HEAR THE REAL TONE 2019 プラグイン 編
競合プロダクトを比べることで見えてくる真実の音。Hear the Real Tone2019、第1弾はプラグイン22本分の音源を収録しました!最新のiZotope Ozone9を含む各種ダイナミクス全てに私PD安田のレビューコメント付です!
INDEX
プレーンなサウンドはこちらです。こちらを元に比較視聴ください!
収録環境
yasu氏の協力いただいたドラム素材(スタジオレコーディング)
スネア:Telefunken M80SH
キック:audio technica ATM25
タム:LEWITT DTP340
トップ:AKG C414XLII
Pro Tools Ultimate 2019.6:オートメーションにてキックのミックス、スネアのミックス、そして全体の順番でそれぞれのコンプをバウンス。
各パラメータの設定に関して
アタック:0.2msec(わかりやすくかかり始めを早めにしています)
リリース:150msec
スネア、キックのリダクションを-3dbで、全体はおよそ-12dbになる設定で行なっています。
全ての音源をダウンロード(24bit/96kHz Wav)
Rock oN 総評 by PD安田
今回、いろんなメーカーのプラグインを揃えるという贅沢な企画を行わせていただきました。McDSPには搭載されていますが、Bite機能のように”コンプがはみ出る”部分に関しては、プラグインに設定できる箇所はなくとも、メーカー、機種によってだいぶこの部分のキャラが違っておりました。
いくら設定で同じにしても、またメーター上でのレベルを合わせようとしても、最大ピークの時のレベルは全て異なります。そしてどれが優れている!っていうこともなく、結論どれも自身に合う見た目と、使い勝手で選んでいくのがベストかなと改めて気づけました。
ぜひ、インターフェースを見ながら、サウンドのチェックをしていただき、直感でビビ!っとくるものを選んでいただければと思います!
まとめて比較試聴!
【プラグイン】
Universal Audio
1176 RevE
メーカーサイト直販
コンプレッサーの代名詞!Universal Audio 1176のプラグイン
「ブラックフェイス」のサウンドを継承
独特のFETゲインアンプの特性を有するFETコンプレッサー
黒モデルの1176ですが、固めなカツっとする感じのコンプレッションです。やはりWavesと比べても、より綺麗な感じ…な具合に変わってくれます。もしWavesとUAの2つある環境ならどっち使うか。これはぜひ持ってみるとわかりますが、かなり悩ましいところです。つまるところ微妙に差があるのですが、この微妙な具合が特徴的にはあまり差はないのですが、質感がだいぶ差があります。最初の話に戻りますが、やはりピュア感があるので、これも好みでとは言わず、両方持っておきたいですね。
McDSP
Retro Compressor
¥10,670
ヴィンテージかつクラシックな”レトロ”を味わえるコンプ
スムーズな歪み特性を実現、独自モデリング回路によるヴィンテージ・コンプレッサー
新しい発想でダイナミック・レンジをコントロール
割とMcDSPの中では後の方に登場したプラグインになります。そこそこシンプルで掛かりとしてはビンテージなテイストがありつつも、ナチュラルで固めにも掛けれるのがポイントです。ビンテージな見た目ですは、もう少しアタックが詰めれるのも魅力的で、ドラム素材にはちょうどぴったりでは?という印象にあります。(リダクションも見やすいです)またさらにDry/Wetもしっかりブレンドできるのもいいですね!
Waves
API2500
¥4,580
APIとの共同開発により、デュアルチャンネル仕様のコンプレッサーモデルを精密にモデリング
API独自のカラーとパンチ感を備えた2500コンプレッサーを再現
世界中のエンジニアを虜にした「feed back」と「feed forward」2つのコンプレッションタイプが、驚くほど幅広い、音楽的なキャラクターを生む!
