製品レビュー、試聴からサポート情報、キャンペーンまで製品別にフォーカス。活用のヒントがここに集結。
皆様こんにちは!梅田店スタッフ ファジー日下部です!
今回は国内販売開始ホヤホヤのPlugin Alliance 「はじめてのPlugin Allianceセット」「Analog Legendsバンドル」をご紹介いたします!
★関連記事
メディア・インテグレーションがPlugin Alliance製品の取扱いを開始!
2バンドルを最大94%OFFで期間限定販売!
はじめてのPlugin Allianceセット
まず「はじめてのPlugin Allianceセット」からご紹介します!
改めて同梱製品を見ていきましょう!
アナログエッセンスを付加するのに人気のコンプレッサーを中心にバンドルされております。コンプレッサーはコンプレッションの質感にアナログ特有の温かみが出やすく、ハードウェアのアウトボードでもとても人気です!そんなコンプレッサーが3種類もバンドルされているのはどんなサウンドソースが来ても使い分けが出来て非常に守備範囲の広いバンドルですね!
では早速1つずつ見ていきましょう!
・bx_console SSL 4000G (ミキシング・コンソール)
皆さんも見慣れたコンソールかと思いますが注目したいのはアナログコンソールならではのチャンネル別の個体差を再現するTMT機能です!
よくアナログでは通すだけで音がよくなる!だったり分離感がよくなる!といった表現がされることがあるかと思いますがステレオでは特にLRのチャンネルの個体差が少なからずその効果をもたらしています。その左右の微妙な違いが揺らぎや広がり感になりDAW内での飽和感を緩和してくれます。
もちろんセンターが大きくズレるほどの揺らぎはありませんし、STEREO MODEをdigitalに切り替えると個体差をなくすことも出来ますのでご安心ください。
またTHDも調整できるようになっているのは様々なジャンルにも使いやすく嬉しいですね。
・Mäag Audio EQ2 (イコライザー)
Mäag Audio EQ2はなんといってもAir Band®でしょう。構成はとてもシンプルで、入力のアッテネーターと、EQは2バンド且つブーストのみとなっております。デジタルのEQではLinearPhaseのパライコなどでピークを切ったりすることが多いかと思われますが、僕がアナログEQを使う時はブーストの質感を意識して使うことが多いです。
特に高域のブーストでは耳障りなブーストになることもしばしば、、、でもEQ2は耳障りでなく空気感などが綺麗に持ち上がるシルキーなイメージです。エンハイサーのようなイメージでボーカルやバスなどにかけるとアンサンブルでの抜けや存在感につながるかと思います!
またもう1つのLMFではEQ4と違い、周波数が選べるのも嬉しい点ですね。
・SPL Transient Designer Plus (ダイナミクス)
Transient Designer Plusは基本的には2ノブでいじれる超シンプルなダイナミクスです!もうちょっとアタック感を出したい!弱くしたい・・・もう少しタイトにしたり膨よかにしたい!などの抽象的なイメージを簡単に再現できます。
打楽器などの立ち上がりの早いサウンドソースやボーカルの発音などがAttackとSustainの2ノブで感覚的に調整出来るので初心者にもオススメのプラグインです。またサイドチェインが調整出来るのでドラムバスのキックのみやパンチを出したり、耳障りな高域だけを滑らかにしたり・・・などの狙い打ちが出来るのも便利ですね。
・Purple Audio MC77 (FETコンプレッサー)
MC77はもっとも有名な1176 Rev.EをモデルにしたFETコンプで、オリジナルの1176のサウンドを踏襲しつつHEADROOM,SC FILTERなどの様々な機能が追加されています。ステレオで使用する際にステレオリンクやM/Sモードがある為チャンネルだけでなくバスコンプとしても使用しやすくなっております。
個人的にはリズムトラックのバスなどでMONOMAKERでキックやベースのセンターの定位感を抑えつつSTEREO WIDTHで中高域を少し広げてあげるような使い方が面白いなど感じました!
