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Rock oNではこれまでKHシリーズの製品紹介だけでなく、愛用しているエンジニアやアーティスト、スタジオ導入事例を紹介し、その魅力や特性を取材記事にしてきました。今回は改めて「KHシリーズとは何か?」を解説しつつ、現在購入可能な最新ラインナップまでご紹介します。
1 Neumann KHシリーズとは

ドイツの老舗オーディオブランドNeumannは主にスタジオ用マイクロフォンの世界的メーカーとして有名ですが、そのNeumannが開発しているモニタースピーカーがKHシリーズです。
そのため世界中のアーティスト・エンジニアの自宅スタジオやレコーディングスタジオ、放送局で導入されています。
2 MA 1でのDSP補正について

KHシリーズの大きな特徴として、DSP搭載のNEUMANNモニタースピーカー用アライメントマイクMA 1 による自動ルーム補正システムに対応している点があります。
このMA 1は、世界有数のオーディオ信号処理研究所であるフラウンホーファー研究機構IISと共同で開発されたキャリブレーション・アルゴリズムを採用し、測定用マイクを使用してスタジオの音響特性をガイド付きのプロセスで分析します。

MA 1で測定した結果をもとに部屋固有の音響問題を補正・最適化することで、あらゆる環境でより正確なモニタリング環境を構築できます。
KHシリーズではDSP搭載モデルKH 80 DSP、KH 120 II、KH 150、KH 750 DSPがMA 1に対応していて、ステレオから7.1.4chまでのアライメント補正を実現します。

結果として得られたすべての補正パラメータは、DSPを搭載したモニターに保存されます。
プラグインやドライバーの問題を心配する必要はなく、アライメント処理完了後はイーサネット接続は不要です。

★より詳細な解説記事はこちら
3 Neumann KHシリーズのラインナップ
【モニタースピーカー】
・KH 80 DSP
超小型、DSP制御のバイアンプ付きニアフィールド・モニター

KH 80 DSPはコンパクトなデザインでありながらも、ノイマン・モニター哲学の古典的な強みである、指向性コントロール、歪みのないデザイン、そして最新のフィルタリング機能とルームアコースティック調整オプションを可能にし、どんな環境でも正確なサウンド再生を実現します。
●主な特徴
・ソフトドーム型ツイーター
最新のモデリング技術を利用して非線形高調波と相互変調歪みを最小化し、低歪な高域再生を実現。
・ツイーター周辺の窪み形状
数学的にモデル化された楕円形分散MMDウェーブガイドを搭載し、様々な音響環境に対応する広い指向角水平と、ミキシングコンソールでの反射音を避ける狭い指向角垂直を実現。
・ダイキャスト・バスケットを搭載したロングスロー・バス・ドライバー
分割振動を抑えるダンピングにより、高い音圧レベルでも低歪みを実現したほか、リニアピストンモータは高いエクスカーションでも非常に低い高調波歪みを実現。エアノイズを低減し、ロッキングモードを改善。
・パイプレゾナンス・ダンピング機能で最適化されたバスレフポート
パイプオルガンの様な共鳴による音の色付けがなく、低音のトランジェントレスポンスが高速、且つ高出力レベルでの低音圧縮を低減。


・4ポジションローミッドアコースティックコントロール
4つの設定:FREE STANDING、SMALL DESK、MEDIUM DESK、LARGE DESKから、デスクトップに設置した際の音響補正を行う事が可能。
・豊富な取り付け金具のラインナップ
より多様な場所でのシンプル且つ高度な設置計画を可能にし、旧製品との下位互換性を実現。

・KH 120 II
待望のDSP補正によってMA 1によるオートモニターアライメントを実現

Neumann初のスタジオモニタースピーカーとしてモニターポートフォリオをスタートさせた最初の製品がKH 120。そこから満を持して発売したKH 120 IIの大きな改良点の一つは、DSP駆動のエレクトロニクスが追加されたことです。これにより位相リニアクロスオーバーと、Neumannの革新的なMA 1によるオートモニターアライメントを実現。5.25インチウーファー搭載の定評あるスタジオモニターは、より深い低音域、より高い解像度、DSPパワーで新たなレベルに引き上げます。
●主な特徴
• 高精度ドライバーMathematically Modelled Dispersion™ MMD™ウェーブガイド
• リニア周波数応答44 Hz~21 kHz ±3 dB
• リニア位相応答120 Hz~16 kHz ±45°、レイテンシー 2,6 ms未満
• 内部のDSPにより、NeumannのMA 1を介してルームアダプティブアライメントを実現
• 極めて低い公差 ±0.5 dBにより、シャープなイメージングを実現
• 他のKHラインスピーカーと組み合わせて、イマーシブやサラウンドのセットアップに使用可能
・KH 150
超小型、DSP制御のバイアンプ付きニアフィールド・モニター

KH 150は6.5インチ・ウーファを搭載。さらに20リットルのバスレフ型キャビネットを採用し、最大SPL 118dB(1m)、39Hz までの重低音レスポンスを実現します。
●主な特徴
・驚異の低域性能と卓越の解像度を誇る、DSPコントロールによる2ウェイパワードモニター
・リニアな周波数と位相応答
・DSPエンジンによりパフォーマンスがさらに向上し、どんな部屋でも自動アライメントを実現
・39Hzの驚異的な低域性能と優れた最大SPL
・アナログ/デジタル S/PDIF入力
・KH 310
中音域とドライな低音に最適化された3wayニアフィールドモニター
特別設計のミッドレンジドライバを特長とするコンパクトなKH 310 は、スピーチやボーカル、ギターをはじめとする楽器など、ミッドレンジを強調する精密な作業に最適です。密閉型なので、過渡応答が極めて素早い点も特長のひとつ。また高調波歪みが低く、最高水準に適うニュートラルなリファレンスサウンドを約束します。
また高精度な水平拡散によってリスニングポジションに柔軟性を持たせつつ、ナローな垂直拡散でデスクやミキシングコンソールなど近くのものからの反射効果を軽減します。この正確に制御された拡散機能がどんな部屋でも最適なサウンド表現を実現するほか、多彩な音響制御設定に合わせた応答が可能です。

