閉じるボタン
head-love Created with Sketch. CREATOR
PRODUCT NEWS

製品レビュー、試聴からサポート情報、キャンペーンまで製品別にフォーカス。活用のヒントがここに集結。

25
Jul.2018
PRODUCT NEWS

システム一新!リファレンススタジオ大解剖:第3弾 前編 マイクプリ

20180725_reference_1390

リファレンススタジオ大解剖 第3弾は、新アウトボード大臣に就任したオルタネイト福山が担当します。アウトボードと一言で言っても多彩な製品があるため、今回は前編としてマイクプリをご紹介します。

20180705_reference_ice

試聴システム

P1390117

システムを一新したリファレンススタジオはこれまで以上にアウトボードの試聴が簡単に手早くできるようになりました!

20180723_reference_connect

Avid MTRXからDante経由で送られた音声データをRED 16Lineで受け、本体直下に設けたアナログパッチベイのアナログin/outにお好みのアウトボードを繋ぎます。Focusrite ControlによってRED 16Line内の入出力を切り替えることで、音源を再生したままアウトボードを切り替えることができます。これまでケーブルを抜き差しして行なっていたアウトボードのプロセッシングの比較が簡単にできますよ!

試聴できるマイクプリ ラインナップ

  • AMS NEVE / 1073SPX
  • AMS NEVE / 1073LB Mono Mic Preamp Module
  • Antelope / MP8d
  • API / 512C
  • API / 512V
  • AURORA AUDIO / GTQ2
  • BAE / Classic 1073 MP x 1ch Mic Preamps + P.S.
  • Chameleon Labs / 7603 X-MOD
  • Chandler Limited / Germ500 mk2 Preamp
  • Focusrite / ISA TWO
  • Focusrite / ISA 428 MKII
  • Focusrite / ISA 430 Mk II
  • Focusrite / ISA 828
  • MANLEY / VOXBOX
  • PuebloAudio / 2+2package
  • RUPERT NEVE / SHELFORD CHANNEL
  • Rupert Neve Designs / Portico 5024 Quad Mic
  • Rupert Neve Designs / Portico 511
  • Rupert Neve Designs / Portico 517
  • Shadow Hills Industries / Mono GAMA Mic Pre
  • Sym・Proceed / SP-MP2
  • Universal Audio / LA-610 mkII
  • VINTECH AUDIO / model273

さあ、ここから本番。私 オルタネイト福山が惚れ込んだマイクプリ6選をご紹介いたします!

01_isa
02_shelford
03_1073spx
04_mono gama
05_sp-mp2
06_pueblo_audio

Focusrite ISA 430 MKII

01_forcusite_isa430mkii

Focusrite Heritage Soundを完全仕様のチャンネルストリップに凝縮

Rupert Neve氏とSir George Henry Martin氏によって1980年代なかばに製作されたオリジナルのISAコンソールをベースに開発された多機能なチャンネルストリップです。マイクプリ、EQ、VCA/オプティカル・コンプレッサー、エクスパンダー/ゲート、ディエッサーという完全なチャンネルストリップ仕様で構成されています。これらのファクターは自由な順番にパッチングすることも可能です。

isa430

インプットソースはMic / Line / Instの3種類から選べる上にMicは Low / ISA 110 / Med / Highからセレクトでき、使用するマイクに合わせたインピーダンスマッチングができます。つまりマイクを選ばないということですね。

オルタネイト福山のおすすめポイント!

