本サイトでの Cookie の使用について

閉じるボタン

渋谷の音楽制作機材専門ショップ!豊富な展示製品の試奏、ご相談からシステムプランニングまで、お任せください!

head-love Created with Sketch. CREATOR
レポート
24
Jan.2026
レポート

NAMM 2026 : Spatial9

AI x 言葉で空間オーディオのミックスを自動化!「Spatial9」が提示する驚異のイマーシブ・ワークフロー

続いて訪れたのは、ステレオ音源を瞬時にマルチチャンネルのイマーシブ・オーディオへと変貌させる驚異のツールを開発する 「Spatial9(スペーシャル・ナイン)」 のブース。

代表のLuis氏が披露してくれたデモは、これまでの「イマーシブ・ミキシング」という概念を覆す、極めてインテリジェントな体験でした!

ステムを放り込むだけで、AIが「ジャンル」と「配置」を理解

使い方は至ってシンプル。バラのステムファイルを数個選んで放り込むだけ。 するとシステムが瞬時に各楽器を特定し、曲のジャンル(例えば「Electronic」など)やBPM、楽曲の構成を自動判別します。

驚くべきはここから。AIが楽曲のスタイルに合わせて、「どの楽器をどこに配置するのがベストか」を自動でモデリングし、プロセッシングを開始します。もはやパンナーをこねくり回す時間は必要ないのかもしれません……!

ミキサーは「話す」時代へ?AIエージェント “Charlie” との対話

さらに度肝を抜かれたのが、AIエージェント「Charlie」 との連携です。 なんと、ミキシングの指示を「言葉」で出せるのです!

「ボーカルを後頭部に配置して」と話しかける(あるいはプロンプトを打つ)だけで、画面上のオブジェクトがスッと背後に移動。それだけでなく、「リードボーカルの感情に合わせて他の楽器を動かして」といった、極めてエモーショナルなオーダーにも対応するというから驚きです。楽曲の「歌詞」や「意味」を理解し、それに連動して空間を動かす……まさに「Spatial Audio Intelligence」の真骨頂と言えるでしょう。

圧倒的な書き出しフォーマットと、戦略的な価格設定

最終的なアウトプットの柔軟性もプロ仕様。

・ADM(Dolby Atmos互換)
・Ambisonics(第1〜4次オーダーまで!)
・7.1.4 / 5.1.4 チャンネル
・YouTube用空間オーディオ、Binaural、果てはQuadraphonicなどのレガシーまで

これら30種類以上のフォーマットへ一括書き出しが可能です。

気になる価格は、月5トラックまでのライトユーザー向けが39ドル。月30トラックまでこなせるスタジオ向けが149ドルと、商用利用を考えても極めてリーズナブル。 さらに、SunoやVozoLabといった生成AIプラットフォームへのAPI統合も進んでいるとのことで、今後「AIが作った曲が、最初から完璧なイマーシブで出力される」世界が当たり前になりそうです。

Spatial9:https://spatial9.ai/

NAMM2026 Index へ

記事内に掲載されている価格は 2026年1月24日 時点での価格となります。

最新記事ピックアップ

みんなに届く、音楽のリンクまとめサービス「nodee」を使ってみた!
みんなに届く、音楽のリンクまとめサービス「nodee」を使ってみた!
SSLがDANTE/MADI/USB対応のインターフェイス「UMD192」を発表…
4月発売予定で、ただいま予約受付中!
メーカーの垣根を超えて比較できる贅沢な現場──三友カメラ内覧会 2026 現地レ…
三友カメラ内覧会は、毎年開催されている恒例イベントで、株式会社三友と取引のあるカメラメーカーを中心に、最新のカメラ・映像機材が一堂に会する展示会です。
NAMM2026ショーレポート企画 : 2人のビッグネームの直筆サイン入り特製R…
NAMM2026ショーレポート企画 : 2人のビッグネームの直筆サイン入り特製Rock oN NAMM2026トレーナーをプレゼント!
NAMM 2026 : バウンス清水的まとめ
怒涛の3日間が終わり、自身の英語力の低さを強く感じつつ、今回のNAMMショーを振り返ってみる。出発前にキーワードとして挙げていた『イマーシブ』『AI』『アナログ復権』。こちらについてはやはり、答え合わせ的な出会いが多かった印象だ。
NAMM 2026 : Waves
WavesはRock oN AWARD 2026の2部門受賞を祝してトロフィーを贈呈!
NAMM 2026 : Fluid Audio
Fluid Audioで展示展開されていたFX50 V2の音を聞きました。PAスピーカーのようなパワフルな出音で正直欲しくなってしまいました!
NAMM 2026 : Dreamtonics
Synthesizer Vの開発元でお馴染みのDreamtonicsブースでは、AI技術を駆使したリアルタイム音声モーフィングプラグイン「Vocoflex」のデモが行われていました! わずか10秒の素材から「新しい声」を [……
NAMM 2026 : Soyuz
Soyuzブースではチャンネルストリップのプロトタイプを発見!
NAMM 2026 : H2 Audio
HeliosにインスパイアされたレコーディングコンソールOlympic 1100シリーズを展示!
NAMM 2026 : Rodec
Rodecブースでは、モジュラー構造のミキサーとモジュール群が異彩を放っていました! MX Modular MX Modularは単なるミキサーではなく、サウンドを生き物のように扱うアーティストのために設計された、まさに [……
NAMM 2026 : Cranborne Audio
マルチバンドコンプレッサー「Brick Lane MC4」を展示!
Copyright © Media Integration, Inc. Rock oN Company