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YAMAHAが新たなミュージック・シンセサイザー「MODX+シリーズ」を発表、9月9日(金)発売となります。
MODX+はフラッグシップシンセサイザーMONTAGEのテクノロジーをベースとした強力なサウンドエンジンとインターフェースを持つシンセサイザーです。
ライブから配信、音楽制作まで様々なニーズに対応し、活用シーンや演奏の志向にあわせ、鍵盤タイプ、鍵盤数の異なる『MODX6+』、『MODX7+』、『MODX8+』の3機種をラインナップ。専用ソフトケース(別売)に収納する事で様々な現場に気軽に持ち運ぶ事が可能な利便性を提供します。
(現行のMODXシリーズにつきましては生産完了となります)
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MODX+シリーズとは
初代MODXの発売(2018年10月)から約4年、変化するシーンのニーズに応じてMODXはOSをアップデート(v1.1 → v2.0 → v2.5)を重ねてきました。MODX+はそれらのアップデートをすべて継承しつつ、更なる表現力の向上を求めて音源性能を強化。そして日々充実が進む大容量サウンドライブラリーの追加にも対応するためユーザーメモリー領域を拡張。シーンの変化に合わせ基本性能、表現力を高めたMODXの後継モデルとなります。
楽曲に命を吹き込む圧倒的な『サウンド』。
ーティストが追求する個性的でダイナミックな表現を可能とする先進的な『コントロール』。
アクティブな音楽活動を支える軽量、コンパクトな『モビリティ』。
MODX+はステージ演奏、ライブ配信そして音楽制作と多様なシチュエーションで演奏する現代のキーボーディストに、圧倒的な表現力そしてどんな現場にも持ち運べる機動力を与えるミュージックシンセサイザーです。
MODX+の特長
●SOUND/サウンド
フラッグシップシンセサイザーMONTAGEのテクノロジーを継承するMotion Control Synthesis Engine(モーションコントロールシンセシスエンジン)を搭載。
リアリティーを追求する生楽器のサウンドから、未知なる音を合成し創造するシンセサイザーとしての高い表現力まで兼ね備えたミュージックシンセサイザーです。
膨大なプリセット音色による多彩な音楽ジャンル、音楽スタイルへの対応。そして強力にサウンドを変化させ、躍動させるプロセッシングパワーはミュージシャンが渇望する独創的なサウンドの創造、ダイナミックな演奏表現を可能とします。シンセサイザーとして妥協なく追求したサウンドクオリティは、音楽表現においてこれまでにない感動をもたらしてくれるでしょう。
ハイブリッド音源システム
AWM2とFM-Xの2種類の音源を組み合わせたハイブリッド音源を搭載。MODX+は従来モデルからFM-Xの最大同時発音数を増強(64音→128音)し音源システム全体での最大同時発音数を256音(AWM2音源: ステレオ128音、FM-X音源: 128音)に拡張。これまで以上に音切れや発音遅れを気にせず演奏に集中する事が可能です。
AWM2 (Advanced Wave Memory 2) 音源
同時発音数 128音(ステレオ)
AWM2音源は最大16パート・8エレメント(=パートを構成する最小単位)で構成されています。各エレメントはそれぞれ18タイプのフィルター、アンプ、ピッチ&フィルターエンベロープジェネレーター、9つの LFO、3バンドEQ、そしてVCM (Virtual Circuitry Modeling) テクノロジーを用いたデュアルインサートエフェクトを備えた、いわゆるプログラマブルシンセサイザーと表現する事ができます。AWM2音源は単純にサンプリングされた楽器のサウンドを忠実にプレイバックするだけでなく、クリエイティブなサウンドメイクを可能とするヤマハ独自のシンセサイザー音源です。
FM-X音源(Frequency Modulation – X 音源)
88アルゴリズム 同時発音数128音
時代を築いた歴史的なデジタルシンセサイザーDX7。その心臓とも言えるFM音源はヤマハの最新のイノベーションによって進化し続けています。圧倒的なダイナミックレンジ、パワーを必要とする最先端のEDMサウンドからクラシックな80年代サウンドまで、驚異的な表現力をもつFM-X音源はオリジナルのDX7の限界を凌駕する8オペレーター、128音ポリフォニー仕様。膨大なタイプのフィルターやエフェクトそしてモーションコントロールを活用する事で今まで誰も聴いたことのない有機的なサウンドメイクを可能としています。
