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国内外のあらゆるイベントをいち早くレポート! またブランドや製品誕生の秘話に迫るDEEPなインタビューを掲載!

01
Aug.2012
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ホームピアノはここまで進化した!! 同社らしい開発コンセプトを感じさせてくれる7機種一挙登場で電子ピアノマーケット全体を激震させるCASIO新製品取材レポート!!

九段センタービル11Fにて行われたCASIO新製品発表会。会場にはホームピアノラインナップから光ナビゲーションシリーズ、最新XWシンセサイザーまで同社鍵盤楽器ラインナップがズラリ!

今年発売中の同社シンセサイザー『XWシリーズ』でもダンスミュージックカルチャーとの一体化を図るプロモーションを展開するなど、同社ならではのカルチャーシーンと連動したマーケティング、使い込むほどに味が出る作り込みの深さ、割り切りの良さが生み出すコストパフォーマンスは魅力ですよね。今回発表された最新機種にもCASIOらしい開発コンセプトがしっかりと息づいていました!!

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前回のXW取材レポート時と同様にCASIO楽器企画室 阪下氏から新製品のプレゼンをいただきました。

実に約16万台もの電子ピアノが国内で毎年売れていることを皆さんはご存知ですか?

中でもおよそ5万人ものユーザーがCASIO電子ピアノを選び、親しんでいます。この市場は、自然的に生まれたものではなく、2003年以降に同社が打ち出した電子ピアノにおける驚異的なコストパフォーマンス、そしてホームユースの電子ピアノタイプで初めて奥行き30cmを実現した日本の住宅事情にフィットした筐体等各種開発技術、同社CMC(カシオミュージックサークル)などの幼稚園児からシニア層までカルチャーシーンにリーチする販売戦略が生みだした電子ピアノ市場と言えます。

この市場開拓のきっかけとなったのは同社前会長の故 樫尾俊雄氏が楽器市場参入の際に打ち出した『楽器は弾ける人だけが楽しむものではない、いかに音楽を楽しめるか、楽器に親しめるか』というコンセプト。

皆さんご存知の光ナビゲーションキーボードをはじめ、文化との一体化を計る同社の姿勢は「音楽はもっと自然にみんなの生活の中にあるもの」だというメッセージを感じさせてくれます。(※ちなみに最新の光ナビゲーションシリーズでは光る鍵盤を打鍵する早さで脳年齢測定してくれる面白ゲーム機能までついてました)

その中でも同社電子ピアノ代表ブランドとなるのが『Privia』と『CELVIANO』。JAZZやPOPSなど気軽にはじめたい方向けのカジュアルコンパクトなホームピアノ『Privia』、魅力的な機能性を誇るクラシック向けの『CELVIANO』。

最新カスタムLSI、最新技術音源、新サンプリング方式、新鍵盤や筐体構造にいたるまで全てが進化した両シリーズの魅力をご紹介致しましょう!!

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2012年、電子ピアノのあるべき姿とは何か。CASIOが新規電子ピアノ開発に着目したのは、コンサートグランドに迫るという実に同社らしい技術と表現力の深さだったのです。その技術的進化のポイントを発表会に使用されたスライド写真にてご紹介致します。

●新規開発カスタムLSIを使い、CASIOの電子ピアノ技術は2年毎に飛躍的な進化

(※注:デュアルエレメント=ベロシティ変化における2サンプル切替の音色変化)

●弦毎の共鳴、発音から減衰までグランドピアノの繊細な音色変化を実現するマルチディメンションAiR(Acoustic Intelligent Resonance)音源

●原音をより忠実に、自然な減衰を再現! そのためにメモリ容量を倍増、新サンプリング方式と特許出願中の可逆圧縮技術により収録時の音が甦る!

そもそもグランドピアノの響きはどのように生まれるのか?を解析。鍵盤毎(弦毎)の響きの違いを完全再現する『88鍵盤共鳴ステレオシミュレーター』を搭載。

●演奏者のパッションを音に反映! 離鍵による音色変化(余韻)までも再現するキーオフシミュレーター

●512バンドのFLTによる出音へのフラットチューニング、まさにモニターのAUTOキャリブレーションのごとき出音へのこだわり

●16256段階の音色変化で演奏者のパッションを音に反映!! 高級感溢れる象牙調/黒檀調の新開発鍵盤、ハンマーアクションの特徴までもを完全再現!!

※ちなみにこちらは、取材会場でお茶をこぼしてしまった際に出されたティッシュケース。先日XW取材レポートでご紹介した本社ビルの通路にも鍵盤模様があしらわれているなど、楽器メーカーらしい遊び心を感じますね。

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今年で電子ピアノマーケット参入32年目を迎えるCASIO。

2000年当時、電子ピアノは最安モデルでも14万円以上。ボーナス商戦のアイテムだった電子ピアノのマーケットはCASIOの参入により大きく広がりました。

現在では春〜GW、クリスマスシーズンまで誰もが気軽に導入出来るようになったのは、先述の『音楽は楽器を弾ける人だけが楽しむものではない、いかに音楽を楽しめるか、楽器に親しめるか』という姿勢の結果に他なりません。

XWシリーズ取材レポートでも書いたように、同社らしい計算された緻密な機能と深さを持ちながら、高いコストパフォーマンスでカルチャーシーンにとけ込む製品開発コンセプトがそこにもしっかりと根付いているんですね。

2012年、魅力ある新製品の投入でマーケットをを活性化させる同社の姿勢には非常に感銘を受けます!

主要ラインナップを一新したCASIO電子ピアノシリーズ、まず8月28日にはPX-150、PX-750、AP-250の3機種が一挙登場。

9月中旬にもPX-350M、AP-450の2モデル、9月下旬にはAP-650Mが登場。(PX-850は10月中旬〜下旬予定)

店頭では既に発売を開始している同社XWシリーズを展示中! 是非製品に触れて、同社開発コンセプトを体感して下さい!!

記事内に掲載されている価格は 2012年8月1日 時点での価格となります。

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