●主な特徴
・このクラスで最も速いトランジェント応答
・34Hzまでの驚異的な低音能力
・専用設計ドライバーによる中音域の高精度化
・KH 750 DSPとオプションツールで、部屋に合わせてコントロール可能なステレオシステムを構築出来ます。
・KH 420
多彩なサウンドレベルへの適応力に優れたパワフルな3ウェイパワードミッドフィールドモニター

KH420は1.5~3mの作業距離用に設計されたミッドフィールドスタジオモニターで、3ウェイパワーにより、KH 420は最大122.4dBの音圧を実現しつつ、全周波数特性において高解像度とニュートラルなサウンド表現を維持します。低域応答にも大変優れ、驚きの26Hzまでカバー。ポート仕様なのに、低周波帯域でも「オーバーハング」や可聴共振の心配がありません。
予備容量と高精度な拡散により、この距離に無理なく対応します。音響環境が変化しても、ごく微細なニュアンスに至るまであらゆるディテールをニュートラルかつクリアに再現。どんなニュアンスも失うことなく、すべてのディテールを確実に表現できます。
熱保護回路を内蔵したクラスABアンプ330Wと2つの140Wを搭載。ドライバ同様、数学的モデル化拡散MMDウェーブガイドにより最適な精度レベルを実現しました。サウンドの正確な水平拡散を実現することにより、聴取位置に柔軟性を持たせています。またナローな垂直拡散により、デスクやミキシングコンソールなど近くのものからの反射を低減。このようにナローな拡散特性を持たせることで、作業距離が離れた環境においてもリファレンスサウンドを実現します。




【サブウーファー】

・KH 750 DSP
コンパクトなDSP制御の密閉型サブウーファー

KH 750 DSPはスタジオ、ブロードキャスト、ポストプロダクションにてトラッキング、ミキシング、マスタリングなどの用途を想定しています。コンパクトな設計ですので、ホームレコーディングやブロードキャストスタジオなど限られたスペースには最適です。
●主な特徴
・コンパクトなキャビネット
・DSPエンジンが出力を最適化し、リファレンスクラスのサウンドを実現
・システムのセットアップ、調整、操作を行うためのiPad用コントロールアプリ®に対応
・KH 805 II
ステレオベースマネージメント付きの規準品質を備えたDSP制御サブウーファー

●主な特徴
・16Hzまでの深みのあるパワフルな低域
・Neumann KHシリーズの中型スタジオモニターを完璧に補完
・DSP 制御による優れたサウンドと比類のない精度
・MA 1 Automatic Monitor Alignmentによるルーム補正
・KHシリーズアナログスタジオモニターのオートアライメントもサポート
KH 810 II
AES67 対応DSPサブウーファー

KH 810 IIは、中規模の部屋に最適なサブウーファーで、ノイマンの精度で低域を拡張します。最大7.1.4 のマルチチャンネルシステム用のユニークで柔軟で独自のBass Managerを搭載しています。最大11台のスタジオモニターに対応するアナログおよび AES3 出力 (BNC) とリダンダントAES67ネットワーク接続により、柔軟な接続が可能です。
●主な特徴
・16Hzまでの深みのあるパワフルな低域
・Neumann KHシリーズの中型スタジオモニターを完璧に補完
・DSP制御による優れたサウンドと比類のない精度
・MA 1 Automatic Monitor Alignmentによるルーム補正
・KH 870 II
マルチチャンネルベースマネージメントを備えた、フラッグシップDSP制御サブウーファー

KH 870 IIはNeumannの精度で低域を拡張する大規模の部屋に最適なサブウーファーです。最大7.1.4のステレオ、サラウンド、イマーシブシステム用の柔軟で独自のBass Managerを搭載しています。アナログおよびデジタル出力により、最大11台のスタジオモニターに柔軟な接続性を提供します。
●主な特徴
・16Hzまでの深みのある極めてパワフルな低音域
・Neumann KHシリーズの中型および大型のスタジオモニターを完璧に補完
・DSP制御による優れたサウンドと比類のない精度
・MA 1 Automatic Monitor Alignmentによるルーム補正
4 KHシリーズの導入事例
★KHシリーズの印象
「脚色のない素直な音で、いい意味で喜ばせる音がしないというか、これなら真面目に仕事に打ち込めるなっていう印象でした。」
「正確につまらなく流れてきてくれた方がありがたくて。ありのままを再生するスピーカーっていうのを自分は求めていたんです。」
「逆に低音が出過ぎないようにうまく調整することで、解像度の高いバランスの取れた再生をしてくれるモニタースピーカーです。」
「小さい音量でもしっかり低音が出ますので、個人の方で自宅スタジオで大きな音で鳴らせない方にはおすすめですね。」
「目の前で「面が見える」という感じで音像が広がりますし、加えて位相感がすばらしいという印象を感じました。」
・エンジニア
・アーティスト
・スタジオ導入事例
記事内に掲載されている価格は 2026年6月19日 時点での価格となります。
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