ISA 430 MKIIはとても素直な特性なのでどんなマイクとでも相性が良いですね。でも素直と言ってもMic Airボタンを押すことでISAコンソールのサウンドをでモデリングしたサウンドカラーに変わります。この変化は素直でフラットな特性はそのままにふくよかになるというか、音楽的なSomethingが加わる印象です。んー、これは実際に聴いていただきたいですね。Mic Airはアナログ回路によるモデリングということでFocusriteのこだわりが見えるところです。またISA 430 MKIIはオプションのデジタルカードを挿すことで、192kHz、24-bit、ダイナミックレンジ120dBの2チャンネルA/Dコンバージョンを搭載できるのでDAWと連携しやすいこともメリットです。

RUPERT NEVE DESIGNS SHELFORD CHANNEL

02_sheford

モダンとクラシック両方の特性を持つNEVEマイクプリ

Neve氏の培ってきた伝統のクラシカルサウンドを現代のDAWベースの制作環境にスムースに統合させるべくして生まれた、最新ブランド Rupert Neve DesignsのSHELFORD CHANNELはマイクプリ+EQ+コンプのチャンネルストリップです。

shelford

マイクプリはNeveのカスタムトランスとクラスA回路で構成。EQはShelfordシリーズ5052のインダクターEQ、コンプはダイオードブリッジコンプ、とクラシック志向の回路構成でありながら、当時のビンテージ機器の倍の高い電圧駆動や最新のノイズ処理などが施されているのが特徴です。また伝統の質感を再現する”Silk”スイッチを搭載しているのもバリエーション豊富なサウンドを堪能できます。

オルタネイト福山のおすすめポイント!

今回ご紹介する6製品の中でもSHELFORD CHANNELは個人的に一押しマイクプリです。このモデルを私は『ネオビンテージ』と表現しています。Silkボタンは通常はOFFでいいのですが、ONにするとビンテージライクなAMS NEVEに通じる素晴らしいサウンドになります。SHELFORD CHANNELはクリアなキャラクターもがっつりビンテージサウンドもいける、表現の幅の広いところが気に入っています。

AMS NEVE 1073SPX

03_1073SPX

もはや伝説となった1073プリアンプに3Band+HFのEQを搭載。オプションでデジタル入出力も可能

1073プリアンプに3Band+HFのEQを搭載しているのが1073SPXです。1073SPXは48Vファンタム電源はもちろん、フロントにセットされた入力端子に直接E.ギターやベースをさせるD.I機能も搭載。2018年内に発売予定のオプションカード*を取り付ければ、AESとFirewire接続が可能になります。Marinairトランス搭載の本家1073サウンドをシステムにデジタル入力できるというのは大きなメリットでしょう。

デジタル以外の拡張性として、1073SPXは外部エフェクターと使うインサートセンド&リターンを搭載。インサートポイントはプリ/ポストの切り替えが可能です。

(*オプションのデジタルI/Oカードは2018年中に発売予定)

1073spx

オルタネイト福山のおすすめポイント!
これは純血NEVEのラインナップですね。往年のエンジニアやミュージシャンが絶賛する太いサウンドが手に入ります。ボーカルであれば1073SPXに通すだけドシンと音像のど真ん中に座ります。存在感の強い音になるので1073SPXで録っておくとDAWの中でイコライジングもしやすくなるんですよ。これも実際聴かないと分からないところなので、ぜひ体験しにいらしてください。

また1073SPXはイコライザーを搭載しているのですが、これがすばらしい。絶妙なポイントを絶妙に上げ下げできる、と多くのエンジニアさんが賞賛しています。ここも試して欲しいところです。

Mono GAMA Mic Pre

04_monogama

3パターンのトランス切り替えによる多彩なサウンドはぜひ楽器録音に!

Shadow Hillsのカスタム・ディスクリート・オペアンプを軸に設計されたGAMAプリアンプをAPI500シリーズ準拠サイズに凝縮したのがこのMono GAMA Mic Preです。機能としてはファンタム電源、フェイズ・スイッチ、20dBパッド、D.I.入力といったスタンダードなマイクプリの機能を装備。パッド、フェイズ・スイッチはD.I.入力に対しても有効です。ゲインはスイス製の24ポジションアッテネーターでノブはかっこいいものが使われていますね。フロントパネルの印字も印刷でなく彫りこんであってこだわりと高級感が漂います。肝心のサウンドは、『雄大な響き、忠実な原音再現性、力強さ、奥行きと言った要素をサウンドに与える』と言われています。確かにその通りですね。あなたはこのサウンドをどう捉えるのか。ぜひ体験してください。

オルタネイト福山のおすすめポイント!

