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Rock oN AWARD 2026 各賞の決定理由を分析!
ゲストノミネーターにご協力頂き、2025年新製品から栄えあるProduct of the Yearを含む各賞が決定!その結果を振り返る毎年恒例「Rock oN AWARD 座談会」。今年はRock oNスタッフが2025年新製品のあれこれを語りました。AWARD受賞にならなかった製品たちも含めて、座談会で評価されている様子をぜひご覧ください!!
Product of the Year
今年は2製品が受賞!



やまP:今回のProduct of the Yearは、史上初のダブル受賞となりました。一つはブラウザベースで動作し、人間とAIのコライトを実現したSuno Studio。そしてもう一つは、デジタル補正全盛の時代にあえて物理的なエンジニアリングで音を極めたFOCAL UTOPIA MAINです。
バウンス清水:本当に真逆のベクトルの2製品が並びました。Suno Studioは、ボーカルやギターを入力するだけでAIがバッキングを生成してくれる、まさにAIと人間が共存する時代の象徴と言えると思います。
バウンス清水:一方で、FOCAL UTOPIA MAINは、特許技術「電流駆動」などを駆使し、ロジカルに技術力で音を極限まで追い込んだピュア・アナログサウンドの到達点と言えます。
やまP:AIという「デジタルの極み」と、物理設計という「アナログの極み」が同時に選ばれたことは、今の音楽制作シーンの多様性と、過渡期にある面白さを象徴してるんじゃないでしょうか。
TECH AWARD : WAVES L4 Ultramaximizer

ノミネーター : やまP

やまP:TECHアワードは、Wavesプラグインのなかでも定番であるLシリーズの最新作「L4 Ultramaximizer」です。一見するとシンプルなUIを継承していますが、その中身には現代の制作環境に即した着実な進化が盛り込まれています。微細なニュアンスを汲み上げる「アップワード・コンプレッション」や、素材に合わせて最適化する「アダプティブ・クリッパー&リリース」を搭載し、音楽的なダイナミクスを損なうことなく理想の音圧へと辿り着けます。L3リリースから約20年の間にWavesが長年培ってきた技術を反映したこのアップデートは、プロ・アマを問わず多くのユーザーが納得の実用性を実現しました。
Instruments Software AWARD : Dexibell T2L Piano

ノミネーター : PD安田

PD安田:これまでハードが中心だったDexibellですが、ソフトウェア音源としても展開を強化し、より導入のしやすくなったかと思います。これをきっかけにハードを所有して、外現場でも使いつつ、制作環境ではソフトウェアでという2段構えで多くのユーザーに触れて欲しいです。ピアノだからこそ成せる音階の可能性はこれからの音楽として最も重要な立ち位置になることでしょう!
Instruments Hardware AWARD : AlphaTheta CHORDCAT

ノミネーター : ACID渋谷

ACID渋谷:ハードウェア市場で今年際立ったヒット作となったのがAlphaTheta CHORDCATです。発売直後から入荷すれば即完売を繰り返し、3桁以上を売り上げるなどすごい勢いでした。「クルーザーモード」を使えば、音楽理論を知らなくてもAI感覚で次のコードを提案・選択できます。細かい部分ですが従来のMIDIコードマシンと違って単体で音が鳴るため、機材を繋がなくてもこれ一台で即座にアイデアを形にできる「アイデアマシン」としての手軽さが、現代のニーズに合致しましたね。
Audio Software AWARD : iZotope Equinox

ノミネーター : Vツイン多田

Vツイン多田:Audio SoftwareアワードはiZotope Equinoxに決定しました。名門Exponential AudioのアルゴリズムとiZotopeの技術が融合した、リバーブの到達点とも言える製品です。ステレオからサラウンド、イマーシブ・フォーマットまで幅広く対応していて、複雑な空間表現が可能です。過去の名機、例えばLexiconなどの遺伝子と最新テクノロジーをハイブリッドし、プロフェッショナルな空間処理を1つのプラグインで完結できる実力があります。導入しやすい価格帯も魅力ですね。
Audio Hardware AWARD :
Solid State Logic Revival 4000 Signature Analogue Channel Strip Solid