PARALLEL MIXが付いてますのでギターバッキングなどで極端にリミッティングしたサウンドをSTEREO WIDTHで広げて混ぜて厚みを出したりも出来そうですね!またMC77にもTMT機能がついており、他の 1176系統のステレオプラグインよりアナログエッセンスを感じることが出来ます。
・ACME Audio Opticom XLA-3 (OPTコンプレッサー)
XLA-3は先述したMC77のようなFETコンプレッサーとは対照的にアタックが比較的遅めのオプトコンプレッサーとなります。
ノブは少なくシンプルで、コンプレッションについてはアタックの速さによってキャラクターが違うモードが3種類と後はインプットでコンプレッション具合を調整するだけになります。LA-2Aのように非常に簡単に操作でき、Dry/Mixが調整出来るためMC77同様にパンチを出すような攻めた使い方も出来ますね。
またAMPモードのサチュレーションがとても心地よく歪んでくれるのでコンプレッサーとしてだけでなくサチュレーターとして通すだけでも使用出来そうです!
Analog Legendsバンドル
次に「Analog Legendsバンドル」をご紹介します。
こちらはマスタリング用途を想定し選定された3機種がバンドルされております。マスタリング用ではチャンネルの音作りより2mixに対してのアプローチを行う為、使用した際の位相や周波数特性の乱れが少なくなるようチューンアップされます。その為ハードウェアではとても通常バージョンに比べ高額になります。そんなマスタリンググレードのアウトボードがプラグインであれば手軽に、しかも何台でも使用可能になるのでこちらもまたお買い得バンドルですね!
・Brainworx bx_console SSL 4000 E (ミキシング・コンソール)
bx_console SSL 4000 Eは「はじめてのPlugin Allianceセット」でご紹介した4000 Gと同様に、Brainworx社の特許技術であるTMTテクノロジーにより、オリジナルの回路設計、ワークフロー、サウンドをコンポーネントレベルで正確に再現されています。 bx_console SSL 4000 Gと合わせて持っておきたい逸品です。
・AMEK EQ 200 (マスタリング・イコライザー)
EQ200はGLM 8200やビンテージSONTEC EQのサウンドにインスパイアされ開発されたマスタリングイコライザーです。サウンドは非常に透明感が高く、イコライジングした時の不自然さは全く感じさせません。僕も触ってみていて「これちゃんと効いてるのかな・・・?」と不安になったほどナチュラルなかかり具合です。
バイパスするとしっかりとEQされていたことに気付き感動しました!5バンドもありそれぞれにGAIN , Q , Frequencyのノブがあり柔軟なセッティングが可能ですね。ゲインステージの切り替えや全体のゲインスケールの調整などが出来るのも、より細かい調整が必要とされるマスタリング用ならではですね。
またこちらもBrainworxのTMTに加え、M/SモードやMONO MAKER,STEREO WIDTHなどが備わっているので即戦力になるのではないでしょうか!
・Shadow Hills Mastering Compressor Class A (マスタリング・コンプレッサー)
Mastering Compressor Class Aは生産台数が少なかったことでもよく知られ、今でもプラグインで絶大な人気を誇っています。
操作は一見難しそうに見えますが、まずはステレオリンクさせて左側のみに注目してください。OPTICAL と DISCRETEの2種類のコンプが搭載されており、OPTICALはスレショルドとゲインのみ、DISCRETEはスレショルド、ゲインに加えレシオ,アタック,リリースの調整が出来ます。
その他出力トランスがNickel,Iron,Steelの3種類搭載されています。Nickelは少しキラッとしたサウンドに、Ironは中域にグッと押しが出て、Steelは少しドライブ感が増したように感じました。こちらはEQ200と違いキャラ付けをして全体がグッと前に出るように感じましたので2mixだけでなくドラムバスや、贅沢にシンセ,ギターの上物のバスにもバリバリ使っていけそうです!
総評
それぞれのプラグインを実際に使ってみて、どれも簡単で使いやすく即戦力なプラグインばかりでかなりお買い得なバンドルだと感じました!販売開始記念の最大94%OFFというのもありますのでとりあえず持っておいて損はないかと!またAAX DSPでも使用出来るのでHDX環境でもリアルタイムでモニタリング出来る為SSLやMC77なんかはかなり活躍するのではないでしょうか!
Plugin Allianceにはまだまだ多くのプラグインがありますので今後の展開に期待ですね!
また渋谷店,梅田店では店頭にてPluginAllianceのプラグインがお試しいただけます。
お客様の音源をUSBメモリなどに入れてお持ち込み頂いてご視聴も可能ですので、来店の際は以下のフォームからご予約もしくはお電話にてお問い合わせ下さい!
予約フォームWriter.ファジー日下部
記事内に掲載されている価格は 2022年9月22日 時点での価格となります。
最新記事ピックアップ