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EFSシリーズをリリースし、サーバーの世代更新を完了したEditShare社のIBC 2018での目玉は、様々なサービスを提供するFlowの最新バージョンを紹介。NABでのQSyncというQuality Checkアプリケーションに続き、ソフトウェアでShare ServerをコアとしたWorkflowの提案を行っていました。
MAM(= Media Asset Managenent)用のアプリケーションをコアとするFlowは、様々な機能を提供しています。Edit Shareの製品ということで、同社のサーバーとの組み合わせての利用しかできないかと思われるかと思いますが、そうではありません。単体のアプリケーションとして動作し、様々なストレージを統合管理することが可能です。
こちらのスクリーンショットを見ていただければわかるように、Edit Share以外にもAmazon S3のようなCloudストレージも含めてMAMが可能となります。それ以外にもStrage DNAやAVIDなどという文字も見えますね。
Flowは大きく分けて4つのサービスを持ちます。メインのMAMはAirFlowというサービス。こちらは、ブラウザベースでその機能が提供されます。メディアのプレビュー、コメントの付与、メタデータの管理検索など、MAMとしての十分な機能を持ちます。
そして、Storyというサービスは、簡易編集機能を提供します。ここで編集を行ったタイムラインは、そのままドラッグ&ドロップでPremier、Media Composerへ編集データの移行が可能です。非常に汎用性が高く、Edius、FCP、Prunusなどにも対応しているということ。もちろんAAFへの書き出しも可能なので、どのようなワークフローが生じたとしても柔軟に対応できる仕様となっています。このタイムラインに関してのコメントの共有機能もあり、コラボレートしてのラフカットであれば、オンラインでの確認作業も可能な仕様となっています。
Storyには、更に簡単なグレーディング機能も!非常に多機能なことがわかりますね。
そしてAutomationは、Workflow Manager機能。自動的にタスクを処理し、条件分岐で、どんどん自動化を行うことが可能です。しかも最終の書き出し先には、Amazon S3など、Flowが接続できるすべてのストレージを指定可能。もちろん、トランスコード機能もあるので、アイディア次第でどのような活用も可能です。単体で見ても統合されたMAMとしての多機能ぶりが際立つEdit Share社のFlow。非常に速い速度で進化をしているので、要注目のソリューションの一つです。
Edit Share
https://www.editshare.com/
Writer. Yousuke
記事内に掲載されている価格は 2018年9月17日 時点での価格となります。
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