Roland SP-404MKII:あらゆる面で進化を遂げたSP
SP-404MKIIには、これまでのRolandのSPシリーズで人気の要素を凝縮しました。さらに表現力豊かな演奏を可能とするベロシティ対応のパッドや、スムーズで実践的なコントロールのために改良されたノブなど、パフォーマンスに重要な改善を施しました。また16GBと十分な容量を持つ内部ストレージのプロジェクトへのアクセスにより、素早い起動時間と迅速なプロジェクトの読み込みやサンプルのインポートを実現し、ビートメイキングはさらに高速に、ストレス・フリーで行うことができます。
長年のユーザーはもちろん、新しいビートメーカーにも使いやすい直感的なレイアウトと伝統的なSP エフェクトに加えて、改良されたサンプリングとシーケンスのワークフロー、容易にパフォーマンスのキャプチャを行うことができるSKIP BACK SAMPLING、ビートをライブでミックスするDJ モードなど多彩な機能を備えています。
主な特徴
1. マルチカラー・パッドはベロシティに対応し、スムーズなプレイアビリティを実現
2. Vinyl SimulatorやDJFX LooperといったSPならではのエフェクトをはじめ、新規追加のLo-fi、Cassette Simulator、Resonatorエフェクト、さらにギター/マイク入力用の専用Vocoder、Auto Pitch、Guitar Amp Simulatorなどの豊富なエフェクトを搭載
3.起動時間と読み込み時間の短縮、16GBの内部ストレージ、低レイテンシー・パッド、迅速なサンプル編集により、ワークフローの高速化を実現
4. 32ボイスの最大同時発音数と、プロジェクトごとに160のサンプルを16プロジェクト分保有する内部メモリーにより、パフォーマンスの可能性がさらに拡大
5. リアルタイムまたはオートでのCHOP、自動BPM検出、ENVELOPE、ピッチ・シフト、およびRESAMPLEなど、充実の機能でオンボードでのサンプル編集を強力にサポート
6. クオンタイズだけでなくシャッフル・パーセンテージの調整が可能となり、スイングのカスタマイズも実現
7. 直前のパフォーマンスから最大25秒さかのぼってキャプチャする、SKIP BACK SAMPLING機能を搭載
8. DJモードでは、2つのサンプルを自在にミキシングする、ライブ・パフォーマンスへの新しいアプローチを実現
9. アルミ製フェイスプレートは取り外しができ、WEBサイトにはアウトラインのテンプレートを用意。スクリーンセーバーやスタートアップ・ロゴのオリジナル設定など、豊富なカスタマイズ・オプションをご用意
ソウルフルなサンプラー
SP-404MKIIの鮮やかなOLEDスクリーンとズーム可能な波形ビューにより、サンプル編集をとてもスムーズに行うことができます。 編集ポイントをリアルタイムにタップしてサンプルをCHOPしたり、AUTO MARKを使用してサンプルを自動的にマーキングし、スライスしたりすることもできます。
取り込んだサンプルはENVELOPEやピッチ・シフトなどを使ってさらに巧妙に仕立てることができるほか、改良されたリサンプリング・ワークフローでは、パターンとエフェクト・レイヤーを組み合わせてRESAMPLEし、より繊細なサウンド・デザインの制作が可能となりました。また、SKIP BACK SAMPLINGは、直前のパフォーマンスから最大25秒のオーディオをキャプチャすることができ、一瞬のひらめきを逃さずに制作に活かすことができます。
場所を選ばずビートメイキング
SPシリーズの魅力は、その迅速なワークフロー、優れたポータビリティ、そして触感的なアプローチにあります。SP-404MKIIは、これらの要素をさらに発展させ、軽量でありながら頑丈なデザインを維持しつつ、あらゆる環境での制作をさらに容易にする機能を追加しています。電源はACアダプター、USBバス電源(USB Type-C)だけでなく、乾電池やモバイル・バッテリーにも対応し、場所を選ばずどこでもビートを叩き出すことができます。
さらにはUSB 経由でモバイル・デバイスから直接オーディオやストリーミングのサウンドをキャプチャしたり、デュアル・ヘッドフォン出力とマイク/ギター入力を使用してパートナーとコラボレーションしたりもできます。
より強化されたエフェクトを搭載
伝説的なSPエフェクトと厳選された新規搭載のエフェクトにより、サウンドを効果的に処理することができます。SPシリーズに欠かせないVinyl Simulator やDJFX Looper などに加え、Lo-fi、Cassette Simulator、Resonatorなどの強力なエフェクトが加わりました。また複数のバス・エフェクトをレイヤー化してルーティングしたり、マイク/ギターインプットに接続して、Vocoderを使用したり、Auto Pitch、Guitar Amp Simulatorなどを使ってサウンドを作りこんだりすることができます。
