ベルリンのシンセメーカーACL(Audiophile Circuits League)。パーツの精査に細心の注意を払い、自国ドイツで組み立てることによって、製品のクオリティを高く保ち、音楽をやるにあたって自分たちが欲しいシンセを作ることをモットーにした、ミュージシャンファーストなブランドです。
こちらのSinfonionはハーモニックプロセッサー。3つのクオンタイザー、4つのコードジェネレーターとアルペジエーターを搭載します。ここから生成されるCVデータは非常に音楽的でシネマティックな音楽作成に最適です。動画ではACLのVARIABLE SYNC VCOを4つ同時にコントロールしています。そして途中から入ってくるフレーズはWINTER MODULARのELOQUENCERで作成されたものですが、スケールもコードも何も考えずにフレーズを打ち込みGateとCVをSinfonionに送ると、Sinfonion側でクオンタイザーが動作し、Sinfonionで設定されたスケール内を動く、調整の取れたフレーズになっています。素晴らしい、まさにシンフォニックなSinfonionです。
そしてStefan Lewin (Audiophile Circuits League Chief Developer)氏もその場ですぐに打ち込んだライブパフォーマンスを見せてくれました。ACLの部品までこだわり抜いたアナログサーキットのサウンドを堪能できるパフォーマンスでした。Stefanさんはキックはフィルターで作っていますね。レゾナンスによる自己発振を繊細にコントロールしてサウンドを調整。ハイパスだとクリアでタイト、ローパスだと少し篭ったアンダーグラウンドなサウンになります。この辺りも面白いですね。
そしてこちらは新しいシステムでそのなもSYSTEM2です。SYSTEM1からさらに進化し、MULTI FUNCTION VCOやDISCRETE CORE LADDER VCFなどを搭載。
Writer:ACID渋谷
Audiophile Circuits League
http://audiophilecircuitsleague.com
記事内に掲載されている価格は 2019年5月12日 時点での価格となります。
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