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7/8(水)YAMAHA ARTにて、YAMAHA 90 ESの後継となる、YAMAHA 90 XS/70 XSの発表会が行われました!
製品名がESからXSになったのは、もうお気づきの通り、YAMAHAが誇るワークステーションの最新モデル”MOTIF XS”の要素が大きく取り込まれたものになっています。しかしそれ以上に今回のバージョンアップでは、「鍵盤プレーヤーが音楽を演奏する」という、このシンプルな目的を叶える上で、様々な提案が盛り込まれた新境地的な印象を強く感じさせてくれる仕上がりになっています!
まず音色の方は、MOTIF XSの最新エンジンにリニューアル。そして鍵盤弾きに必須のピアノ音色は、MOTIF XSで既に充実していたものにさらにプラスして、このモデルのために開発された新たな高品位ピアノが搭載!かなりピアノに力が注ぎこまれていることがわかります。デモ演奏を披露してくれたキーボーディストのYANCYさんが仰っていた通り、この新Sシリーズのピアノは非常に分離が良くなり、さらに繊細な表現が可能になった印象でした!
また、MOTIF XSから受け継いだ貴重なものとして、アルペジエーターパターンが挙げられるでしょう。鍵盤でソロを取る上で必要になるバッキングは、ドラムやベースが「ワンショットのアルペジエーター」という仕組みリアルタイムに生成されるので、鍵盤を演奏しながら直感的にパターンを組み替えられます!またパターンのライブラリも莫大な数が用意されているので、重宝しそうです。
さらに、このキーボードを核としたライブ演奏に便利な新機能も!今までありそうでなかった、オーディオプレーヤーが搭載され、USBメモリにバッキングトラックを仕込んでパフォーマンスなんてことも可能です。鍵盤の演奏はオーディオでも録音が可能で、本体内部にも192MBものメモリーが用意されています。さらにさらに、弾き語りのセッティングが楽になる「マイク入力」が搭載!マイクの音をキーボードに入れてしまって、アウトがまとまるのは嬉しい進化でしょう!
今回のバージョンアップは、インターフェース部分を、ユーザーの声をヒアリングして徹底的に洗い直したと力説される通り、音色のレイヤーをスムーズに行えるボタンや、ノブにアサインされているパラメーター状況が大幅に改善されています。また、KXシリーズで評価の高いDAWコントロールも受け継いでおり、当然自宅システムに組み込める仕様になっているだけでなく、ここでもDAWを導入したライブ演奏でも役立つ仕様になっています。
ライブで「鍵盤プレーヤーが音楽を演奏する」ということに大きな進化を提供してくれるS90 XS/S70 XSでしたが、音源内蔵キーボードのあり方を再提示してくれたヤマハの開発陣の本気を感じると共に、ハードウェアの有効性を改めて認識した日でした。
気になる発売日は2009年8月1日!ご予約の受付も開始しましたので、ぜひこの機会にご利用ください!お申し込みはこちらから!>>
お店でお試しいただけるように準備ができましたら、渋谷店HOTでも発表いたしますので、乞うご期待!
記事内に掲載されている価格は 2009年7月15日 時点での価格となります。
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