★本気ポイント1:アコースティック楽器と対話するかのような感覚で演奏可能!
本体から鍵盤部から浮かび、鍵盤がこの製品の主役というメッセージが伝わってきます。鍵盤を押し込むポリ・プレッシャーのストロークが長いので、その演奏感は新感覚! 和音を弾いてから各指バラバラに深く押し込むと、フィルターが各鍵盤に対してダイレクトに反応するのが心地よいです。馴染みのあるアフター・タッチ機能が、この押し込みストロークの長さによって真価を発揮しています。
この柔らかな演奏感はアコースティック楽器を演奏しているような感覚で、深い押し込みに対する解像度も高いです。後述する「鍵盤を横に動かす」奏法と合わせて、オーガニックで情報量の豊かな味わいを実現してくれます。
Osmoseの特殊な鍵盤演奏を余すことなく表現する音源部は、ドイツHaken Audio社が提供。先進のEaganMatrixオーディオエンジンがカスタムメイドされ、FM、バーチャルアナログ、フィジカルモデリング音源方式など、500種類ものプリセットを搭載しています。
Osmoseのユニークなキーベッドとオーディオエンジンがシームレスに相互作用することにより、プレイヤーと楽器が有機的に繋がり、まるでアコースティック楽器と対話するかのような感覚で演奏することが可能なのです。
★本気ポイント2:MPE対応音源を演奏するのに最も適したMIDI鍵盤!
鍵盤を左右に揺らして得られるビブラート奏法では、深さとスピードを演奏者の指先で思うがままにコントロールできてしまいます。これはDAWユーザーが長年待ち望んでいた演奏方法なのではないでしょうか。上の動画では、鍵盤を横に動かす奏法と、押し込みのプレッシャーを試しています。
鍵盤を横に動かした音程変化は最小で半音の1/4(25セント)から、最大は96半音!!! 実に8オクターブに渡る、88鍵の限界を超えるピッチを指一本で操ることが可能で、これはリボンコントローラーが鍵盤1本に収まってしまった操作性といえます。
大きな特徴として、OsmoseはMPE(MIDI Polyphonic Expression)に対応しています。MPE対応DAW「ableton Live」にOsmoseの演奏データを記録してみました。各ノート毎にプレッシャーとピッチを編集することができ、左手でコード、右手でメロディを弾いて、メロディだけ鍵盤を左右に揺らしてビブラートしてみました。
昨今はUVI FalconやArturia Pigmentsなど、MPEに対応したソフト音源が増えているので、それらの音源性能を発揮するのに最も適したMIDI鍵盤です。
ポイント3:デザイン性と堅牢性、プレイヤービリティが考え抜かれた筐体!
Osmoseはフランス設計という、一見してそれを感じさせるデザインが秀逸です。耐劣化性を持つ高品質なコンポーネントが採用され、スタイリッシュなだけでなく堅牢性も兼ね備えています。
鍵盤最上部の黒い部分は鍵盤と繋がっているので、実はこの黒いエリアも演奏に活用することができます。
鍵盤弾きの宿命として、グリッサンドは白鍵だけのグリスか、黒鍵だけのグリスとなります。これは構造上の問題なので、ギターなどの弦楽器のように、半音でのグリッサンドは不可能でした。ところがしかし、、
この黒エリアによって、鍵盤でありながら半音グリッサンドが可能になりました。手の腹の部分で、こするように弾く!オルガンなどで使われる手法よりも更に力が必要となりますが、これは画期的な奏法を発見してしまいました!
プロダクトの真実を体験!2024 レビュー記事
記事内に掲載されている価格は 2024年1月24日 時点での価格となります。
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