本サイトでの Cookie の使用について

閉じるボタン
head-love Created with Sketch. CREATOR
REPORT

国内外のあらゆるイベントをいち早くレポート! またブランドや製品誕生の秘話に迫るDEEPなインタビューを掲載!

01
Apr.2019
REPORT

Synthplex2019 Day3:Gamechanger Audio & Erica Synth

こちらも2つのメーカーのコラボ製品です。Erica Synthの新しいモジュール、Plasma Drive。

https://www.ericasynths.lv/news/plasma-drive/

このビカビカは見覚えある人も多いと思います。そうです、昨年Game Changer AudioがリリースしたPlasma Pedalとのコラボですね。

https://www.gamechangeraudio.com/plasma/

Erica SynthとGame Changerは何繋がりかというと両方とも本拠地がラトビアなんですね。

ロジカルな部分は置いといてサウンド的にはPlasma Drive同様第一印象はFuzzサウンドに近いです。
Oct Upの切り替えは奇数倍音へのアプローチを変化させるためのスイッチでよりハイが出ている印象になります。
エレキギターに於けるFuzzもそうですが、歪ませすぎると音が引っ込んでしまう欠点があるんですよね。
Plasma Driveはそこが一般的なFuzzとは違っていて歪ませていっても押し出しが(transient)上手く残るように味付けされているように感じました。
もちろんCVで外部から各パラメーターを変化させられるので、シーケンサーに同期させた急激なパラメーターの変化も可能となっています。既にリリース済みで330ユーロです。

04_Erica-Synth-Plasma-Drive

そして左隣に写っているBASSLINEというVCOモジュールは同社のベースマシン、ACIDBOXにインスパイアされたフィルターを搭載。
これが非常に個性的なサウンドでTB-303タイプとは全く違い、なんとソ連で80年代に作られた激レアシンセPolivoksのフィルターをエミュレートしたVCFなんです。
独特な発振サウンドは病みつきになります。BASSLINEはLP/BP切り替え可能で、VCOには三種類のウェーブフォームが搭載され、TECHNO SYSTEMのシンセサウンドを司ります。
ちなみに現在Polivoksは小型化されて100台限定でリイシューされています。

erica2

また、Erica SynthはそのBASSLINEもインストールされている究極のドラムモジュールシステム、その名も「TECHNO SYSTEM」をリリースしたばかり。
TR-909のステップボタンを思わせる高機能シーケンサーDRUM SEQUENCERは精悍なブラックバージョンを搭載。
トリガーやアクセントは内部でパッチングされているため、プレイヤーはオーディオシグナルのパッチングに専念できますね。荒々しい90年代テクノを彷彿とさせるサウンドに心が躍ります。
発売されたばかりのSAMPLE DRUMもあるので幅広いプレイが出来るでしょう。

Erica-Techno-System

こちらはErica Synthの人気VCOモジュールGraphic VCO。強力なWAVETABLEデザイン機能を持ち二つのWAVETABLEをモーフィング可能です。

02_Erica-Synth-Plasma-Drive

この記事、あなたの評価は?

    記事内に掲載されている価格は 2019年4月1日 時点での価格となります。

    最新記事ピックアップ

    NAB 2024 Day 4 : Audio-Technica
    Audio-Technicaブースにはモータースポーツの収録に適したマイク、BPシリーズがレーシングスーツと共に展示されてます。中央のBP4027はステレオ仕様のショットガンマイクで、単一・双指向性に対応した高感度ユニッ [……
    NAB 2024 Day 4 : Sonnet Technologies
    Sonnet Technologiesブースには、Thunderbolt 5 eGPUの看板が!Thunderbolt 5は”双方向80ギガビット/秒(Gbps)の帯域幅を実現し、Bandwidth Boos [……
    NAB 2024 Day 4 : Cerevo
    Cerevoブースには新商品であるFlexTall Proの姿が!FlexTall Proは有線・ワイヤレスに対応したタリーランプで、有線の場合はEthernetによるPoEに対応。ワイヤレスの場合はランプ1台を親機とし [……
    NAB 2024 Day 4 : WavesLive
    2024NAMMショーでも話題になったオールインワンのプラグイン・エフェクトラック、WavesLive SuperRack LiveBoxの実機をLawoブースで確認することができました。背面の端子類を確認できたのは、こ [……
    NAB 2024 Day 4 : 3PlayMedia
    NAB 2024のIT系の企業が集まるWest Hallで面白いソリューションを展開しているメーカーが有りましたのでご紹介したいと思います。その名もAI DUBBING。メーカーは3PLAY MEDIAという会社。 ht [……
    NAB 2024 Day 4 : SENNHEISER
    ゼンハイザーは、ロケーション用のマイク、ワイヤレスといった製品を中心に展開。その一角には、もちろんNEUMANNも。さらには、グループの一員となったMERGINGの姿もありました。 Neumannコーナーでマイクは別の場 [……
    NAB 2024 Day 4 : Salsa Sound
    IBCでもレポートをお届けしたSalsa Sound。汎用PCベースで、MPEG-Hのエンコードの出来るこのアプリケーションですが、MPEG-Hのオブジェクト性と同様の考え方で、同時に5.1chと2ch、更には、ナレーシ [……
    NAB 2024 Day 3 : GB labs
    海外レポートでも毎回取り上げているエンタープライズ向けNASのメーカーGB labs。汎用性の高さとその高速性で国内でも多くの導入の見られるNASサーバーの一つです。そのGB labsの最新ソリューションであるNebula NASをご紹介し…
    NAB 2024 Day 3 : Fraunhofer
    MPEG-Hが、世界の放送局、日本の放送局でも次世代放送規格として採用が決まり始めたFraunhofer。NAB 2024ではその最新情報を聞くことが出来ました。
    NAB 2024 Day 3 : Neutrik
    コネクターのリーディングカンパニーNeutrik。XLRのケーブルはもちろんTSR、スピコン、パワコン、イーサコンなどいたるところでお世話になっている同社からDanteのInterfaceが登場しました。 ラインナップは [……
    NAB 2024 Day 3 : AJA
    アメリカ製にこだわるAJA。新製品では有りませんが、NABの会場でも各社の採用が目立つNDIの製品がありますので、ご紹介したいと思います。 こちらがその製品。AJA Bridge NDI 3Gとなります。3G-SDI信号 [……
    NAB 2024 Day 2 : Vizrt
    Rock oNレポートでは初登場となるVizrt。なぜこのメーカーを取り上げるのかというと、Rock oN Awardも獲得しているNDIの開発メーカーであるNewtekを買収し、傘下に収めたため。Vizrtの一部となったNDI、そしてTr…
    Copyright © Media Integration, Inc. Rock oN Company