パフォーマンス用にチューンナップされたシーケンス
SP-404MKIIは独自のフィーリングを表現するための柔軟性を備えています。インプット・クオンタイズとシャッフルによるスイングの調整、1回のタップで複数のサンプルを鳴らすことができるPAD LINK、ノート・リピート用のROLLボタン、バンクごとに設定できるBPMの機能を駆使して数あるパターンを一度に整理し、それらをチェインし自動再生することもできます。空いた手でSPのエフェクト・コントロールを調整したり、お気に入りのシンセなどを外部入力へ接続してサンプリングしたりと可能性は無限に広がります。
豊富なサウンド・サンプル用スペースと内蔵メモリー
SP-404MKIIには16GBの内部メモリーを搭載。ストレスのない素早い発音を実現するだけでなく、プリセットのサンプルですぐにビートメイキングを始めることができます。厳選されたサンプルの膨大なコレクションを活用できるだけでなく、あなたのとっておきのサウンド・サンプルをSP-404MKIIの中にコレクションし持ち出すことも可能です。また、最大同時発音数が増加したことに加えて、ひとつのプロジェクトにつき160ものサンプルを取り込めるようになり、パフォーマンスとビートメイキングのコンビネーションが強化。さらに多くのサウンドを一度にロードできるようになりました。
SP-404MKIIアプリやSample PackをRoland Cloudで入手!
Roland CloudにはMac/Windows 専用のエディターであるSP-404MKIIアプリをご用意。Roland Cloud Manager からダウンロードが可能です。アプリを使用することでより詳細な波形編集や、パッドへのサンプルのアサイン、MIDIファイルやSP-404SX/SP-404A のプロジェクトのインポートを、より簡易に行うことができます。さらにRoland CloudのSample Packシリーズには、著名なサウンドデザイナーやミュージシャンによるより多くの素材をご用意。次の作品への刺激を得ることができます。
バージョン3で究極のサンプラーにバージョンアップ!
V3.0アップデートでは、エフェクトのモーション・レコーディングやミュートアクションのオートメーション、複雑なパターンのサンプルへのスピーディーな変換などさまざまな機能を追加し、さらに幅広いパフォーマンスとプログラミングの可能性が広がります。新しいワークフローやDJモード、その他の機能強化により、SP-404MKIIがさまざまな音楽の制作やパフォーマンスに威力を発揮する究極のサンプラーにバージョンアップしました!
0:00 イントロダクション
00:42 シーケンサー・アップデート
00:50 マルチトラック・オーディオ
01:48 外部MIDI機器との同期
03:01 パッド・ミュート+オートメーション
04:15 エフェクト・モーション・レコーディング
05:20 特定のパターン・サンプルのコピー
06:23 パターンのサンプル変換
07:49 ワンショット・プレイバック
09:56 起動時のMFXパラメーター設定
10:55 DJ MODE アップデート
11:06 Cueポイント+マーカーの保存
12:36 MIDIクロック+ ベンドのアップデート
13:55 BPMディスプレイ
14:25 その他のアップデート
14:28 レコーディング後のクオンタイズ
15:27 プロジェクトへのコピー
16:53 バンク・パラメーターの変更
17:19 MIDI モードのレイアウト
18:41 ゲートサンプルのリリースタイム調整
19:05 SP-404MKII Appのアップデート
関連記事
Iridium Keyboard:waldorf最先端の16ボイス・デジタル・シンセ
Iridiumは5種類(ウェーブ・テーブル/ウェーブ・フォーム/パーティクル/レゾネーター/カーネル)の強力なシンセシス・アルゴリズムを3つ同時に使用できるパワフルなオシレーター、ボイスごとに3基用意されたステレオ・デジタル・フィルターとデジタル・フォーマー (同社のソフトウェア Largo, Nave, PPGに採用されたフィルターモデル、RM、ビットクラッシャーなど)が基本となる重厚なサウンドを搭載。多彩なモジュレーション・ソースとマトリクスによる複雑な音作りが大型タッチスクリーンで簡単に行えます。
ポリフォニック・アフタータッチ対応
