NAMM 2026 : WesAudio

アナログサミングの未来形、WesAudio「ngSumBox」発表!
これまでコンプレッサーやEQで「ng(Next Generation)」シリーズを展開し、アナログサウンドとデジタル制御の融合を推し進めてきたWesAudioから、サミングミキサー「ngSumBox」が登場しました。
ハイブリッドスタジオの新たな心臓部

ngSumBoxは、現代のハイブリッドスタジオ向けに設計された次世代のアナログサミングシステム。最大の特徴は、伝統的なアナログサミングの深みと広がりを持ちながら、DAWからの完全なデジタルリコール、オートメーション、そして外部コントロールサーフェスとの高度な統合を実現している点です。
- 18×2 サミングアーキテクチャ:プロフェッショナルスタジオに求められる高ヘッドルーム設計のアナログ信号パス。16の入力チャンネルに加え、ステムやエフェクトリターン用に2つの外部入力を装備。
- チャンネルごとの詳細なコントロール:16チャンネルすべてにレベルコントロールとオートメーションを搭載。特筆すべきは各チャンネルに用意された可変THD(全高調波歪み)機能。クリーンなサウンドから倍音豊かなサチュレーションまで、トラックごとに自在なトーンシェイピングが可能。パンニングにはLCR(左・中・右)ルーティングを採用し、位相の整った力強い定位を実現します。
- マスターバス処理の柔軟性:ステレオバスには、独自のステレオエンハンス技術「WIDTHコントロール」を搭載。人為的なアーティファクトを排除し、自然な奥行きと広がりを付加します。また、完全リコールに対応したデュアル・インサートセクションも装備。
- 選択可能な出力ステージ:出力は「電子バランス」と「トランスバランス」の切り替えが可能。モダンで透明感のあるサウンドか、トランスによるリッチなアナログカラーか、楽曲に合わせて選択できます。さらに「IRON PAD」機能により、適切なサチュレーションレベルの管理も容易です。
- コンソールライクな操作感:MCおよびHUIコントローラーをサポート。フィジカルコントローラーでのフェーダー操作に対応し、DAWの利便性を損なうことなく、まるで大型コンソールでミックスしているかのような直感的なワークフローを提供します。
WesAudioがこれまで培ってきたアナログ回路のデジタル制御技術が、ついにサミングミキサーという形で結実した印象です。単に音を混ぜるだけでなく、チャンネルごとのTHD調整や出力トランスの切り替えなど、音作りのための機能が充実している点は非常に魅力的。
とくに、DAWプラグインのように設定を保存・再現でき、かつフィジカルコントローラーとも連動するという仕様は、リコールの手間を嫌ってアナログサミング導入をためらっていたエンジニアにとって強力なソリューションとなるでしょう。ngSumBoxは、PC中心の制作環境にアナログの魂を吹き込む、まさに次世代のセンターピースと言えそうです。
WesAudio:https://wesaudio.com/product/ngSumBox/