SMART MORPH
異なるFM-Xサウンド同士のモーフィングを実現するスマートモーフ。その洗練されたアルゴリズムは最大8種類のFM音色からモーフィングマップをタッチスクリーン上に生成します。
マップには素材となったFM音色が白い点で表示され、それ以外の空白は各音色をモーフィングした中間音色で埋め尽くされています。プレイヤーはマップ上をタッチしたりスーパーノブで指定したの2点間を移動させることにより、これまでにないユニークでインタラクティブな表現が可能となります。
256-NOTE TOTAL POLYPHONY
AWM2とFM-Xの2種類の音源を搭載するMODX+そしてMONTAGE独自の音源方式は合計同時発音数256音(AWM2音源: 128音、FM-X音源: 128音)を実現。プレイヤーは音切れや発音遅れを心配せず演奏表現を追求する事ができます。
ヤマハシンセサイザーとのデータ互換性
MODX+はヤマハの歴代シンセサイザーとの互換性を持っています。MOTIFシリーズ用のサウンドライブラリーやDXシリーズなど歴史的なモデルのボイスパラメーターを読み込み、MODX+上で最新のサウンドにエディットする事も可能です。
MONTAGE/MODX
MONTAGEおよびMODXのユーザーファイル、ライブラリーファイルを読み込むことができます。
MOTIF/MOXF
MOTIF XF, MOTIF XS, MOXFのデータをユーザーファイルまたはライブラリーファイルとして読み込むことができます※1。
※1 コンテンツタイプや保存されているサンプルデータの形式によっては読み込めない場合あります
DX/TX
FMコンバーター(Webアプリ)を使用する事でDXシリーズ(DX7, DX7s, DX7II)、TXシリーズ(TX802, TX816/216)のボイスデータをMODX+用にコンバートする事ができます。
●CONTROL/コントロール
アーティストが追い求める自分だけの独創的で個性的なパフォーマンス。MODX+はその演奏表現の幅を飛躍的に広げるMotion Control機能を搭載。DAW・DTMなど音楽制作で活用されるオートメーションをライブパフォーマンスのフィールドに持ち込み、シーケンシャルでありながら躍動感のあるダイナミックな音色変化をもたらします。ステージ演奏、ライブ配信、音楽制作と様々なシチュエーションで利便性を感じられるタッチスクリーンとフィジカルコントローラー、そして周辺機器・ソフトウェア・SNSとの連携。その拡張性は現代のキーボーディストが必要とする性能、機能を提供します。
●MOBILITY/モビリティ
ライブ、リハーサル、レコーディング…とアクティブな音楽生活を送るキーボーディストにとって、楽器の可搬性は楽器を選ぶうえでの非常に重要な要素です。MODX+はフラッグシップシンセサイザーMONTAGE譲りの高スペックを持ちながら重さが半分以下に抑えられています。別売りの専用ソフトケースと組み合わせることにより、キーボーディストが様々な現場に持ち運ぶ事を現実的なものとします。
MODX6+: 937(W)× 331(D)×134(H)mm 6.6kg
MODX7+: 1,144(W)× 331(D)× 134(H)mm 7.4kg
MODX8+: 1,333(W)× 404(D)× 160(H)mm 13.8kg
MODX+シリーズのラインナップ
MODX6+
シリーズ最軽量(6.6kg)のコンパクトモデル。強力なハイブリッド音源とコントローラーを駆使したライブ、プロダクション環境の構築を支える61鍵モデル。
MODX7+
リハーサルやライブに日々キーボードを持ち運べるサイズ感と重さ、そして幅広い演奏表現に対応する鍵盤音域を兼ね備えた76鍵モデル。
MODX8+
アコースティックピアノのタッチを再現した88鍵 グレードハンマースタンダード(GHS)鍵盤搭載モデル。広い鍵盤音域はトランスポーズ不要であらゆる音域に楽器演奏に対応。ライブ、DAWのマスターキーボードとしての活用にも適しています。
記事内に掲載されている価格は 2022年9月4日 時点での価格となります。
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