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Arturia初のオリジナルとなるソフトウェアシンセサイザーPigmentsの販売を開始しました!ソフトウェアシンセサイザーとしては後発ですが、これまでMini VやProphet V、ARP2600 Vといった過去の名機と呼ばれるビンテージシンセサイザーをエミュレートした製品を発表してきたArturiaが、20年間の音源開発の技術を生かして作られたのがこのPigmentsです。
シンセエンジンが2種類、フィルターが8種類、エフェクトが13種類搭載されていて、これらを自由に組み合わせて音作りすることが可能です。
また各パラメーターがどのように変化しているかもビジュアル的に分かるようになっていて、音の動きを視覚的に把握することができるのも大きな特徴です。
概要
Pigmentsは大きく3つのページに分かれています。
シンセ・ページ
Pigmentsのデフォルト画面のシンセ・ページでは、主要な音色パラメーターへ自由にアクセスできます。
エフェクト・ページ
シンセ・ページでの音作りがほぼできましたら、次はスタジオクオリティのエフェクトが多数入ったエフェクト・ページで音色の仕上げができます。
シーケンサー・ページ
サウンドに生き生きとした動きを付けるために、シーケンサー・ページでアルペジオやシーケンスを自在に作成できます。
各ページごとに詳しくみていきましょう。
2種類のシンセエンジンを搭載!波形のインポートも可能!
シンセ・ページのオシレーター部分にはヴァーチャルアナログとウェーブテーブル・シンセシスの2種類のシンセエンジンを搭載されています。
ヴァーチャルアナログは3種類のオシレータを重ねることができます!数々の賞を受賞したアナログエミュレーションによる、歴史的名機の各種コンポーネントを選択することができます歴史的名機の各種コンポーネントを選択することができます。(この辺はさすが数々の名機のソフトウェアシンセを発表してきたArturiaという印象!)
サイン波、ノコギリ波、三角波、矩形波の各波形には個別の調節パラメーターも搭載しています。
もうひとつのウェーブテーブル・シンセエンジンの方は100種類以上のウェーブテーブルから選択でき、自由に波形のスナップショットを選んだり、モーフィングさせることができます。
さらに波形のインポートもできますので、ヴァーチャルアナログとの組み合わせまで考えると、音作りの可能性は無限大です。
8種類のフィルター・タイプから選択可能
このパワフルなシンセサイザーにはツインモーフィング・フィルターを搭載。自己発振可能な伝説的ラダーフィルターや最先端のサージョン、フォルマント、コムフィルターなど合計8種類のフィルター・タイプから選択できます。
フィルターのルーティングも自在に行うことができるので、多彩なサウンド・コントロールが可能です。
境界のないモジュレーション
Pigmentsはどのパラメーターでもモジュレーションでき、その接続数は無制限です。エンベロープやLFOなどの音色変化の様子をグラフィカルに表示でき、見た目が分かりやすく、しかも各パラメーターがどのように変化しているかもビジュアル的に分かるようになっています。
強力なエフェクト群を搭載!
Pigmentsは2系統のインサートバスと1系統のセンドバスを装備し、各バスには合計13種類のエフェクトから選択して使用できます。
モジュレーション系だけでなく、ディストーションやローファイなグリッチサウンドを作るビットクラッシャー、サウンドをよりファットにするコンプレッサーなどを使っての大胆な音作りや、エフェクトのパラメーターをモジュレーションにシンクさせることも可能です。
シンプルなレイアウトで、視覚的にも優れたシーケンサー部分!
シーケンサーページには、各種機能がシンプルにレイアウトされています。演奏中のシーケンスを視覚的に確認でき、音程やオクターブ、ベロシティの変更をそのステップでクリックやドラッグするだけで行えます。
ポリリズム的に刻々と変化するようなシーケンスも簡単に作成できますし、ランダム機能でシーケンスにスパイスを利かせることも可能です。Pigmentsならランダム機能を控えめに使って演奏中のキーから外れない程度にフレーズを変化させることもできます。14種類のスケールから1つを選択できますので、間違った音は出ません。
時間をかけて精密なシーケンスを慎重に作成するのも良いですし、その時間をランダムなアドヴェンチャーに充てるのも良いでしょう。どんな方法でも、Pigmentsが音色に命を与えるプロセス、つまりシーケンスを聴きながら思い通りに進化させていく過程がきっと好きになります。
いかがでしょうか。Arturiaから満を辞して発売されたこのPigmentsは、これまでのソフトウェア音源開発の技術の歴史を活かしつつ、ウェーブテーブルや波形インポートを取り入れた音作りなど、最近の流行を踏まえた先進的な技術も取り入れられている製品です。
視覚的な工夫も取り入れられていて使いやすく、直感的で多彩な音作りが可能なので使っていて飽きの来ない奥深さを感じます。シンセに詳しい方からビギナーまで幅広い層にオススメのシンセサイザーです!
記事内に掲載されている価格は 2019年4月22日 時点での価格となります。
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