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ドイツのハンブルクに拠点を置くブティックエフェクターブランド Clouds Hill fx から世界初のフロッピーディスクを利用したディレイ「THE ECHO」が発表されています。(2016年4月26日現在は、本国webサイトで予約受け付け中)
THE ECHOの中にはモーターで回転するフロッピーディスクの磁性体が入っています。テープディレイと同じ原理により、録音ヘッドと2つある再生ヘッドの間に生じる物理的な距離を時間差としてディレイエフェクトを生み出します。基盤を見ると分かるように、フルアナログディレイです。
機能としておもしろいところとしては、左上のMODE SELECTOR。エクスプレッションペダルを使ってどのパラメーターを操作するかの切り替えます。この時使われる信号はCV/GATEなので、アナログシーケンサーやモジュラーシンセと合わせて使うことも可能。
特にランダムでフロッピディスクの回転速度を変えてトリッキーなサウンドを作る”RANDOM TAPE MACHINE ERROR SIMULATION MODE”はこの機種ならではのサウンドです。
それから左のフットスイッチの”MOTOR”。フロッピーディスクの回転を止め、ターンテーブルストップのような効果を出します。
このTHE ECHOはClouds Hill fxでハンドメイド結線される少数生産の貴重品。Clouds Hill fx公式webサイトで予約を受け付け中です。日本の代理店がないため、ここから直接購入するしか手がなさそうですが、ディレイタイム0.06s〜1.6sのショートディレイのみで1999ユーロという価格はお高く感じます。みなさんいかがでしょうか?
Writer. IH富田
記事内に掲載されている価格は 2016年4月26日 時点での価格となります。
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