世界最高品質の「FATAR TP/8SK」 49鍵セミウェイテッド・ポリフォニック・アフタータッチ・キーボードを採用。一般的なシンセサイザーの多くに搭載されているアフタータッチは「モノフォニック・アフタータッチ(チャンネル・アフタータッチ)」です。キーボードを演奏して、さらにキーボードを押し込み「圧力」を加えることで「演奏しているサウンド全体」に変化を加えるという技術です。
idium Keyboard が採用した「ポリフォニック・アフタータッチ」は、鍵盤を押し込む圧力を「ノートごと」に出力します。つまり「演奏しているノートごとのサウンド」に変化を加えることができるのです。簡単な例を挙げると、コード4音を押さえている最中に、右手の高音2音を強く押し込むとその「2音だけサウンドの表情が明るくなる」といった演奏表現が可能になるのです。ポリフォニック・アフタータッチはモジュレーション・マトリクスを介して Iridium Keyboard のあらゆるサウンド・パラメーターにアサインすることができます。これがどれほどの可能性を持っているか想像してみてください。
ポリフォニック・アフタータッチは MIDI規格で昔から策定されていたにも関わらず、今まで実装されたシンセサイザーは極めて少なく、MPEと共に近年大きな注目を集めている技術です。
Iridium Keyboardはキーボーディストに最高の表現力を与えるキーボードと、最先端のシンセシス・エンジンを搭載した「世界で最高の表現力を持つシンセサイザー」と言えます。
デュアル・レイヤー
1つのサウンドプログラムを演奏する「Single モード」に加え、1つのサウンド・プログラムを同時に演奏できる「デュアル・レイヤー」モードを搭載。「Split モード」では左右で2のサウンド・プログラムを、「Layerd モード」では2つのサウンド・プログラムを重ねて演奏することができます。
膨大なパラメーターへ瞬時にアクセスしてエディットできるコントローラー群とタッチスクリーン・ディスプレイ
最先端のシンセシス・エンジンを搭載した Iridium Keyboard には膨大なパラメーターが用意されています。音作りに必要な主要なパラメーターは、すべてコントロール・パネルにノブとエンコーダーとボタンとして配置されており、瞬時にアクセスできます。タッチスクリーン・ディスプレイの上部には各セクションへ一瞬でジャンプできる Mode ボタン、下部には主要なパラメーターをコントロールできる Selection ダイヤルとその他の機能のボタン、左右にはディスプレイに表示されている6つのパラメーターをコントロールする銀色のエンコーダーを配置。
さらに詳細なパラメーターはタッチスクリーン・ディスプレイで直感的にアクセスできます。パラメーターの数値の細かなエディットはもちろん、ウェーブテーブル波形を指でなぞってコントロール、シーケンスや Komplex モジュレーターを指で描画するといった直感的な操作が可能です。
Iridium Keyboard には膨大なパラメーターをすべて把握しつつ最短でアクセスできる、最先端のインターフェースを備えています。
5種類の強力で個性的なシンセサイズ・アルゴリズムを使用できる3つのオシレーター
オシレーター・セクションには3つオシレーターを搭載。それぞれに5つの異なるシンセサイズ・アルゴリズムの中から1つを設定して同時に使用できます。アルゴリズムは Waldorf の代名詞とも言える Wavetable から、次世代のシンセシスとも呼べるカーネル・シンセシス・モードまで、多様なシンセシス技術をカバーしています。
ウェーブテーブル・ジェネレーター
Waldorf の最新ソフトウェア版ウェーブテーブル・シンセサイザー「Nave」の機能も内包するウェーブテーブル・アルゴリズム。スピーチ・シンセシスやオーディオからのウェーブテーブルの作成も可能。
ウェーブフォーム・オシレーター
クラシック・スタイルのシンセ波形を生成するオシレーター。ノコギリ波、サイン波、三角波、矩形波(PWM可能)、ピンクノイズ、ホワイトノイズといった基本的な波形を生成します。波形を様々な形に変化させることができるワープ機能を搭載、オシレーターシンクも可能。
パーティクル・ジェネレーター
シングル・サンプルからマルチ・サンプルまで使用可能な、オーディオ・サンプルをプレイバックするサンプラー。ノーマル・プレイバックとグラニュラー・プレイバックの2つのモードを使用できます。生楽器のサウンド・プレイバックからグラニュラーによる実験的な音作りまで幅広く使用できます。
レゾネーター
