な音響設計の到達点を示した。

やまP:今回のProduct of the Yearは、史上初のダブル受賞となりました。一つはブラウザベースで動作し、人間とAIのコライトを実現したSuno Studio。そしてもう一つは、デジタル補正全盛の時代にあえて物理的なエンジニアリングで音を極めたFOCAL UTOPIA MAINです。

バウンス清水:本当に真逆のベクトルの2製品が並びました。Suno Studioは、ボーカルやギターを入力するだけでAIがバッキングを生成してくれる、まさにAIと人間が共存する時代の象徴と言えると思います。

バウンス清水:一方で、FOCAL UTOPIA MAINは、特許技術「電流駆動」などを駆使し、ロジカルに技術力で音を極限まで追い込んだピュア・アナログサウンドの到達点と言えます。

やまP:AIという「デジタルの極み」と、物理設計という「アナログの極み」が同時に選ばれたことは、今の音楽制作シーンの多様性と、過渡期にある面白さを象徴してるんじゃないでしょうか。

TECH AWARD : WAVES L4 Ultramaximizer

ノミネーター : やまP

jyusyou

  • マスタリングの定番であるL1、L2の系譜を継ぐ、待望の進化系マキシマイザーとして登場
  • Lシリーズの操作性を維持しながら、現代の音色とラウドネス基準に対応すべく、音圧を稼ぎつつもダイナミクスを損なわない処理が可能に
  • 長年の定番ツールの正統進化として、プロ・アマ問わず多くのユーザーが導入を即決する信頼感と実用性の高さ

やまP:TECHアワードは、Wavesプラグインのなかでも定番であるLシリーズの最新作「L4 Ultramaximizer」です。一見するとシンプルなUIを継承していますが、その中身には現代の制作環境に即した着実な進化が盛り込まれています。微細なニュアンスを汲み上げる「アップワード・コンプレッション」や、素材に合わせて最適化する「アダプティブ・クリッパー&リリース」を搭載し、音楽的なダイナミクスを損なうことなく理想の音圧へと辿り着けます。L3リリースから約20年の間にWavesが長年培ってきた技術を反映したこのアップデートは、プロ・アマを問わず多くのユーザーが納得の実用性を実現しました。

Instruments Software AWARD : Dexibell T2L Piano

ノミネーター : PD安田

jyusyou

  • 単なるサンプリングではなく、高度なモデリング技術を採用することで、アコースティックピアノの微細な挙動や響きを完全再現。
  • ソフト音源としては珍しく、平均律だけでなく古典調律(純正律など)にも対応しており、クラシック出身者や響きにこだわる層に新たな選択肢を提供。
  • Roland Europe出身の技術者によるブランドならではの、音源としてのクオリティの高さと音楽的な表現力が再評価された。

PD安田:これまでハードが中心だったDexibellですが、ソフトウェア音源としても展開を強化し、より導入のしやすくなったかと思います。これをきっかけにハードを所有して、外現場でも使いつつ、制作環境ではソフトウェアでという2段構えで多くのユーザーに触れて欲しいです。ピアノだからこそ成せる音階の可能性はこれからの音楽として最も重要な立ち位置になることでしょう!

Instruments Hardware AWARD : AlphaTheta CHORDCAT

ノミネーター : ACID渋谷

jyusyou

  • 「クルーザーモード」により、音楽理論を知らなくても次のコードをAI感覚で提案・選択でき、直感的に楽曲のアイデアやコード進行を生み出せる「アイデアマシン」として機能。
  • 従来のMIDI出力専用のコードマシンとは異なり、本体内蔵音源によって単体で音が鳴るため、複雑な接続なしで即座にアイデアを形にできる手軽さが評価された。
  • 「機材を繋がなくても試せる」というコンセプトが現代のニーズに合致し、発売直後に即完売、100台以上を売り上げるなど、今年のハードウェア市場において際立ったヒット作となった。

ACID渋谷:ハードウェア市場で今年際立ったヒット作となったのがAlphaTheta CHORDCATです。発売直後から入荷すれば即完売を繰り返し、3桁以上を売り上げるなどすごい勢いでした。「クルーザーモード」を使えば、音楽理論を知らなくてもAI感覚で次のコードを提案・選択できます。細かい部分ですが従来のMIDIコードマシンと違って単体で音が鳴るため、機材を繋がなくてもこれ一台で即座にアイデアを形にできる「アイデアマシン」としての手軽さが、現代のニーズに合致しましたね。

Audio Software AWARD : iZotope Equinox

ノミネーター : Vツイン多田

jyusyou

  • 名門Exponential AudioのアルゴリズムとiZotopeの技術が融合した、ポストプロダクション&音楽用リバーブの到達点。
  • ステレオからサラウンド、イマーシブ・フォーマットまで幅広く対応し、複雑な空間表現が可能ながらも、導入しやすい価格帯を実現。
  • 過去の名機(Lexicon等)の遺伝子と最新のテクノロジーをハイブリッドし、プロフェッショナルな空間処理を1つのプラグインで完結させる実力。

