RSシリーズの基本コンセプトを継承しながらも、ヘッドをゼロベースで設計し直した渾身の新シリーズ、HSシリーズが登場しました。
どのティルト角度でもカメラがきれいに止まる「完全バランス」機構、ガタつきを防止しスムーズなカメラワークを追及したドラグ機構など、究極の操作性を目指しました。カウンターバランスメーター、スナップオンオフプレート、アクセサリーポートなど、RSシリーズにはなかった便利な機能も盛りだくさんです。
ヘッドは全4種類あり、ミラーレスの最軽量のセットアップから完全バランスが取れるようになりました。
ヘッドへの積載量別に、150(最大搭載量3kg)、250(最大搭載量5kg)、350(最大搭載量8kg)、450(最大搭載量12kg)とラインアップされています。
また、各モデルともグランド・スプレッダー・モデル(無印)とミッド・スプレッダー・モデル(型番最後にM)が用意されているため、シリーズ的には8機種となります。
PERFECT BALANCEと名付けられた、無段階式の「完全バランス」機構を備え、雲台にカメラを載せる際にしっかりとカメラとのバランスの良い位置に固定すれば、どのティルト角度でもしっかりとカメラがホールドされます。
寄りなどで止めた位置で微妙な返りなどなくしっかりと止まってほしいといったシーンで重要なことであり、また反動を考慮せずに直感的なカメラワークが可能となります。
ヘッド部分は、これまでのモデルから更に大幅に改良され、経年劣化によるガタツキが起きないように対策され、また動き出し等もスムーズに、よりきれいな止めが可能になったとの事。
カウンターバランスを調整するノブのすぐ下に、0~100の値で締め込み量を確認できるメーターが搭載されており、自身の好みの状態を記録することで、現場でも素早いセットアップが可能となるでしょう。また、LED照明が内蔵されているため、暗い場所での設定の確認も容易です。
スライドプレートを上から簡単にワンタッチで着脱できるため、カメラの変更や移動時での取り外しも容易です。プレートはManfrotto、Sachtler 互換のスライドプレートになりますので、それらの三脚と組み合わせて使用することも可能です。
ドラグシステムには金属積層ユニットを採用。これにより操作感、耐久性、信頼性を得られ、安心して長く使用できることでしょう。
他にも、ヘッドはDUAL HEADとなっており、動画用ではおなじみの75mmボール三脚、写真用のフラットベース三脚のヘッドとしても使用できるようになっています。
このヘッドの前面のティルトに影響の無い部分には1/4、3/8 インチのアクセサリーポートが用意されており、モニターやライトなどをカメラの挙動に影響なく設置することが可能となっています。水平を取る際に重要な水準器にはLEDの証明が内蔵されており、どうしても暗く見づらくなりがちな水準器の視認性を良くしています。
記事内に掲載されている価格は 2022年4月11日 時点での価格となります。
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