本サイトでの Cookie の使用について

閉じるボタン
head-love Created with Sketch. CREATOR
REPORT

国内外のあらゆるイベントをいち早くレポート! またブランドや製品誕生の秘話に迫るDEEPなインタビューを掲載!

20
Jun.2013
REPORT
  • HOME
  • REPORT
  • Rock oN レポート!サウンドフェスタ in 大阪 2ndDay

Rock oN レポート!サウンドフェスタ in 大阪 2ndDay

台風4号の影響で雨がシトシト降る大阪。でもサウンドフェスタ2日目は昨日に引き続き、そんなことを感じさせないほどの熱気に包まれています!

都内や海外のショーレポートは幾度となくトライしているRock oNレポーターも、年に一度の大阪は毎回とても新鮮です。

Digico

Waves、SOUNDTRACKSとのコラボで生まれた「DiGiGrid」製品の国内正規取り扱いがMedia Integrationになったことが先日の大きなニュースとなり、改めて注目を浴びるDigico。

入出力を集約するD-Rackと、コンソールの制御を行うサーフェスの2つで構成されたこのSD9は、“ステルス・デジタルプロセッシング”を採用し、上位機種とまったく同じ音質とスムーズな操作性を実現しています。オプションでWavesのプラグインテクノロジー“ Waves SoundGrid”に対応できるキットが用意されていることも、今思えばDiGiGridを予感させるものだったんですね。

★DiGiGrid製品に関する詳細、そして開発者インタビュー特集記事はこちら!>


YAMAHA

YAMAHAブースでまず目(耳?)を引いたのはサウンドサイネージのTLFスピーカー。

「Thin・Light・Flexible」の頭文字をとってTLFスピーカー。これは薄くて軽くて曲げられるという特性を備えた静電型のスピーカーです。上の写真のポスターフレームではなく、めくれ上がっているこの布こそがTLFなんです!この1.5mmの布が3層になっていて、表裏の2面を固定し、中の振動層を振動させることで音が鳴る仕掛けになっています。コーン型のスピーカーから出る放射型の音と違い、こちらは平面波が前後に放出されるため非常に指向性の高い音となり、狙いを定めた音広告を打ち出すことができます。

ブースの中ではこのTLFスピーカーからBGMが流れていたのですが、初めて見た人はまさかこのポスターがスピーカーとは気づかないため、丁寧に「ココから音がでています」とポップが貼ってありました。これから商業施設などでの運用が始まるとのことでした。

Nuendoをコアエンジンとし、コントロール・サーフェスとDante採用のI/Fを一つにしたNuage!ポストプロダクション向けの多機能さ、サラウンドへの柔軟な対応など評価の高いNuendoを、業務スタジオの中心として使用するためのシステムとして、大阪を始め関西地区に拠点を持つの業界関係者の注目を集めます。さりげなく真っ赤なDanteカードが!

新HSシリーズ。NS-10Mを意識して設計されたサウンドが売りの本シリーズ。こちらは絶賛発売中です。

詳しいスペック&在庫状況はこちら!


Shure

Shureのブース、2012年7月25日から始まったワイヤレスマイク(特定ラジオマイク)のの移行先として提案されている(470-714MHz)700Mhz対応製品のプレゼンテーションが行われていました。
携帯電話の利用者の増加などを理由に電波法が改正され、770M-806MHzのいわゆるA帯を使うワイヤレスマイクは2019年3月31日で使用できなくなります。
この周波数以降の問題が業界全体の注目を非常に集めていることが伺える、熱いまなざしが向けられ、現状を確認する質疑応答も多く交わされました。

続いては、2013 NABショーで登場したのがこのAutomatic Mixer SC820。
本機は収録現場やインカムシステムなどで、マイクの数が増えることによってノイズフロアが上がってしまう症状を解消します。
これまではゲートをかけたりEQでローカットをしたり調整するのが一般的な手法でしたが、本機は各チャンネルに入力されるシグナルを自動的に判別し、シグナルを検知すると自動的に音量を上げ、信号がない状態になると適当な音量にゲインを落とすという動作をします。
ゲートと似た高価かと思われてしまいがちですが、このIntelliMixをオンにすると、すっとノイズフロアが下がり、音声が聞きやすくなる印象になり、決して不自然な印象になりません。