P1390114アウトプットトランスでNichel、Discrete、Steelの3つからキャラクターを選ぶことができるのが大きな特徴ですね。これは製品開発の際にいくつかの試作品の中から一つに決めきれなかったために切り替え式にしたということです。それぞれが特徴的で輝かしいサウンドだと思います。私が思うにこれはボーカルよりもエレキギター/ベースなどの楽器録りに使って欲しいです。弦鳴りをくっきり強めてくれますよ。カッティングギターで歯切れ良いのにコシもしっかりある、といったことができます。似たマイクプリは他には無いと思います。

Sym・Proceed SP-MP2

05_spmp2

演奏家の感じている音をそのまま伝える

spmp2

SP-MP2は『演奏家の感じている音をそのまま伝える』をコンセプトに開発されました。30年前のディスクリートマイクプリアンプの50倍以上高速なトランジェント特性と、倍音までフラットに伸びる周波数特性*でそのままの音を録音できるマイクプリとしてエンジニアに好評を得ています。

*sub 1 Hz to beyond 300 kHz (+0.1 / -0.1dB )

Fig3c-l
Fig1c-l

中まできれいですよね!一般的なバランスイン/アウトのプリアンプの1/3にまで絞り込んだ部品点数設計と贅沢に厳選されたパーツが適材適所で実装されています。

SP-MP2のゲイン幅は66dBもありますが大きく上げたとしても音質変化はニアゼロです。このダイヤルは固定抵抗で、3dBステップのゲイン・セレクターとなっています。トグルスイッチにより-1dB/-2dBゲイン・アッテネーターを加えることができるので実質1db単位でのゲイン設定が可能。固定抵抗ということでゲインアップはカチカチと段階式でステレオソースを収録する際に便利ですね。

正確なトランジェントとクリアでピュアなサウンドが必要とされるアコースティック楽器などの収録にぜひ使って欲しい製品です。

オルタネイト福山のおすすめポイント!

超低域から倍音まで色付けなくオーディオI/Oへ届けるということは、そのあとDAWで処理の余地が最大限残されているということになります。EQやコンプの効きは絶品。色付けないという表現は味気ないようなイメージではなく、その逆でマイクのキャラクターをそのまま活かせるということ。このサウンドはぜひ一度試していただきたいです!

PUEBLO AUDIO JR2/2

06_pueblo-audio

ハリウッドが認めた、極限までクリアなサウンド

名門バーニー・グランドマン・マスタリングスタジオのエンジニアScott Sedillo 氏が市販品を凌駕するクオリティを求めて生まれたのがPUEBLO AUDIOです。JR Series Preampsはその看板製品で、Rock oNで試せるのは2chモデルのJR2/2です。セパレートされた電源ユニットのPS34が必要となるため実質2Uとなります。

そのサウンドは極限までクリアで高S/N比。ありのまま音が見える感覚です。うまいプレイヤーはうまく、逆に下手な演奏はそれなりに録れてしまう演者泣かせのマイクプリと言えるかもしれません。このサウンドは 映画STAR WARSの最新作のフォーリーやオーケストラ録音にも使われているほど。

JR (8)

オルタネイト福山のおすすめポイント!

音を客観視できるマイクプリだと感じています。また使ってみると明らかにノイズが少ないことに驚きます。これは楽器の音をゲインアップする際のアドバンテージとなるでしょう。オーケストラ音源のレコーディングで重宝がられているのにも納得がいきます。


オルタネイト福山からメッセージ

P1390132

録音の音質やキャラクターはマイクプリとマイクとの掛け算で決まります。マイクプリの試聴をする際はぜひお使いのマイクも持ち込んで一緒に使ってください。もしマイク選びも一緒にしたい場合はプリとの相性もぴったりな製品をご案内いたしますので、ぜひRock oNまで試聴しにいらしてください!

