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FUJITSU TENのEclipseシリーズは、国内外の著名アーティスト、エンジニアから高い評価を得ており、なおかつリスニングユーザーからも幅広い支持を得ているフルレンジスピーカーです。TD-M1はEclipseシリーズの初めてのアクティブ型で、発売当初から現在に至るまで、店頭でも非常に人気のある商品です。
フルレンジによる正確無比な音像と定位
Eclipseといえば真っ先に挙げられる特徴が1Wayのフルレンジスピーカーであること。全帯域をひとつのユニットで鳴らすので、非常に優れた定位&正確が音像が表現できます。ただ低域でのパワー不足になりがちですので、製品のメリット/デメリットを把握して、導入を検討した方がよいでしょう。
たとえば、キックやベースなどが重要な音楽制作のメインモニターとしては多少厳しいですが、マスタリングなど最終工程での検聴やサウンドチェック用のサブモニター用など、正確なモニタリングを必要な場面で非常に効力を発揮します。
優れたインパルスレスポンス
また同製品を語る上で欠かせない性能が優れたインパルスレスポンスです。これは音の立ち上がりと減衰をどこまで原音に忠実に表現できるかの能力といってもよいでしょう。
たとえばアタックと減衰が非常に早い、琴などの和楽器やハンドクラップなどが非常に正確に再生されます。また、たとえばスネアのブラシや、バイオリンなどの擦弦楽器の質感&音の粒立ちがこの上なくリアルなのです。
多様な入出力と計算し尽くされた独特のフォルム
また多様な入力端子も嬉しいところ。左からステレオミニアナログインプット、USB(内蔵のDAC経由となります)。またWifiアンテナを装備していますので、AirPlayでも接続が可能です。とくにUSB−DACやWifi接続を実現したことで、これまでよりもさらに幅広いユーザーを考えた仕様になっています。
横からみたTD-M1のフォルム。この造形には音響工学的な理由があり、同製品が目指す「ナチュラルなサウンド」を実現するための研究され尽くした形です。卵型のラウンドフォルムを採用することにより内部定在波を抑え、正確な音の表現が可能になっています。デザインの好みは、先進的であるが故に若干分かれるところでしょうか?
先進的なタッチセンサー操作部
こちらはLEDによるボリュームの表示です。「Eclipse」ロゴの上に見える点線部分のタッチセンサーをなぞることで調整できます。また電源ロゴの部分をタッチすることでON/OFFが可能です。
このオレンジのLEDは入力ソースを表示しています。個人的にはこの部分の操作性や視認性はまだまだ改良の余地があるように思います。
とはいえ、長らくその発売が待たれていたアクティブタイプのEclipseは、当初の話題性のみならず、すでに多くのユーザーによって愛用され、今でも売れ続けています。渋谷店ではいつでもご試聴できますので、ぜひ実物を確かめにご来店お待ちしております。
記事内に掲載されている価格は 2015年5月1日 時点での価格となります。
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