State Logic Super 9000 SuperAnalogue Channel Strip

ノミネーター : バウンス清水

バウンス清水:今年はSSLの勢いがすごかったです。特にこの2機種は、エンジニアの世代や好みによって明確にニーズが分かれつつも、両方とも素晴らしい出来でした。Revival 4000は80年代を象徴するトランス入力やブラウンノブEQを再現しており、通すだけであのパンチのある「SSLの音」になります。プラグイン世代が最初に導入するアウトボードとしても最適です。 一方のSuper 9000はトランスレスのSuperAnalogue回路で、現代のハイレゾ環境に通じる超広帯域でクリアなサウンドが特徴です。立ち上がりの速いトランジェント特性は、現代的なポップスやヒップホップ制作にもマッチします。過去の名機を復刻するだけでなく、現代のニーズに合わせてしっかりとブラッシュアップしてきた点が評価されました。
In/Out Sound Equipments AWARD : IK Multimedia iLoud Sub

ノミネーター : マエストロ佐々木

マエストロ佐々木:スピーカー部門ではIK Multimedia iLoud Subが輝きました。バスケットボール大のコンパクトサイズながら、25Hzまでの超低域再生を実現しているのは驚異的です。特筆すべきは、接続したサテライトスピーカー(他社製も可)を含めて測定・補正を行う機能です。これにより、サブウーファー導入時のクロスオーバー調整などの難易度が劇的に下がりました。日本の住宅事情にもマッチしており、自宅スタジオの低域モニタリング課題を解決する「ラストピース」と言えるでしょう。
Accessory AWARD : ISOBALANCE NDT-15100MS8

ノミネーター : マエストロ佐々木

マエストロ佐々木:アクセサリーアワードはISOBALANCE NDT-15100MS8です。工事不要でS/N改善に効果的なバランス電源を導入できるという、革命的なアイテムです。電源環境を整えることで機材本来のポテンシャルを引き出せるため、「機材を買う前の必須アイテム」として評価されました。コンパクトながら確実な効果を発揮し、アウトボードやモニター環境のグレードアップを求めるユーザーから絶大な支持を集めています。
Video Equipment AWARD : BlackmagicDesign Blackmagic URSA Cine Immersive

ノミネーター : ファンキー松本

ファンキー松本:映像分野では、Apple Vision Pro向けのイマーシブ・ビデオ(180度3D・デュアル8K)を撮影するために設計されたBlackmagic URSA Cine Immersiveが選ばれました。レンズ一体型の設計により、これまで複雑だったステレオスコピック3D映像の収録ワークフローが大幅に簡素化されます。価格はハイエンドですが、これからのXRや空間コンピューティング時代を見据えた、新たな映像表現に挑戦するための革命的なツールです。
Immersive AWARD : Waves Immersive Wrapper(V16)

ノミネーター : バウンス清水

バウンス清水:Immersiveアワードは2年連続の選出となるWavesですが、今回はV16アップデートによるImmersive Wrapperの進化が評価されました。これにより、あらゆるVSTプラグインをイマーシブトラック上で動作させることが可能になりました。イマーシブ・ミキシングにおける「いつものプラグインが使えない」という課題を解決し、ミックスの自由度を飛躍的に向上させましたね。お気に入りのステレオ・プラグインを空間オーディオ・ワークフローに統合できる、まさにイマーシブ制作の民主化を加速させるツールです。
DJ AWARD : AlphaTheta CDJ-3000X

ノミネーター : ACID渋谷

ACID渋谷:今年新設のDJ アワードはAlphaTheta CDJ-3000Xです。Wi-Fi機能を内蔵し、現場にLANケーブルが無くてもクラウド上のライブラリから直接楽曲をストリーミング再生可能になったのが最大のトピックです。 USBメモリすら不要の「手ぶら」スタイルを現場レベルで実現し、DJのワークフローを根本から変える可能性があります。楽曲データを裏でダウンロードしてバッファリング再生するため、ネット回線が不安定になっても音が止まらない高い信頼性も確保されています。現場での転換やB2Bも非常にシンプルになりますね。
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Rock oN AWARD 2026 クリエイター推薦プロダクト記事内に掲載されている価格は 2026年2月13日 時点での価格となります。
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