本サイトでの Cookie の使用について

閉じるボタン
head-love Created with Sketch. CREATOR
REPORT

国内外のあらゆるイベントをいち早くレポート! またブランドや製品誕生の秘話に迫るDEEPなインタビューを掲載!

17
Sep.2018
REPORT

IBC 2018:Edit Share

IBC 2018 Rock oN  Edit Share

EFSシリーズをリリースし、サーバーの世代更新を完了したEditShare社のIBC 2018での目玉は、様々なサービスを提供するFlowの最新バージョンを紹介。NABでのQSyncというQuality Checkアプリケーションに続き、ソフトウェアでShare ServerをコアとしたWorkflowの提案を行っていました。

IBC 2018 Rock oN  Edit Share

MAM(= Media Asset Managenent)用のアプリケーションをコアとするFlowは、様々な機能を提供しています。Edit Shareの製品ということで、同社のサーバーとの組み合わせての利用しかできないかと思われるかと思いますが、そうではありません。単体のアプリケーションとして動作し、様々なストレージを統合管理することが可能です。

IBC 2018 Rock oN  Edit Share

こちらのスクリーンショットを見ていただければわかるように、Edit Share以外にもAmazon S3のようなCloudストレージも含めてMAMが可能となります。それ以外にもStrage DNAやAVIDなどという文字も見えますね。

IBC 2018 Rock oN  Edit Share
IBC 2018 Rock oN  Edit Share

Flowは大きく分けて4つのサービスを持ちます。メインのMAMはAirFlowというサービス。こちらは、ブラウザベースでその機能が提供されます。メディアのプレビュー、コメントの付与、メタデータの管理検索など、MAMとしての十分な機能を持ちます。

IBC 2018 Rock oN  Edit Share

そして、Storyというサービスは、簡易編集機能を提供します。ここで編集を行ったタイムラインは、そのままドラッグ&ドロップでPremier、Media Composerへ編集データの移行が可能です。非常に汎用性が高く、Edius、FCP、Prunusなどにも対応しているということ。もちろんAAFへの書き出しも可能なので、どのようなワークフローが生じたとしても柔軟に対応できる仕様となっています。このタイムラインに関してのコメントの共有機能もあり、コラボレートしてのラフカットであれば、オンラインでの確認作業も可能な仕様となっています。

IBC 2018 Rock oN  Edit Share
IBC 2018 Rock oN  Edit Share
IBC 2018 Rock oN  Edit Share

Storyには、更に簡単なグレーディング機能も!非常に多機能なことがわかりますね。

IBC 2018 Rock oN  Edit Share

そしてAutomationは、Workflow Manager機能。自動的にタスクを処理し、条件分岐で、どんどん自動化を行うことが可能です。しかも最終の書き出し先には、Amazon S3など、Flowが接続できるすべてのストレージを指定可能。もちろん、トランスコード機能もあるので、アイディア次第でどのような活用も可能です。単体で見ても統合されたMAMとしての多機能ぶりが際立つEdit Share社のFlow。非常に速い速度で進化をしているので、要注目のソリューションの一つです。

Edit Share
https://www.editshare.com/

Writer. Yousuke

この記事、あなたの評価は?

    記事内に掲載されている価格は 2018年9月17日 時点での価格となります。

    最新記事ピックアップ

    Inter BEE 2023 : ZOOM
    レコーダーやエフェクターなどを中心に革新的で意欲的な製品を数多く生み出してきたZOOMは、今回も興味深い新製品を多数展示していました! 構想・開発に2年半をかけたという「S6 SessionTrak」は、遠隔地のミュージ [……
    Inter BEE 2023 : Synthax Japan
    Synthax Japanのブースでは、RMEの新製品を中心に展示。 RMEのフラッグシップ・オーディオインターフェイスFireface UFX IIIが展示されてました。94入力/94出力192kHz対応しているハイエ [……
    Inter BEE 2023 : ゼンハイザージャパン
    DEAR REALITY ドイツ本国からDIRECOTR MARKETING & BUSINESS DEVELOPMENTのKAI DETLEFSEN氏とTECHNICAL APPLICATION ENGINEERのJanis Käune氏…
    Inter BEE 2023 : TAOC
    Rock oNでもスピーカースタンドを多数取り扱っているTAOCブースでは、自動車用鋳造部品メーカーとして蓄積してきた技術や経験を活かしたオーディオ向け製品を多数展示していました。 MSTP-Dは、TAOC史上初のニアフ [……
    Inter BEE 2023 : ROCK ON PRO
    MTRX Thunderbolt 3 ModuleをPro Tools | MTRX II に実装した展示展開。AvidのフラッグシップI/OをCore Audioで接続するネイティブ環境で使用することができ、大きな可能性を拡げます。
    Inter BEE 2023 : Media Integration
    メディアインテグレーションブースでは、「次世代テクノロジーの響宴」として、ミュージック/ポスト双方の未来を担う次世代テクノロジーが集結されていました。
    Inter BEE 2023 : Audio-Technica
    来場者にコーヒーを無料プレゼントするなど大盤振る舞いのAudio-Technicaブース! こちらではコンパクトで高性能なラベリアマイクATW-898が展示されていました。 ATW-898はワイヤレスシステム用の単一指向 [……
    Inter BEE 2023 : GENELEC
    GENELECブースでは9月にアムステルダムで発表したSAMリファレンス・コントローラー「9320A」が展示されていました。 9320Aは、GenelecのUNIOサービス・プラットフォームにアクセスすることで、スマート [……
    Inter BEE 2023 : Solid State Logic
    Solid State Logicのブースでは、先月AESで発表されたばかりのPURE DRIVE QUADとPURE DRIVE OCTO2機種を展示! ORIGINに搭載されたSSL伝統のクリーンなSuperAnal [……
    SUPERBOOTH23 : KORG
    エレクトロ・アコースティック楽器、Acoustic Synthesis_phase5のデモンストレーションがおこなわれていました。
    SUPERBOOTH23 : U・D・O
    フラッグシップ・シンセサイザー「Super Gemini」を発表。代表であるシンセ・デザイナーのGeorge Hearnさんに解説とデモムービーをお願いできました!
    SUPERBOOTH23 : Lambda Synthetics
    新興メーカーLambda SyntheticsがSUPERBOOTHに初出展。最初の製品となるPolyPulseのプロトタイプを展示していました。 この見た目からは何だかわからず、非常にワクワクさせてくれるPolyPul [……
    Copyright © Media Integration, Inc. Rock oN Company