ユーロラックモジュール「THE HARVESTMAN MODEL」で知られる、シアトルを拠点としたユーロラックメーカー『INDUSTRIAL MUSIC ELECTRONICS』のブース。
PISTON HONDA
『INDUSTRIAL MUSIC ELECTRONICS』社製ユーロラックモジュールで、4096個のウェーブフォームを扱う事が可能な人気のウェーブテーブルシンセサイザーモジュール。
BFF
NAMM2017ではMalekko Heavy Industryとコラボレーション製作した「BFF」が発表され、「BFF」には「THE HARVESTMAN MODEL / PISTON HONDA」同等のウェーブテーブルオシレーターが搭載されています。今回「BFF」の完成モデルがお目見えするのではと期待しておりましたが出展されていませんでした。完成が待ち遠しいです!
『INDUSTRIAL MUSIC ELECTRONICS』はロシア製シンセサイザーPolivoksのクローンモジュールが有名で、大陸ロシアの香りが漂いつつエッジの効いたサウンドです。オレンジツマミの大小とケーブルがサイケデリックアートみたいですね!
今回発表されたモジュールは3つ!
CONTEMPT
ゲートを搭載したステレオコンプレッサーでサイドチェイン入力が可能です。ゲートはVCAの代わりに使えるので「音を一度ここで止めたい!」という時に便利な機能です。
デュアル・マルチモード・フィルター「BIONIC LESTER MARK II」
マルチモードフィルターを2基搭載し、それぞれローパスフィルター、バンドパスフィルター、ノッチフィルター、ハイパスフィルターをミックスして出力が可能。2基のフィルター接続(直列接続・並列接続)を調整でき、レゾナンスのキャラクターはそれぞれのフィルターモードによって変化するので多彩な音作りが可能です。
4つのオシレーターを同時コントロール可能な「ALROS BLEAK」
入力したピッチCVを4つの出力チャンネルに分け、それぞれオクターブ、ディチューン、ビブラート、ポルタメントの調整が可能です。オシレーターは各モジュールメーカーによって仕様が異なるため同じ鍵盤を押してもオクターブが違ったり音程が違ったりしますので、シンセモジュールを鍵盤楽器的にセットアップしたい時に欲しいモジュールですね。音程にビブラートやポルタメントを与える事も出来ます。そして面白いのが「コード機能」で、設定した音階スケールから和音が構成されるとの事で是非ためしてみたい機能ですね!
Writer.Ibe
Industrial Music Electronics
http://www.industrialmusicelectronics.com
記事内に掲載されている価格は 2017年4月21日 時点での価格となります。