Vツイン多田:Audio SoftwareアワードはiZotope Equinoxに決定しました。名門Exponential AudioのアルゴリズムとiZotopeの技術が融合した、リバーブの到達点とも言える製品です。ステレオからサラウンド、イマーシブ・フォーマットまで幅広く対応していて、複雑な空間表現が可能です。過去の名機、例えばLexiconなどの遺伝子と最新テクノロジーをハイブリッドし、プロフェッショナルな空間処理を1つのプラグインで完結できる実力があります。導入しやすい価格帯も魅力ですね。

Audio Hardware AWARD :

Solid State Logic Revival 4000 Signature Analogue Channel Strip Solid

State Logic Super 9000 SuperAnalogue Channel Strip

ノミネーター : バウンス清水

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  • 80年代を象徴するSSL 4000番台コンソールの「ブラウンノブEQ」やトランス入力を再現し、あの特徴的なカラーとパンチを提供。
  • 深く考えずとも通すだけで「SSLの音」になる音楽的なキャラクターを持ち、直感的に良い結果が得られる。
  • プラグイン世代がリアルなアナログサウンドの質感や「色付け」を求めて導入する、最初のアウトボードとしても最適な一台。

バウンス清水:今年はSSLの勢いがすごかったです。特にこの2機種は、エンジニアの世代や好みによって明確にニーズが分かれつつも、両方とも素晴らしい出来でした。Revival 4000は80年代を象徴するトランス入力やブラウンノブEQを再現しており、通すだけであのパンチのある「SSLの音」になります。プラグイン世代が最初に導入するアウトボードとしても最適です。 一方のSuper 9000はトランスレスのSuperAnalogue回路で、現代のハイレゾ環境に通じる超広帯域でクリアなサウンドが特徴です。立ち上がりの速いトランジェント特性は、現代的なポップスやヒップホップ制作にもマッチします。過去の名機を復刻するだけでなく、現代のニーズに合わせてしっかりとブラッシュアップしてきた点が評価されました。

In/Out Sound Equipments AWARD : IK Multimedia iLoud Sub

ノミネーター : マエストロ佐々木

jyusyou

  • バスケットボール大のコンパクトなサイズながら、25Hzまでの超低域再生を実現した革新的なサブウーファー。
  • 接続したサテライトスピーカー(他社製も可)を含めて測定・補正を行う機能を搭載し、サブウーファー導入時のクロスオーバー調整等の難易度を劇的に下げた。
  • 日本の住宅事情にマッチしたサイズと機能で、自宅スタジオ環境における低域モニタリングの課題を解決する「ラストピース」。

マエストロ佐々木:スピーカー部門ではIK Multimedia iLoud Subが輝きました。バスケットボール大のコンパクトサイズながら、25Hzまでの超低域再生を実現しているのは驚異的です。特筆すべきは、接続したサテライトスピーカー(他社製も可)を含めて測定・補正を行う機能です。これにより、サブウーファー導入時のクロスオーバー調整などの難易度が劇的に下がりました。日本の住宅事情にもマッチしており、自宅スタジオの低域モニタリング課題を解決する「ラストピース」と言えるでしょう。

Accessory AWARD : ISOBALANCE NDT-15100MS8

ノミネーター : マエストロ佐々木

jyusyou

  • S/N改善に効果的なバランス電源を工事等がなく導入できる革命的なアイテム
  • 電源環境を整えることで機材本来のポテンシャルを引き出し、音質の底上げを実現する「機材を買う前の必須アイテム」として評価
  • コンパクトながら確実な効果を発揮し、アウトボードやモニター環境のグレードアップを求めるユーザーから絶大な支持を集めた

マエストロ佐々木:アクセサリーアワードはISOBALANCE NDT-15100MS8です。工事不要でS/N改善に効果的なバランス電源を導入できるという、革命的なアイテムです。電源環境を整えることで機材本来のポテンシャルを引き出せるため、「機材を買う前の必須アイテム」として評価されました。コンパクトながら確実な効果を発揮し、アウトボードやモニター環境のグレードアップを求めるユーザーから絶大な支持を集めています。

EBISUTECH
NDT-15100MS8
¥374,000
本体価格:¥340,000
0ポイント還元

Video Equipment AWARD : BlackmagicDesign Blackmagic URSA Cine Immersive

ノミネーター : ファンキー松本

jyusyou

  • Apple Vision Pro向けのイマーシブ・ビデオ(180度3D・8K)を撮影するために設計された専用シネマカメラ。
  • レンズ一体型の設計により、複雑なリグを組むことなく、高品質なステレオスコピック3D映像の収録ワークフローを大幅に簡素化。
  • これからのXR/空間コンピューティング時代を見据え、クリエイターが新たな映像表現に挑戦するための革命的なツール。