この夏ひんやり嬉しいRock oNのおもてなし

20180711_reference_ice

記録的な長い夏、新生リファレンススタジオシステムでの試聴を快適にするために、レーヨンとパルプを使用した厚手の紙おしぼり*と日本の夏の定番アイス『ガリガリくん』をご用意しています!
*売上の一部はイスラエルの砂漠緑化プロジェクトに寄付されます

新しく生まれ変わったリファレンススタジオの魅力が満載!

20180718_reference_botun
20180718_reference_botun2
20180801_reference_botun
20180801_reference_botun2
20180808_reference_botun2

記事内に掲載されている価格は 2018年7月25日 時点での価格となります。

最新記事ピックアップ

iZotope アシスタント機能搭載 Nectar 3 / Music Prod…
iZotope社から「Music Production Suite 2」,「Nectar 3」が発表されました! Nectar 3はNeutron 2や Ozone 8と同じくアシスタント機能を搭載し、ボーカルトラックを [……
Roland VT-4 声を楽器に変える、PCいらずのエフェクト・プロセッサーが…
Roland AIRAシリーズのボイス・トランスフォーマー VT-4が登場! ライブやレコーディングで自分の声を楽器に変えて演奏する楽しさと可能性に挑戦するならこのVT-4。VT-4単体での使用はもちろん、ピッチ補正やボ [……
ArturiaがSynclavier Vのバージョン2.0を発表!
インポートしたサンプルを波形から解析しResynthesis(再合成)することも可能に!
ZOOM H3-VR 新発売!クリエイターをVR作品制作へ誘う、360°ハンディ…
ZOOMからAmbisonics対応のハンディレコーダーH3-VRが発売されました。 Ambisonicsは左右(水平方向)、上下(仰角)、前後(奥行き)360º全方位の音を収録するVR映像で用いられる音声フォーマットで [……
ADAM Audio STUDIO PRO SP-5 予約開始!Ultrason…
モニタースピーカーメーカーとして名をはせるADAM Audioから密閉型のスタジオモニターヘッドホン『STUDIO PRO SP-5』が登場! STUDIO PRO SP-5は、なんと同じドイツのメーカーとしてしられるU [……
iCON Pro AudioがQCon Pro G2を発表!
主要なDAWのほとんどをサポートする8チャンネルコントロールサーフェス、QCon Pro G2を発表!
DiGiGrid DMSSバンドル 2セット限定販売!プラグイン処理のCPU負荷…
Rock oNのオリジナルバンドル『DiGiGrid DMSSバンドル』を限定2セットのみ販売いたします。 DiGiGrid DMSSバンドルは、DiGiGridのデスクトップI/Oシリーズ「D」「M」「S」に加え、Wa [……
ANtelope Audio『Theme of 禅』プロモーション Zenシリー…
Antelope AudioのモバイルI/Oシリーズ『Zen Studio+』と『Zen Tour』が15%OFFになるクーポンを発行いたします! Zenシリーズは、コンパクトなボディにドラムのマルチレコーディングにも対 [……
Novationが新しいMIDIキーボードコントローラーSL Mk IIIを発表…
NavationがSL Mk IIIを発表!シーケンサーやCV / Gateも装備!
セミナームービーの全編を公開!iZotope RX7 Master Class
【追記】2018年10月12日、後編を公開しました。 2018年10月3日、新装Rock oN 渋谷店にて開催されたセミナー『iZotope RX7 Master Class』のアーカイブムービーを公開しました。 当日は [……
Blackmagic Design「Blackmagic Pocket Cine…
NAB 2018で話題になり国内入荷はわずかのBlackmagic Pocket Cinema Camera 4Kが、Rock oN渋谷店に展示!
Gamechanger | Audio PLUS PEDAL 新発売!リアルタイ…
NAMM 2018で大きな話題となったGamechanger | Audioのルーパー Plus Pedalが遂に発売となりました!ピアノのサスティンペダルのようなバーを踏むとその瞬間の音が持続するという新しいコンセプト [……
Copyright © Media Integration, Inc. Rock oN Company
RockoNCompanyに関するツイート