やはりAPI2500も持っておきたいモデリングプラグインの一つかと思います。やや固めにも掛けれて、素材自体を少し太くしてくれます。またWavesの場合はOldとNewとあり、キャラ自体も変えることもでき、さらにはKneeも3タイプ変えたりとなかなか範囲の広いコンプになります。サウンドももちろん重要なのですが、何と言ってもAPIらしいこのステップなつまみが最高ですよね。触っていると実機が欲しくなるNO1です。
Slate Digital
FG-X
¥17,600
ミックスのクオリティに一切の影響を与えずに、サウンド・レベルをブーストするコンプレッサープラグイン
世界的な大ヒットを起こした新世代マキシマイザースタンダード
音楽的ダイナミクスを損なうことなく自在に音圧を調整
マスタリングプラグインとして定番のFG-Xです。コンプはしっかりと痩せることなく、全体を調整してくれつつ、なかなかピュアなサウンドだったと見た目と名前にややギャップを感じるプラグインでした。しかもCompeしたらFG Levelにてアウトプットを調整する感じになっております。今回この部分は影響を与えないように、パラメーターはいじっておりません。そしてインターフェース側にPeakとRMS値もしっかりメータリングされるので、ここが非常にみやすいです。(画面も大きいですし)やはりマスターに定番と言えるだけありますが、バスコンプとしてもいい感じに効果を発揮するプラグインかと思います!
iZotope
Ozone 9 Vintage Comp
¥42,240
新機能が追加され、これまでの機能もさらに進化を遂げた未来のマスタリングツール!
「Low End Focus」は、新しく開発されたDSPを使ったローエンド処理に特化した新機能!
「ヴィンテージモード」を追加したマスター・アシスタントで、より個性と色のあるマスタリングに!
Modern系がDynamicなら、Vintageはこのコンプです。こちらもMaster Assistantで最初に分析で児童に設定もしてくれるiZotopeのコンプになります。なおDynamicのコンプに比べるとまたさらにシンプルな設計なので、どちらというとこっちのコンプの方がしっかり抑えつつも暴走しないコンプになっており、サウンドの作り込みはVintageの方がオススメな感じでした。(個人的に好み)それに加えAndo Redoの機能もあるので、やり直しもでき、PeakとRMSもモニタリングできるので、マスターに挿しだけには勿体無い内容になっております。とにかくドラムには相性抜群でした。
Waves
C1
¥3,480
Wavesダイナミクスの原点!2種類の処理を同時に行う周波数1バンド選択型のプロセッサー
コンプレッション、エキスパンジョン、ゲート処理まで対応する、最高の1バンド・ダイナミック・イコライザ
クリアかつハイクォリティな音質を実現する独自の位相補正回路を搭載
Wavesの基本中の基本コンプです。バンドルを手に入れれば、確実に手に入るプラグインかと思います。実はC1はアタック、リリースなどの数値は細かくパラメータの設定が可能で、且つナチュラルにしっかりコンプレッションしてくれる、かなり優秀なプラグインです。特にスネアでアタック感のあるサウンドを演出したい時は、案外C1を使うとベストで、結構音作りもわかりやすく使い勝手もいいので、まだ触ったことないぞ!?という方はぜひいじってみてください。
McDSP
Ultimate Compressor
¥17,490
新世代のダイナミックレンジ・コントロール
定評あるMcDSPのコンプレッサーアルゴリズムに基づく10種類のモジュールをクリックひとつで切り替え可能!
McDSPクオリティで、なめらかな真空管サウンドからアグレッシブなソリッド・ステイト・サウンドまで実現!
