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17
Aug.2019
HOW TO

音と映像は同期できるの!? Abletonを使ったVJパフォーマンス術 by MORI

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こんにちは、RockoN PROの森です。
今回のSTEP UP MOVIESでは、Ableton Live + Maxデバイスで
簡単なVJパフォーマンス術をお届けします!

最近、Teenage Engineering OP-Z、Critter & Guitarri ETCなどなど“ ビデオシンセ “といった新しいジャンルの音楽制作と映像制作が
少しずつクロスオーバーしてきているなと感じています。また、ライブの演出でも “音と映像が同期した映像”を頻繁に見かけるような気がします。Abletonの過去記事を引用させていただきますが、

“引用”
デジタル技術によって異なる制作手法をスムーズに組み合わせることが可能になりました。
そんな中、音楽の世界で(とりわけライブパフォーマンスにおいて)重要になっているのが視覚効果です。
https://www.ableton.com/ja/blog/performing-music-with-visuals/

この視覚効果により “音を目で感じる” 事ができます。音楽を解釈する上で、映像がその補足をしてくれるので、私自身音楽のみより没入しやすく感じますし、面白いコンテンツだなあと思います。そこで今回のSTEP UP MOVIESは、音×映像の同期コンテンツを作ってみよう!っていう企画です。

それではまず、こちらの動画をご覧ください。今回のゴールはこのようなセットを作れるようになることです。

動画をご覧いただきますと、演奏に合わせて映像に変化が生まれていたかと思います。
例えば、、

 ・リバーブをかける → 映像がフィードバックする
 ・バスドラムを鳴らす → 映像が薄くフラッシングする
 ・スネアドラムを鳴らす → 映像にRGBエフェクトがかかる
 ・ハイハットを鳴らす → 映像が切替る(たまに)

といったことをAbleton・Maxのコンビで作りました。

それでは実際の作り方を再度動画で、見ていきましょう。

見辛い部分もあったかと思うので、使用機材やデバイスなど合わせて記載します。音素材はAbletonのフリーパック、映像はRokvid付属のものを使用しています。

■PC
 Mac Book Pro 13-inch Mid 2014
 https://support.apple.com/kb/SP703?locale=ja_JP&viewlocale=ja_JP
 ・CPU:3.0GHz 2コア Intel Core i7
 ・メモリ:16GB 1,600MHz
 ・GPU:Intel Iris Graphics
 
■DAW
 Ableton Live Suite ver 10.1
 ※Max使用のためにはSuiteエディションが必要です。
 https://www.ableton.com/ja/live/compare-editions/

■コントローラー
 Ableton Push2

■Max for Liveデバイス
Rokvid:映像エフェクトのデバイス
  https://www.ableton.com/ja/packs/rokvid/
Rokvid

Max for Live Essentials
  https://www.ableton.com/ja/packs/max-live-essentials/#?item_type=max_for_live
  このうち、以下2つのデバイスを使用しました。

Envelope Follower:音量変化の値を他デバイスに送るデバイス
Envelope

MultiMap:複数のパラメータを1つのノブで変化させるデバイス
MultiMap

MaxデバイスのRokvidを使い、さらに工夫するとすると、、

動画のソースを変更してクオリティアップ

動画素材サブスクリプションを利用すると表現の幅が増えそうです。Artgrid、Adobe Stock、Motion Elementsなど見てみると面白いかもしれません。

リバーブの他にエフェクトを追加して表現の幅を増やす

例えば、フィルターをかけたらErrorが増減するなど。リバーブと同様に、MultiMapで同時にアサインしてMap8にまとめるとできます。

DJライクにRokvidを活用する

曲の移り変わりや展開に合わせA↔︎B切替えて演出できたら楽しそうだなと思いました。2台(A、B)のPCを使い、Ableton Linkで接続するとできそうです。PCの映像出力をビデオスイッチャーにまとめると実現できるかなと思います。


以上のようなことが考えられます。

業務的なものを除き、音 × 映像の分野はまだまだ開拓できる分野がありそうです。今回はRokvidを用いて作成しましたが、他にも、OpenFrameworks、Processing、TouchDesignerなど様々なインタラクティブ制作ツールは存在しています。これから益々発展していく分野だと感じていますので、この機会を機に 音 × 映像の制作をしてみてはいかがでしょうか!?

記事内に掲載されている価格は 2019年8月17日 時点での価格となります。

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