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7/9にRoland本社で行われた新製品発表会に行ってきました。V-Drumリニューアル、マーチングパーカッションRMP-12登場、とドラ ム/パーカッション系で大きな新製品が登場しましたが、ここはあえて弊社サイトをご覧になっている方々の影なるリクエストの声にお応えして(!!)、 NEWシンセ JUNO-STAGEを中心にレポートします。(by Web Master Morris)
ステージには、Roland製品発表会ではおなじみのキーボーディスト渡辺チェルさんが、JUNO-STAGEを前にスタンバイ。大きく手元を映し出したスクリーンを背後に、実演を交えながら製品特徴が説明されました。
JUNO、、、、 思い起こせば今やクラシックという言葉も当てはまるRolandアナログシンセの名機たち。JUNO-60やJUNO-106は中古市場やオークションで 目にすることのあるモデルで、今でも愛好するシンセファンが多くいるでしょう。そのJUNOの名を冠したデジタルシンセが製品ラインナップとして再スター トし、これまでにJUNO-D、JUNO-D Limited Edition、JUNO-Gがリリースされています。今回新登場のJUNO-STAGEは名前の通り、ステージパフォーマンスに特化した機能を盛り込ん だ76鍵シンセサイザー。主な特徴は
1、ライブ向けサウンドの充実
恐らくステージで使用頻度の多いピアノは、88鍵ステレオ・マルチサンプリングによる高品位サウンド。直ぐに手を伸ばせば切り替えられるトップパネル上に ピアノモードボタンを配置。曲のパートの中で音色を切り替えても、ワンタッチでピアノへ戻ることが可能。エクスパンジョンボードSRXシリーズは追加で2 枚装備可能ですので、SRX-11 Complete Piano、SRX-12 Classic EPsなどで、さらに即戦力アップを図る事も可能でしょ。。
2、新開発「おもり付き」76鍵盤キーボード
「ピアノで弾くならピアノタッチの鍵盤で」という要望に応える新開発鍵盤。繊細なタッチに加え、シンセ・ソロのような激しいタッチやグリッサンドにも対応でき、ステージ対応を前提にしたチョイスだと言えます。
3、ステージ使用に最適化された演奏性能とファンクション搭載
カテゴリー毎に用意された音色選択ボタンに加え、Favorite機能では100個のお気に入り音色を登録可能。パッチ選択専用のペダルを使えば 瞬時にサウンド切り替え可能です。フィルターやエンベロープをコントロールできる専用ツマミもあり、シンセサーザーJUNOらしい機能でしょう。大型ディ スプレイはバックライト搭載なので、暗いステージでも視認性ばっちりです。
4、ボコーダーとしても使用可能なファンタム電源供給、専用リバーブ付きのマイク入力端子
5、USBメモリーのMP3/WAV/AIFF/MIDIを再生可能なソング・プレーヤー機能
本体左端に付いたUSBメモリーの接続端子。ここにUSBメモリーを挿して、バッキングトラックを再生できます。SEやループ的な素材などを自分 の演奏にミックスできるので、使い方はアイデア次第。センター・キャンセル機能も付いているので、ボーカルを抜いたりするマイナス・ワン再生を行うことが できます。
Roland シンセサイザー開発部 プロデューサー 栂井 秀方 氏に製品説明をして頂きました。Quick Time ムービーでご覧下さい。
赤/青のJUNOカラーのボディは9.8kgという軽量設計。持ち運びのしやすさまで含めて、至る所にステージ・パフォーマンスに対するアイデアが盛り込 まれています。今時のワークステーション型シンセの複雑さ/高機能とは別の路線を目的にした製品ですが、そうはいっても一昔の「音が出るだけ」系の製品に 比べたら、かなり充実した機能。これだけの沢山の機能をシンプルに盛り込み、使いやすさ、弾きやすさを追求した製品として魅力的です。
メーカー製品サイト : http://www.roland.co.jp/products/jp/JUNO-STAGE/index.html
UA-25EX
こ ちらはEDIROLオーディオインターフェースUAシリーズの新製品。全体の音質の向上はもちろんのこと、新設計したマイクプリアンプ搭載。付加機能と して、アナログコンプレッサー/リミッター回路搭載、ダイレクトボックス機能(グランド・リフト切り替えスイッチ付き)を追加し、前モデルUS-25をさ らにブラッシュアップさせています。
記事内に掲載されている価格は 2008年7月10日 時点での価格となります。
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