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12
Dec.2014
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Rock oN Staff Blog! VOCALOIDの深層世界!:Part1


こんにちは、秘密のモリさんと申します。今回のRock oN Staff BlogはVOCALOIDについて書かせていただきます。

初音ミクがブレイクして以来、加速度的にその名を広め、今ではテレビCMやオリコンチャートでもその名前を目にするようになった「VOCALOID」。
2004年に初のVOCALOIDソフトウェアが発売されてから、その技術は進化し続け、2014年12月現在では第4世代となる「VOCALOID 4」シリーズが発売開始されています。

http://youtu.be/B6HLlpLYH9g

初音ミクたちの歌声を紡ぎ出すこの「VOCALOID」の技術。その始まりはどのようなものだったのか、そしてどのような進化や変化を遂げてきたのか。

その歴史を振り返るとともに、実際にVOCALOIDを使う際のポイントなどをご紹介いたします!

人間に近い声を目指して。歌声合成技術開発。

サンプリングベースの音源やソフト音源が出現し始めた2000年。様々な楽器がソフト音源化する中、「じゃあ次は歌声だ」との考えから、出来るだけ人間に近い声を目指し歌声合成技術の開発が始まります。

そこから生まれたのが初代「VOCALOID」、2004年にZero-G社から販売された「LEON」「LOLA」です。

当時、話し声の音声に関してはすでに何十年も研究されていましたが、歌声に関しての研究は少なかったといいます。

話し声の合成には「テキスト音声合成」という方式がありましたが、これを「歌」に使用するには声と声の繋がりの点で難があり、波形の断片同士を繋げ音声を滑らかにする処理の開発に試行錯誤が繰り返されました。

また、初代「VOCALOID 1」の時点では掠れた音声、いわゆる「ハスキー」な声の合成が難しく、この表現を可能にする合成方式も研究されていきました。この改良が「VOCALOID 1」から「VOCALOID 1.1」、そして大ヒットとなる初音ミクのエンジン「VOCALOID 2」へと繋がっていきます。

1から2へのアップグレードでパッケージもスリムになりました。初代のパッケージはデカかったです。

増えていく機能。進化していく表現力。

合成技術およびエンジンが進化していく中で、実はエディター画面やエディットの機能も少しずつ変化しています。

VOCALOIDユーザーの多くは「VOCALOID 2」あるいは「VOCALOID 3」のエディターが一番なじみ深いかと思われますが、初代の「VOCALOID 1」のエディターは、画面レイアウトが現在と多少異なっており、初代独特の機能もありました。

(ノートのアクセントやビブラートをクリック&ドラッグで付加できるアイコンパレットや、EQのような機能をもつレゾナンスなど……)

また、VELOCITYの役割も初代はどちらかといえばノートのアタックの強さに作用するものでしたが、子音成分の合成の進歩に伴ってか「VOCALOID 2」以降では子音の長さに作用する機能へと変化しています。

初代からのユーザーの中には、VOCALOIDが進化していく中でかつての機能を懐古している方もおられるかもしれませんね(笑)

最新の「VOCALOID 4」ではガナリ声を表現する「Growl」や、シンガー内の二つのライブラリをクロスオーバーできる「Cross-Synthesis」など、これまでになかった大きな機能の追加があります。
こうして過去を振り返ると、その技術と表現力の進化をしみじみ感じずにはいられません。

VOCALOID新製品発表会レポート!「VOCALOID4 Editor」「巡音ルカV4X」など驚きの新製品・新機能を続々公開!

いざ、VOCALOIDを調整!

このように進化を続けてきたVOCALOIDですが、いざVOCALOIDを始めようとするとまずどこからどのように調整したら良いのかわからない、各機能の使い道がわからない、いまいち思ったようにいかない……という方も多いのではないでしょうか。

好みの声は十人十色、調整方法も千差万別かもしれませんが、私が普段VOCALOIDを使用する際に必ず行う調整方法を、インターネット社のGUMIことMegpoidを使用していくつかご紹介します!