このコンプレッサーはいろんなタイプのコンプがセットされており、一言で表現しにくいプラグインですが、オプト系も入っていたりとかなり万能なコンプではないかと思います。なお今回は全体が1176系(FET系)なので、あえてこの種類を選んでみました。ちなみにアタックのかかりは非常に素直で、全体を聴いていただければ分かる通り、そこそこ硬めなのが特徴的です。早くABP-16を触ってみたい
Sonnox
Oxford Dynamics
¥33,000
Sony Oxfordの業務用コンソールOXF-R3に搭載された柔軟度の高いダイナミクス系ユニットに基づいて作成
完全に独立したパラメーターを備えたコンプレッサー、リミッター、ゲート、エキスパンダーを装備
2バンド・サイドチェインEQ搭載
ナチュラルなんだが、固すぎではなくアタックの反応に素早く付いてくる印象にありました。これだけ反応が早ければKneeとかもしっかり作り込むことで結構スネアやキックのプラグインとしては重宝できるのはないかと思います。しっかり整えてくれつつも、音楽的な躍動感を与えつつ、なんとな見た目はピュアっぽいんですけど、掛けてみたら割とギャップに驚かされる感じです。昔から使用されている方からしたら馴染みある色合いとインターフェースですが、ぜひまだ持っていない方は、これは持っておいてもいいかもしれません。
iZotope
Neutron 3 Dynamic
¥44,000
ミキシングは、新しい時代へ
Neutron 3から8つのモジュールを起動、もしくはDAW上で各モジュールを個別にインサートして使用。
ミックスアシスタント: フォーカスする楽器パートを選択して楽曲再生すると、Neutron 3が自動的に音量レベルをミックス
こちらもOzoneより先に新しく出てきたミックス目的のプラグインになります。Neutronの特徴は他のトラックとリンクさせることで、新しくインサートしたトラックに対して、自動分析後にコンプを設定してくれる機能が搭載されております。かかりとしては、こちらもなかなか素直でありつつも、優秀な感じですぐに暴れない印象にあります。またパラメーターの配置がユニークで、真ん中にアナライズとともに調整ができるようになっており、よりユーザー目線で作られているのがポイントかと思います。他にもEQなどの機能もあるので、合わせ技で使用するのがベストではないでしょうか。
Universal Audio
elyria mpressor
メーカーサイト直販
クリエイティブなダイナミクス処理を可能にするユニークなコンプレッサーのプラグイン!
コンプレッション・エフェクトやクリエイティブなサウンドデザインを実現
綺麗で素早いコンプレッションが特徴
さて、テキスト書くのにこのプラグインが最後となりました。あえて面白いのを選んでみました。elysiaってあんまり試す機会もないかと思いますが、mpressorは何かと歪み要素も少なく、結構綺麗で素早いコンプレッションが特徴的です。個人的にはドラムにかけるならこれもおすすめ!と思いつつ選んでみました。結果としてはこうして並べると、アナログでありつつも割とスタンダートな立ち位置にいるので、個人のスタジオで万能に使えるコンプが欲しい!方には、オススメできるアウトボードです。なおプラグインもやはりそういう印象で、なんとなくつまみがマウスでいじるのが惜しい感じですが、これも持っておきたい一つですね。
FLUX
Pure Compressor
¥11,000
清廉で純粋なサウンドを追求する、限りなく透明なコンプレッサー
クリーンで繊細な処理からクラシックなサウンドまで幅広く対応。独自の「Angel’s Share」「Hysteresis」パラメーターも搭載。
独自の「Angel’s Share」「Hysteresis」パラメーターも搭載。
さてFLUXのコンプの登場ですが、Pure Compressorの特徴はDXDとVS3 MassCoreにも対応しており、幅広いDAWソフトにて対応しています。またオートスレッショルドや、Dynamic Velocityなど他にはあまり見かけないユニークなパラメータが多いのもポイントです。コンプのかかりとしてはFLUXだけあり、しっかり精度の高いコンプレッション感で、調整もアナライズのところで色が濃くなる方式でわかりやすいです。実際音楽となるとややアバウトな調整で、聴こえて良ければ良し!な要素も重要なのですが、映像も含めた臨場感を出すには、こういうアナライズがあると、結構楽しいなと思うプラグインです。
Waves
CLA-76 Black
¥5,680
60年代中期の代表的なリミッティングアンプ”Blacky”を再現
クリス・ロードアルジの協力のもと世界中のオーディオ・エンジニアが必要としているコンプレッサーを完璧にモデリング
FETによる鋭いアタックとレンジ感、60〜70年代を代表するClass Aリミッティングアンプをプラグインに
PD安田のお気に入りプラグインNO1です。Wavesのモデリングはアナログモードというのがあって、50Hzか60Hzが選べます、しかしなかなかいい感じのノイズが入るので、好まない方はOFFにするという。それはさておき。やはりWavesの1176は非常に素直なコンプのかかりと使い勝手含め、効果のわかりやすさが素晴らしいです。1176系は全般的にそうなのですが、インプットでしっかりリダクションを見つつ、Out Putで出力されているレベルを見て整える!(リミッター機能として使用する)という感じに使うかと思いますが、割とパラメーター通りで裏切らない結果になるかと思います。
Softube
FET Compressor
メーカーサイト直販
最も有名なコンプレッサーの1つを忠実にモデリング
深いゲイン・リダクションを得ることが可能!
