どうもPD安田です〜ドンドンドンパフパフパフ ブンブンハローRock oN。この夏Rock oNリファレンススタジオが機能を一新して劇的進化しました! サウンドクオリティからシステム、ラインナップまで大幅に進化したその全貌を私、PD安田がシリーズでお届けいたします!
さらに記録的に長い猛暑にひんやり嬉しいおもてなしもご用意しましたよ!
まず第一弾モニター試聴編、その進化のポイントを要チェック!
進化したリファレンススタジオは、リファレンス環境でゆったり比較試聴コンセプトはそのままにオーディオシステムと操作性を一新することで、2箇所でのモニター試聴が可能となりました!まずは壁面棚からいってみましょう!
Avid MTRXから繋がれたEVE AudioのスイッチャーPMR2.10は壁面棚収まったスピーカーをスイッチします。
その数実は最大10ペア!スピーカーの試聴となるとあれもこれも聴きたいと言い出しにくくて保守的な製品に決めてしまうことってありますよね。しかしここでなら気になるニアフィールドを全部聴いてあなたに最適な一品を見つけることができます。
そしてこの便利なスイッチングを使って実現したのが『インシュレーターの試聴』です!ここには3ペアのEVE Audio SC205を用意しています。同じスピーカーを並べてインシュレーターの違いを比べることができるのです!インシュレーターは重要なモニター機材。その効果をぜひ体感してくださいね。
ちなみに試聴体験ができるインシュレーターはこれらです。
DMSDは航空金属を用いたデカップリングシステムアイソレーターで、スピーカー下に正しく置くことで、低域のレゾナンスを減少させ、モニタースピーカーのポテンシャルを最大限に発揮して理想的なリファレンスサウンドを作り出します!低域のレゾナンスが大幅に減少することによって低域がタイトにクリアになることに加え、倍音成分も整えることができるんです。また耐荷重が180kgですので、どのようなスピーカーでも使用することができます。
IsoAcoustics ISOシリーズはプラスチックでできていて組み立て式のシンプルな製品なのですが、その効果は大きなもので、デスクトップにスピーカーを置いて使った時に特定の中低域がブーミーになり解像度が下がることを抑制します。このスピーカースタンドは、軸上エネルギーを吸収しながらも軸外のエネルギーに抵抗するという優れたデザインになっていて、スピーカーをデスクトップや棚などの面部から効率的にアイソレートしてスピーカーキャビネットのエネルギーの周囲への転移を防ぎます。
一般的にスピーカーの振動エネルギーは振動が地面に伝わりエネルギーが0になるまでにサブハーモニクスが発生します。つまり歪が積み重なり再生音に影響しているんです。これをスピーカーを浮かすということで解決するのがWellFlortです。WellFlortは空気や磁力を用いず、独自の特許技術により完全な浮揚構造を実現しています。一般的なインシュレータやオーディオボードは足元が動かないように固め、振動を抑える方式が一般的ですが、WellFloatは所謂フローティングボードでスピーカーを浮かすという発想です。
続いて、正面エリアで試せるスピーカースタンド。
RKST-90は共振抑制の重要性を最も体感できるスタンドと言えるでしょう。素材として採用されたマグネシウムは振動吸収率が最大(減衰能係数アルミの25倍、鉄の8倍)とされ、管状のポール部分には充填材として超微粒砂を封入することで不要な振動エネルギーを天板から底板に徐々に減少させることができます。結果的に低域の締まりと高域の伸びを得ることができ、KRKなど低域に特徴のあるモデルに効果覿面です。
なんといっても高さが857mm〜1206mmの範囲で調整できるのがウリのスタンド。木製の MIZA Standは金属製のスピーカー・スタンドと異なりリゾネートが抑えられるというメリットがあります。また天板に貼られたAERSTOPパッドはスピーカーと天板をアイソレートし低域の伝播を防止します。
Rock oNが誇るリファレンススタジオに取り揃えたスピーカーは、定番から最新モデルまで都内トップクラスの豊富な品揃えです。もし希望のモデルが他にある場合は事前にご相談をしていただければメーカーより取り寄せての比較追加も可能です。まずはご相談ください。
モニタースピーカーラインナップ
アクセサリー(スタンド/インシュレーター)ラインナップ
個人的な好みになってしまいますが、私のお気に入りはこの2機種です。
モデルチェンジして新しくなったC5。同軸スピーカーは点音源の正確なモニタリングも魅力ですが、音の軸が一つなのでスピーカーにある程度接近した状態でも使えるのがメリット。角度が変えられるのも助かりますね。そして先代からの大きな変更点であるバスレフの搭載が嬉しい!豊かな低域の再生で現代的なポップスやダンスミュージックのプロジェクトにもスムースに対応できます。とはいってもこのバスレフのチューニングが絶妙で、嫌味な飾り気のある感じが全くしません。非常にナチュラルな低音が気に入ってます!
大ヒット中のSHAPE。私の大好きなスピーカーの一つです。これはとにかく解像度が高く全体的にナチュラルな鳴りをするのでエンジニアさんから非常にウケが良いですね。語弊を恐れずにいうなれば透き通った音(印象の話ですよ)。その代わりに低域は控えめだと思います。側面にあるパッシブラジエーターの鳴りはダンピングが良くてこれもナチュラル。低域をボウボウと出して気持ちよくなりたい人には別の製品をおすすめしますが、プロがスタジオワークとして使うのならSHAPEは本当におすすめです。
これだけは改めて言っておきたい! Rock oN渋谷店が誇るリファレンスルームは、あらゆる機材のポテンシャルが感じられる環境を提供するために、スタジオ専門の設計会社株式会社SONAが設計。
天井の象徴的なディフューザーが司る拡散や壁の吸音など、適材適所でリファレンスを実現、ケーブルやアクセサリーに至るまで、実際のレコーディングスタジオのクオリティで公平な試聴ができるようになっています。機材が本来持つポテンシャルで比較することで、初めて理想のチョイスが出来ると言っても過言ではないでしょう!
駆け足でお届けした『劇的進化リファレンススタジオ大解剖』のモニター試聴編、いかがでしたでしょうか。リファレンスルームはこれまでご紹介した様々なシステムで制度の高い試聴を満足いくまで行っていただけるように作っています。制作となるモニタースーピーカーは導入すると長い付き合いになります。ベストな相棒探しはベストな環境で見つけて欲しいです。また、Avid S6コンソールを使ってメインモニター3ペアを比較していくなんて、実際にレコーディングスタジオにいるような贅沢な気持ちも味わえることも魅力だと私は思います。ぜひRock oNへご来店ください。お待ちしています。
新しく生まれ変わったリファレンススタジオの魅力が満載!
記事内に掲載されている価格は 2018年7月11日 時点での価格となります。
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