まずはノートを置いて歌詞を流し込んだだけのベタ打ち状態の音声をお聴きいただきましょう。サンプルとしてMegpoid V3 Nativeに童謡「雪」のワンフレーズを打ち込みました。

まずはポルタメントタイミング!声の繋がりをスッキリ調整!

初期状態のVOCALOIDの歌声は、合成技術の賜物により声同士がよく繋がり滑らかな歌声となっています。
が、そのために大きく音程が変化するポイントなどで声が繋がりすぎ、音程が不明瞭になったり、のっぺりとした声に聴こえることがあります。これを「ポルタメントタイミング」のパロメータを下げることにより改善します。


デフォルトの64から34まで下げました。

先ほどのベタ打ちより音から音への移り変わりがはっきりし、やや歯切れ良くなった思います。アップテンポでやや早口な曲にはポルタメントタイミングをより小さめに、ゆったりとしたバラードなどには気持ち大きめにすると具合がよくなると思います。

子音の調整で音の輪郭をはっきり!

ノートのベロシティを下げることでその音の子音部分が長くなり、発音がはっきりします。
マ行、ナ行では音の始めに「n」が追加されたような表現になります。また、カ行やサ行、タ行など強めの子音を含む音では、前の音との繋がりを断ち切る効果も得られるので、「ふっても」など小さい「つ」の表現にはこの方法が便利です。

「こんこ」「ふっても」などの言葉の子音が追加され、発音に少しパワーが加わったのがわかるでしょうか。
また、「ゆき」「あられ」といった、ヤ行や母音のノートで始まる言葉にはこの方法が効きにくいため、頭にごく短い「i」や「n」のノートをあえて追加することで同じような効果を付加することができます。

そして、ノートの長さもこの段階でざっと整えます。ほんの少しの差で歌い方が大きく変わることがあるので、クオンタイズとレンジを1/64に設定し微調整しましょう。

「しゃくり」を少し大げさに!

人間の自然な歌声には、音程を低いところから持ち上げる「しゃくり」の表現がたびたび入ります。
上記の調整でも多少その表現が付加されていますが、オケとミックスする過程でリバーヴ等のエフェクトをかけるうち、細かな表現は埋もれてよくわからなくなってしまうことがあります。
そのため、歌い出しなど特に表現をはっきりさせたい部分には少し大げさに感じるくらいに「しゃくり」を入れます。

ノートを二つに分割し、最初のノートの音程をわざと大きく下げることで強めに「しゃくり」の表現を加えました。この方法のほかにも、ノートにアクセントを加えたり、Pitchのパロメータを調整することでも同じようなしゃくり表現を追加するができます。

また、ノートを分割する場合、後のノートを母音にするか「ー」にするかで実は結構違いがあります。両方試してみて、良いと思う方を入力しましょう。

まとめ

いかがでしょう?
もちろん調整はこれだけではなく、VOCALOIDにはまだまだたくさんのエディット方法があります。ライブラリによって声のクセが違うため、使用感は多少変わると思われますが、ベタ打ちにこの3点を加えるだけでもかなり歌声が生き生きとしてきます。

最初から細かな表現を追求するより、まずはざっくりと基本的な部分を整えてから、こだわりや好みのニュアンスを追加していくと、途中で調整疲れを起こすことなくバランスのとれた完成にもっていけるように思います。

また、2014年12月現在最新のエンジンは「VOCALOID 4」となりますが、VOCALOID 3、2、および1の一部の製品も現行となります。(製品によって動作条件、対応OSが異なります)
最新のものだけでなく、エンジンにこだわらずお好みの声質のライブラリを選ぶことでより楽しくVOCALOIDを歌わせることができると思います。

VOCALOIDを始めたばかりの方だけでなく、調整していたけれど少し行き詰まってしまった方の原点回帰にも、参考にしていただければ嬉しいです!
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記事内に掲載されている価格は 2014年12月12日 時点での価格となります。

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