物理モデリング・シンセシスの技術によるレゾネーター。短いインパルス・ノイズ、またはサンプルをバンドパス・フィルターバンクへ入力し、共振させる事でサウンドを生成する原理です。ベルや打楽器など、アタックの強い金属的なサウンドを生成します。
カーネル・シンセシス・モード
クラシックな6オペレーター FM シンセシスから、革新的なオーディオレートでのウェーブテーブル・モジュレーションまで可能なカーネル・シンセシス・モード。テンプレートを選択し5つのマクロパラメーターを操作するだけで簡単にエディットが行える「テンプレート・モード」と、FM エキスパート・ユーザーのために、より多くの FM パラメーターへアクセスできる「フルエディット・モード」を使用できます。フルエディット・モードでは自分でテンプレートを作成し、作成したテンプレートをインポート/エクスポートすることも可能です。
デュアル・デジタル・フィルターとデジタル・フォーマー、5エフェクト
音作りに重要なデュアル・デジタル・フィルターは Quantum オリジナルに加え、PPG、Nave、Largo といった Waldorf クラシック・フィルター・モデルから選択できます。Filter 1と2のカットオフ・フリーケンシーを相対的にコントロールする Link モードにより、デュアル・フィルターならではのユニークなサウンドの変化を得られます。
デジタル・フォーマーはドライブ、ビットクラッシャーなどのエフェクト、または3つ目のフィルターとして機能するセクションです。ルーティングによりフィルター・セクションの前後、または並列に配置させることができます。
サウンドに更なる彩りを与えるエフェクトは、Phaser、Chorus、Flanger、Delay、Reverb、そしてサウンドの仕上げに利用できる EQ、Drive、Compressor を搭載。最高品質のエフェクトを最大5系統同時に使用できます。
モジュラー・シンセサイザーに迫る柔軟な音作りが可能なモジュレーション・マトリクス
6つのエンベロープ、6つのLFO、Komplex モジュレーター、コントローラーなどのコントロール・ソースで、多くのパラメーターをモジュレーションできるモジュレーション・マトリクスはモジュラー・シンセサイザーに迫る柔軟な音作りを可能にします。Iridium Keyboard は 53 種類のソースで 191 種類のパラメーターをモジュレーションすることができます。モジュレーション・スロットの数は同クラスの他のシンセサイザーを遥かに上回る 40 スロット。モジュラー・シンセサイザーに置き換えると最大でパッチケーブル 40 本分もの複雑で膨大なモジュレーションが可能です。
6/20までのご購入で、定価¥57,750相当の専用ハードケースをプレゼント!
Arturia V Collection 9:32のインストゥルメントを搭載
新たなスタンダード
過去から現在、そして未来へと続く最高のソフトウェア音源だけを集め、独自のモデリング技術と数十年にわたるエンジニアリングの専門知識によって、今日の音楽制作者にとって不可欠な比類のない音質と機能性を実現しています。
厳選されたセレクション
32種類のプロ仕様のインストゥルメントは、それぞれ独特のインスピレーションとユニークなキャラクターを持っており、ピュアで自由なサウンドを見つけられます。キーボード・エミュレーションからハイブリッド・サンプル&シンセシス音源の新たなAugmented シリーズまで、このコレクションは現代の制作ワークフローに完璧に対応します。
プリセットと使いやすさ
14,000 ものプリセット、14 の専用サウンドバンク、NKS との互換性、スマートなマクロコントロール、アプリ内チュートリアルを備えたV Collection 9 は、必要なサウンドへの最短ルートを示してくれます。完璧なプリセットを瞬時に呼び出せるだけでなく、数クリックで変幻自在のサウンドデザインを発見できる、その両方を可能にするコレクションなのです
V Collection 9の新機能
• 4つの新しいインストゥルメンツを搭載
• Prophet-5 V & Prophet-VS V
2つの楽器が一体となったハイブリッド楽器を、次世代モデリングでゼロから作り直しました。
• CS-80 V rebuild
DSPモデリング、高度なモジュレーション、音声分散、現代的なアドバンスドパネルなど、まったく新しいサウンドエンジンを搭載しています。
• Piano V rebuild
日本のグランドピアノからバーのアップライトまで12種類のピアノモデルと高度なサウンドデザインコントロールを搭載した、全く新しいフィジカルモデリングインストゥルメントです。
記事内に掲載されている価格は 2023年6月19日 時点での価格となります。
最新記事ピックアップ