
Rupert Neve Designsブースでは、FETとOptoを1Uに凝縮したハイブリッド・コンプレッサー「OptoFET」を展示。
OptoFETはその名の通り、新設計のFET回路と、それに最適化されたオプティカル(Opto)回路を1Uラックサイズに統合したデュアル・ステージ・コンプレッサー。
実機を試聴することができました!OptoとFETを両方使った音作りができ、アナログに求めるソリッドでファットなサウンドを一台で作れます!

OptoFETは高速なFETコンプレッサーと、滑らかなOptoコンプレッサーを組み合わせたハイブリッド構成。レコーディングやミキシングの定番テクニックである「FETでピークを抑え、Optoで全体を整える」という処理を、これ一台で完結可能。エンジニアにとってなじみ深い1176とLA-2Aの組み合わせを彷彿とさせますが、それをさらに現代的に進化させた仕様です。
「Dual-Stage」モードでは直列接続され、ボタン一つで接続順序(FET→Opto、またはOpto→FET)を入れ替える「FLIP」機能を搭載しています。 さらに画期的なのが「Dual-Band」モードへの切り替え機能。クロスオーバー(50Hz〜500Hz可変)を有効にすることで、低域と高域を分割し、それぞれにFETまたはOptoを割り当てて独立処理することが可能。これにより、ベースの低域をガッチリ抑えつつ、中高域の弦の鳴りを強調するといった緻密な音作りが実現します。
「GRIT」と「BLOOM」による倍音付加
Rupert Neve Designs製品でお馴染みのSILK回路とは異なる、新しい倍音生成機能も搭載。 FETセクションには「GRIT」モードを用意。これはウェーブシェイピングを行い、高域にフォーカスした豊かな倍音歪みを加える機能。一方、Optoセクションには「BLOOM」モードを搭載し、低次倍音を強調することで、音源に暖かみと太さを付与。これらはコンプレッション回路とサイドチェーンの相互作用によって生成されるもので、SILK回路とは一味違う劇的な変化をもたらします。
妥協のない操作性とスペック
各セクションには、ドライ音とのバランスを調整できるBLENDノブを独立して装備しており、パラレル・コンプレッションも簡単。すべてのノブは再現性の高い31クリックのデテント仕様を採用。入出力には±12dBのトリムを備え、トランスバランス出力によるドライブ感の調整も自由自在です。
これまで多くのエンジニアが4U分のラックスペースを使って構築していた「FET + Opto」のボーカルチェーンが、たった1Uに収まるというのは非常に魅力的です。トラッキングからマスタリングまで、あらゆる場面で活躍してくれるコンプレッサーだと思います。
記事内に掲載されている価格は 2026年1月25日 時点での価格となります。
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