日本を代表する音響機器メーカー「オーディオテクニカ」のマイク3製品を、
Rock oNスタッフのクーパー天野とイタリー多田が聴き比べました!
前回、好評だった「Audio-Technicaマイク6機種を比較試聴した動画を公開!」ではレコーディングに加え、配信にも最適な低価格帯のオーディオテクニカ製マイク ATシリーズ6製品を特集しましたが、今回は本格的レコーディングに最適な高価格帯の3製品、AT4050、AT5040、AT5047を特集します! 製品特徴からくる音の傾向の違いを実際に耳で聞いていただき、マイク選びのご参考にご活用ください。
試聴したマイクと、Rock oNスタッフのインプレッション
※動画内で試聴した順番にご紹介します。
AT4050
大口径ツイン・ダイアフラムを駆使した可変指向型。無指向性と単一指向性、双指向性をスイッチで簡単に選択できます。高S/Nでいちだんと広いダイナミックレンジ。可変指向性と合わせて、新たなハイクォリティ収音の可能性を開きます。−10dBのパッドスイッチと、暗騒音を効果的に低減する80Hz・−12dB/oct.のローカットスイッチを装備しています。専用ショックマウント付です。ピアノやアンビエンスといった原音に忠実なサウンドから、パワーアンプまでと指向性を切替えることによって、柔軟な対応が可能になる製品です。
イタリー多田:
指向性が3つ選べるので用途に幅がり、かつ、SPLはパッドON時に159dBもあるので、ギターアンプをはじめ、選べるソースも多様。あらゆる帯域において破綻がなく、安定したサウンドなので、使いやすいマイクと言えます。
AT5040
4枚の長方形ダイヤフラムを採用し、音の透明感と深み、その圧倒的な存在感を細部まで体感できるハイエンドマイク。音の透明感と深み、その圧倒的な存在感を細部まで体感できます。きわめて低いノイズレベルと広大なダイナミックレンジ。指向性は単一のみ。マイクロホン本体からユニットを効果的にフローティングさせる内部ショックマウント構造で、アイソレーションを高めるショックマウントAT8480を付属。
クーパー天野:
ダイヤフラムの形状が4枚の長方形のダイヤフラムを連ねて1枚にしてるオーディオテクニカ独自の構造で、全ての帯域に余裕があり、空気感を余すことなく収録できます。サウンドは、癖のない上品で滑らかさで、幅広い用途に使えそうな応用性高い1本。「扱いやすいハイエンド」マイクと言えます。
AT5047
AT5040同様、4つの長方形ダイアフラム(2ミクロン厚)を搭載。特徴であるトランスを搭載したサウンドで、繊細なドラムのブラッシングから力強いボーカルパフォーマンスまで、楽器のニュアンスや声の特性を最大限に引き出すカーディオイド・コンデンサー・マイクロホン。
クーパー天野:
AT5040同様4枚の長方形ダイヤフラムで、滑らかな音質でありながらも、出力段にトランスが入っており、アタック感を捉えやすく、特にボーカルなど、楽曲のセンターで主役的な素材に適していると言えます。
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記事内に掲載されている価格は 2022年8月4日 時点での価格となります。
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