価格はDANTEをオプションで選んだりI/Oの構成によって変わるものの、$2,374~$2,999までと導入しやすい価格帯となっています。


CANARE

老舗のケーブルメーカーCANAREのブースは、音響設備の展示会としては珍しいレクチャー卓が展示されていました。

会議場やミーティングルームに置くこの卓は、昨今プレゼンに絶対といっていいほど使われるモバイルPCからの映像や音声などの各種コネクトを用意にしかも安全に行えるよう設計された高機能な卓です。

そういえばサウンドフェスタの会場となっているグランキューブ(大阪府立国際会議場)は元々、G8サミットを開くために建てられた施設なんです。会議中の声がうまく聴こえるように音響的にデッドに作られた部屋が多いのはそういうわけなんです。


記事内に掲載されている価格は 2013年6月20日 時点での価格となります。

最新記事ピックアップ

NAMM2025 : TOPPING Professional
中国の広州に本社があるオーディオ機器メーカーTOPPING。元々はリスニングオーディオの分野で高い技術力と開発実績を持っており、世界中から高い評価を得ているメーカーです。その約17年に渡る実績を経て、満を持して音楽制作関 [……
NAMM Show 2025 : Report!!!!!!!!
NAMM Show 2025 行ってきます!!! ReporterMorimoto ReporterSato Shota 怒涛の新製品ラッシュで盛り上がりを見せるNAMM Showがついに開催!今年はプロオーディオに精通 [……
NAMM2025 : MUSICUS
ありそうでなかったロフトベッド+防音室の組み合わせを発見! これは韓国発MUSICUSから発売されている、ロフトベッドの柱に沿って壁や天井に吸音材、遮音材を貼り付けるタイプの防音室です。 本製品は居住スペースの限られてる [……
NAMM2025:MNTRA
GPU処理で5次アンビソニックスまで対応のリバーブ!?MNTRAリビングスカイ登場! みなさんはNAMM2023で話題になったGPU Audioをご存知ですか?GPU Audioは、WindowsPCの外付けGPUやAp [……
NAMM2025 : Solid State Logic
SSLから新製品2種登場!さらにHarrisonからチャンネルストリップが登場! Solid State Logicブースには見慣れた製品が多く並ぶ中、新製品の展示もされておりました。 SSL 18は既存のSSL社のオー [……
NAMM2025 : Audiomovers
Audiomoversブースでは、現在開発中の OMNIBUS Windows版 のデモが行われていました。 これまで「Mac専用バーチャルパッチベイ」として、アプリケーション間とハードウェア入出力間でオーディオ信号を自 [……
NAMM2025 : BLACK LION AUDIO
BLACK LION AUDIOのブースでは、希少なハードウェアコンプを再現したLevel-Locや、48ポイントのTRSパッチベイPBR TRS³ LITをはじめとしたパッチベイ群が展示されていました。Level-Lo [……
NAMM2025 Adamson
1983年にカナダで設立されたメーカーAdamsonのブースでは、モニタースピーカーの新製品、MG10を展示! MG10は完全自己駆動の高性能デュアル10インチモニターラウドスピーカーです。 このMシリーズは重量やフット [……
NAMM2025 : AMS Neve
AMS Neve新製品88Cの詳細を特別インタビュー! AMS Neveからフラッグシップコンソールである88RSのチャンネルセクションにしようされているコンプレッサーを抜き取ったアウトボード88Cが登場です。 会場内で [……
NAMM2025 : KARNO
次世代のアナログプロセッサーSepiaを発見! 会場内にてドリンクバーのボタンのような展示を見つけ立ち寄ったところなかなか面白いデバイスを発見しました。 Sepiaはファミコンのカセットのようなものが1Uラックに6個刺さ [……
NAMM2025 : Focal
Focalからラージサイズのスタジオモニターが初登場! Focal Professionalから初のラージスピーカーが登場しました。 その昔KRKなどのラージサイズのユニットを製造するところからスタートしたFocal P [……
NAMM2025 ROLI
ROLIから新製品”Piano”が登場! コロナ前に日本でも販売されていたROLIから革新的な製品が登場です。 Airwaveという2個の赤外線カメラを搭載したハンドトラッキングデバイスと組み合わせることで、鍵盤から手を [……
Copyright © Media Integration, Inc. Rock oN Company