ユニークなUIデザインを採用し独自のパラメーターを追加したコンプレッサー
Softubeって割とドライブ感の強いプラグインな印象…だったのですが、このFET Compは素直でありつつもちょうどいいやつ的な存在でまたシンプルに使い勝手もいい感じです。見た目がオーディオ系のアンプな感じなので、見た目にとらわれやすい…?ですが、案外スタンダードにグラフ的にも中心に位置づけられました。1176系のプラグインですとメータは切替方式なのですが、こうやって役割違いが2つ出てくれる方がわかりやすいかもしれません。そして何気にアタックリリースのつまみが76と同じで右回しなのもなんとなく意識しているんでしょうか。とにかくこれはサウンド的にスタンダードなので、ぜひお試しあれ。
Universal Audio
1176 RevA
メーカーサイト直販
コンプレッサーの代名詞!Universal Audio 1176のプラグイン
「ブルーストライプ」のサウンドを継承
独特のFETゲインアンプの特性を有するFETコンプレッサー
さてさて、本家のモデリングプラグイン、ずっと前からWavesとしっかり比較をしてみたかったNO1です。なお今回はLegacyタイプではなく、新しく出たLegendシリーズを選んでおります。そこでWavesとの比較なって申し訳ないのですが、ピュア感で言ったらUAの方が上になりました。もうちょっとドライブ感があるのかな?と思っていたのですが、意外な印象で驚いています。そして1176ってちゃんとしたらこういうサウンドですよねって思えるかかり方で、やはり1176を惚れ直すきっかけになるプラグインではないかなと思います。
IK Multimedia
T-RackS 3 Black 76
メーカーサイト直販
伝説のFETコンプ1176をモデリングしたプラグイン
独自のIKテクノロジーによる正確なモデリングを実現
最大192 kHzのサンプリングレートをサポート
さてIKからも1176のモデリングの登場です。比較的、後の方に出てきたプラグインでなんとなくLA-3っぽい?見た目です。前述のWavesやUAと比較すると、やや柔らかめなコンプ感が聴いて取れます。すこしゴッテリしている素材には多少歪ませる程度にかけるとベストなんじゃないかなと思いつつ。個人的にAmplitubeの印象が強く、やはり弦楽器系には相性が良い感じかと思っております。ぜひこれも持っていて面白いプラグインの一つかと思います。
Waves
CLA-76 Blue
¥5,680
60年代中期の代表的なリミッティングアンプ”Bluey’を再現
クリス・ロードアルジの協力のもと世界中のオーディオ・エンジニアが必要としているコンプレッサーを完璧にモデリング
FETによる鋭いアタックとレンジ感、60〜70年代を代表するClass Aリミッティングアンプをプラグインに
黒のモデルに比べて、Input入力が大きく、係もやや滑らかになっています。あまり書くと、モデル毎の議論が飛び交いそうなので…ちなみに私は現行の1176がなんやかんや好きです。機能的な面で大きな差はありませんが、カツカツした素材よりは、全体が抑揚のある感じの素材を太くさせるような印象にあるかと思います。とはいえこのモデルの実機が欲しくても手に入りにくいのですが、プラグインでならリコールも、複数トラックにもガンガンに使えてしまうので、なんと贅沢なんでしょうかね。
IK Multimedia
T-RackS 3 Opto Compressor
メーカーサイト直販
ハイファイ・ゲイン・コントロールが可能な光学式コンプレッサーサウンド
ハイエンド光学式コンプレッサー特有の、自然で極めて音楽的な振る舞いを忠実に再現
ダイナミクスを活かすヴォーカル・トラックなど、アコースティック・サウンドに最適なタイプのコンプレッション!
IKからあえてアタックリリースがヌルヌル調整できるこのOpto Compをチョイスしてみました。なかなかの膨らみ感のあるサウンドが特徴的で、個人的に手に入れた当初、おお!?と思った(思い出のある)プラグインなのであえて選びました。オプトなのに細くアタックリリースのパラメーターが調整できのはなかなかなく、ややパラメーターの設定に困るのですが、個人的にはドライブ感を足したいなら一度試してみてほしいところです。そしてM/S処理も可能です。
Avid
BF76
メーカーサイト直販
Pro Tools標準装備の定番コンプレッサー
操作しやすいシンプル設計で、1176系サウンドを実現!
