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HOW TO

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16
Jan.2019
HOW TO

Moog / Grandmotherを使ったパッチング基礎とその応用

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こんにち和!SCFED伊部です。Moog / Grandmotherのサウンドを初めて聴いた時、私がビンテージ Minimoog サウンドに憧れ続けた20数年間への回答を得た思いでした。

GrandmotherはMinimoogとは仕様もパネル構成も異なりますが、音はまさにMinimoogのビンテージアナログサウンド。太さに加え高音のエッジ感が加わり現代の音楽にもマッチするでしょう。今回はGrandmotherから出てくるサウンドを動画で聴いて頂きつつ、本体パネルに搭載されたパッチポートの接続例とアナログパーカッションシンセサイザーMoog / DFAM シーケンサーと連携した使用方法をご紹介します。

このまま解説をお読み頂き、最後の動画を見ると分かりやすいですが、シンセに詳しい方はいきなり動画を見てもお楽しみ頂けます。それでは始めましょう!

複雑に見える操作端子も各セクション毎に見ていくと、機能は結構シンプル!

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店頭で「初めてアナログシンセを買うのですが、Grandmotherは複雑そうで」というお話をよく聞きます。一見、つまみとジャックだらけの本体パネルに拒否反応が出てしまうかもしれませんが、色分けされた各セクションの機能が理解できると逆に、その自由度の高さにワクワクするのではないでしょうか。全てを完璧に理解しようとせずに、ざっくりと差し当たって必要なセクションを見て行きましょう。

まずは音を生み出す発振器OSCILLATORS(オシレーターズ)

02-Grandmother_panel_1-OSC

音の高さや音色波形を決める、シンセサイザーの核となるセクション。ここから出てくる基本サウンドの太さがGrandmotherの個性を作り出します。2つのオシレーターがあり、それぞれの波形(4種類)と音の高さ(4オクターブ)から選択します。オシレーター2を1にシンクさせて金属的な音を出す機能「オシレーターシンク」も搭載。動画では「PITCH IN」にDFAMからパッチング入力してDFAMシーケンサーでピッチを制御しました。

オシレーターのボリュームを調整するMIXER

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オシレーター1と2、それぞれのボリュームを決めます。一番下にノイズというツマミも見えますが、これを上げるとホワイトノイズが出てパーカッションの音を作る時や、サウンドを荒々しくしたい際に少し加えると良いです。各ボリュームを大きめでミックスするとミキサーアンプ部で歪みが生じ、歪みもぜひ音色作りに活用しましょう。

伝家の宝刀「Moog Classic 4-pole 10Hz to 20kHz Ladder Filter 」

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「音色をこもらせる」のが主な機能。真ん中にある「CUTOFF:カットオフ」ツマミを左に回すと音がこもって右に回すと音色が明るくなるという、その単純明解な機能が産み出す音色の個性がMoogサウンドを決定付けています!

モジュレーターの代表セクション「MODULATION」

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ツマミの操作を外部機能により操作する事を「モジュレートする」と言い、操作元を「モジュレーター」と呼びます。このセクションではオシレーターのピッチとオシレーター波形(矩形波のみ)、フィルターカットオフを周期的にモジュレートする事が可能です。

周期的という表現が分かりずらいかと思いますが、歌声のビブラートをイメージしてみて下さい。ビブラートの速さを決めるのが「RATE」ノブ、音程の上下の幅を決めるのが「PITCH AMT」ノブです。「CUTOFF AMT」ノブではフィルターのカットオフツマミを回しているのと同等の変化が得られ、「WAVEFORM」ノブでは周期変化の波形を選びます。
「SYNC IN」ジャックは、ここに信号が入力されると周期変化が頭にリセットされるという機能。動画では鍵盤打鍵情報を入力してカットオフをモジュレートし、音色にアタックを作っています。

またFILTERセクションすぐ右のENVELOPEセクションもモジュレーターの仲間で、動画ではGrandmother本体キーボードのベロシティにより、ENVELOPEセクションからCUTOFFセクションへのモジュレート量を決め音色変化しています。

以上基本機能を踏まえまして、動画をご覧ください!


Grandmotherの迫力が伝わりましたでしょうか、音だけでなく拡張性もパワフルで「GRAND MOTHER」というモデル名からアメリカのおばあちゃんに対するイメージが大きく変わりました。暖炉の前で猫を膝の上に乗せて編み物、、なんて物ではありませんね、すごく体を鍛えてそうです。実はおじいちゃんもウォームアップ中なのでしょうか?ぜひお会いしたいです!

アナログシンセ最初の1台にも最適ですし、これまでビンテージMoogサウンドを求めて来られた方にもオススメの強力なモデルです。ぜひ一度、そのサウンドをご体感下さい。

Moog Music
https://www.moogmusic.com/products/grandmother

KORG(日本代理店)
http://www.korg-kid.com/moog/product-details/grandmother/

Moog Music
Grandmother
¥249,920
本体価格:¥227,200
0ポイント還元

Writer.SCFED伊部

product_lesson_banner

記事内に掲載されている価格は 2019年1月16日 時点での価格となります。

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