ファンキー松本:映像分野では、Apple Vision Pro向けのイマーシブ・ビデオ(180度3D・デュアル8K)を撮影するために設計されたBlackmagic URSA Cine Immersiveが選ばれました。レンズ一体型の設計により、これまで複雑だったステレオスコピック3D映像の収録ワークフローが大幅に簡素化されます。価格はハイエンドですが、これからのXRや空間コンピューティング時代を見据えた、新たな映像表現に挑戦するための革命的なツールです。

BlackmagicDesign Blackmagic URSA Cine Immersive

https://www.blackmagicdesign.com/jp/products/blackmagicursacineimmersive/

Immersive AWARD : Waves Immersive Wrapper(V16)

ノミネーター : バウンス清水

jyusyou

  • V16アップデートにより、あらゆるVSTプラグインをイマーシブ(マルチチャンネル)トラック上で動作可能にした画期的なツール。
  • イマーシブ・ミキシングにおいて「バス処理ができない」「いつものプラグインが使えない」という課題を解決し、ミックスの自由度を飛躍的に向上。
  • お気に入りのステレオ・プラグインを空間オーディオ・ワークフローに統合できるため、イマーシブ制作の民主化を加速させる存在。

バウンス清水:Immersiveアワードは2年連続の選出となるWavesですが、今回はV16アップデートによるImmersive Wrapperの進化が評価されました。これにより、あらゆるVSTプラグインをイマーシブトラック上で動作させることが可能になりました。イマーシブ・ミキシングにおける「いつものプラグインが使えない」という課題を解決し、ミックスの自由度を飛躍的に向上させましたね。お気に入りのステレオ・プラグインを空間オーディオ・ワークフローに統合できる、まさにイマーシブ制作の民主化を加速させるツールです。

Waves
Immersive Wrapper
¥36,740
本体価格:¥33,400
1837ポイント還元

DJ AWARD : AlphaTheta CDJ-3000X

ノミネーター : ACID渋谷

jyusyou

  • Wi-Fi機能を内蔵し、LANが無くてもクラウド上のライブラリ(rekordbox CloudDirectPlay)から直接楽曲をストリーミング再生可能。
  • スマホをかざすだけでライブラリにアクセスできるようになったので、現場での転換やBack to Backなどが超シンプルなワークフローに。。
  • 楽曲データを裏でダウンロード(バッファリング)して再生するため、ネット回線が不安定になっても音が止まらない高い信頼性を確保。

ACID渋谷:今年新設のDJ アワードはAlphaTheta CDJ-3000Xです。Wi-Fi機能を内蔵し、現場にLANケーブルが無くてもクラウド上のライブラリから直接楽曲をストリーミング再生可能になったのが最大のトピックです。 USBメモリすら不要の「手ぶら」スタイルを現場レベルで実現し、DJのワークフローを根本から変える可能性があります。楽曲データを裏でダウンロードしてバッファリング再生するため、ネット回線が不安定になっても音が止まらない高い信頼性も確保されています。現場での転換やB2Bも非常にシンプルになりますね。

音楽制作の変遷を映し出す鏡としてのRock oN AWARD

2010年の開始以来、Rock oN AWARDは単なる人気投票にとどまらず、その時代の音楽制作シーンを映し出す「鏡」として、クリエイターと共に歩んできました。2010年、ハードウェアの制限を解き放った「Pro Tools 9」の受賞は、制作環境の自由化を象徴する幕開けでした。その後、RME Fireface UFXのような高品位なハードウェアが支持を集める一方、2010年代後半にはiZotope OzoneやRXシリーズが連続受賞し、AIによるミキシング・マスタリングの自動化が制作フローを劇的に効率化させる時代の到来を告げました。革新と原点回帰の共存 2020年代に入ると、Apple Musicの空間オーディオ対応やSONY 360VMEなど、ステレオからイマーシブ・オーディオへのパラダイムシフトをいち早くキャッチアップ。

そして2026年、生成AIによる作曲ツール「Suno Studio」と、物理的な音を極めた「FOCAL UTOPIA MAIN」のダブル受賞は、最先端のデジタル技術と普遍的なアナログの価値が共存する、現代の音楽制作の豊かさを象徴しています。

Rock oN AWARDの歴史は、テクノロジーの進化と、それを使いこなすクリエイターの情熱の記録そのものです。これからも音楽制作の未来を照らす道標として、その歴史を刻み続けていくことでしょう!

Rock oN AWARD 2026 受賞製品はこちら

Rock oN AWARD 2026受賞製品発表

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Rock oN AWARD 2026 クリエイター推薦プロダクト

記事内に掲載されている価格は 2026年2月13日 時点での価格となります。

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