柔らかなコンプレッションで、ドライブ感あるサウンドを実現!
Pro Toolsの標準装備となっているコンプです。元々はBombfactoryというメーカーでパープルの76があったりと、なかなか当時から考えたら、かなり先を行っていたモデリングプラグインでした。他にWaves CLA76、UAD 1176が出ておりますが、比較的ドライブ感のあるサウンドが特徴的です。そして柔らかめにコンプレッションするので、各インストのレベル上げには使いやすい(動作も軽い!)のがポイントです。インプットも突っ込んでブーストすると面白いです!
Softube
CL1B
メーカーサイト直販
Tube-Techの設計者との共同制作による光学式コンプレッサー
幅広い素材に対応できる多用途で個性豊かなプラグイン
実機を正確にモデリングし、光学式コンプレッサーの可能性を知るには最適
CL1Bのプラグインといえば!案外モデリングが出ていないTube Techのプラグインなのですが、個人的にはLCA-2Bは実機の中でも一番好きで、なんとなくそのルックスからCL1Bが欲しくてたまらない存在です。今回この機会に試したところ、やはり実機に近しいのですがインプットを突っ込むといい感じに暴れます。なのでアタックの早い素材よりはボーカルとかの方が太くさせる効果としてももっと適しているのではないかと思います。今回はドライブ感重視で位置づけておりますが、いい意味でいうと、よくコンプが反応してくれているというのはCL1Bなのかもしれないですね。
McDSP
Compressor Bank
¥13,420(税込)
あらゆる名器を再現可能なコンプ / リミッタープラグインの決定版
「ニー」「バイト」といったパラメーターにより、より多彩な調整が可能
柔軟な対応力を駆使して、自由なコンプレッション、リミッター処理を実現
McDSPといえば定番のこのコンプです。ひと昔はPro Tools専用のプラグインでしたが、現在はAUやVSTで他のDAWでも使用可能です。かかりは固めにもできますが、比較的柔らか目が特徴的です。またBiteという機能がありコンプの瞬間的な音の漏れも調整可能で、ドラムなどのアタックがある素材にはパツンとさせることもできるので、なかなか自由度高いのも魅力的です。そして最近発売となったAPB-16というプラグインできるハードのアナログプラグインも登場しましたので、本当はこれが試したかったのですが、ぜひ触ってみたいですね。
Fab filter
Pro-C2
¥15,510
スタジオ/マスタリングクオリティのコンプレッサープラグイン
8つの異なるコンプレッションスタイルを美しいサウンドキャラクターと共に提供
サイドチェインEQ、カスタマイズできるフィルター群を搭載
fabfilterのいいところは背景にサウンドの動きがリアルタイムに流れていくところかと思います。実際に流しながらピークの叩きを先見しつつ調整できるので、その素材の一番大きいところ前後にロケーターを置き、活用するとベストかと思います。またユニークな機能として、左下にMIDI Learnという機能があります。これはお持ちのMIDI Contorolerでつまみをアサインすることが可能です。なので、ミックスに集中する際、特にMIDI Contorolerを特別なものを用意しなくて、自由に使用できるので、即戦力高めなプラグインかと思います。やや柔らかめなかかり方ですが、サクッと使用できるので、人気な理由も首肯けるなと思いました。
iZotope
Ozone 9 Dynamic
¥42,240
新機能が追加され、これまでの機能もさらに進化を遂げた未来のマスタリングツール!
「Low End Focus」は、新しく開発されたDSPを使ったローエンド処理に特化した新機能!
「ヴィンテージモード」を追加したマスター・アシスタントで、より個性と色のあるマスタリングに!
待望のIzotope OzoneがVer9になって登場となりました!Ozone 9 もリアルタイムでサウンドの動き見ながらコンプの調整が可能です。割と調整できる箇所もシンプルで、ユーザビリティがしっかり考えられているのが大きなポイントかと思います。サウンドに関しては、意外とこれまでのWavesとかと素直さとは逆で、突っ込んだ時の膨らみ方がかなり素直です。コンプというより、リミッター的なかかりに近い印象にあり、これはまた違った使用になっていくのではと思います。それとMaster Assistantで自動的にコンプを設定してくれるのはこのiZotope社の大きな武器とも言えるかと思います。
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