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プロクオリティのドラムパートを簡単に作成できる VIRTUAL DRUMMER がバージョン2へと進化!
VIRTUAL DRUMMER シリーズは2017年に SOLID, HEAVY, PHAT が発売され、パターンを選ぶだけでプロクオリティのドラムパートが作れる事から、UJAMバーチャル・インストゥルメンツ・シリーズのベストセラーとなりました。そして2019年、UJAMユーザーコミュニティの中で要望の多かった機能を搭載しバージョン2へとアップデートを遂げ新登場です!
VIRTUAL DRUMMER2 シリーズ
世間で人気の高いポピュラー系ジャンルのドラムトラック制作に最適。音の密度が高くオールラウンドに使用出来るので初めてのバーチャルドラマーにお勧め!
ソフトポップのロックバラードからシアトルスタイルのオーバードライブグランジまで、ロック/インディー系のドラムトラック制作に最適!
レトロソウルからGファンクまで、ファンキーでアーバンなドラムトラック制作に最適。ローファイサウンドにも向いているので、シンセとの相性もGOOD!
SOLID 2:ポピュラー系
HEAVY 2:ロック/インディー系
PHAT 2:ファンキー、アーバン、レトロソウル系
バージョン2の新機能
Virtual Drummer 1では、ユーザーインターフェイスをシンプルに分かり易く設計した事が評価されましたが、パターンのエディットや音色作りへのリクエストが多かったため、バージョン2ではそれらのリクエストを反映し妥協のないトラック制作を可能にしました。
パターンフレーズの Drag & Drop
これまではパターンを選ぶという使い方だけでしたが、パターンをMIDI情報としてDAWにドラッグ&ドロップできるようになりました。フレーズの修正・変更が自由自在になり、曲の完成度が更に上がります。
カスタムドラムキット、個別調整、アンビエンス、パラアウト
各Virtual Drummer 2にはそれぞれ5つのドラムキットがプリセットされ、キック、スネアといった各楽器のバリエーションが4種類ずつ用意されておりドラムキットを自分好みにカスタマイズできます。各楽器のボリュームやディケイ、チューニング、リバーブセンドレベルは独立して調整可能。オーバーヘッドマイクとルームアンビエンスにはそれぞれコンプとローパスフィルター、ハイパスフィルターを装備し、ドラムキットの生々しさと躍動感を作り込む事ができます。各楽器をパラアウトしてDAWで個別にコンプやEQ処理を行う事も可能になりました。
マスターセクション
サウンドにパンチを加えるサチュレーターと音圧を上げるマキシマイザーが追加され、非常に迫力あるサウンドが得られます。リバーブが5種類用意され、オーバーヘッドマイクやルームアンビエンスとは違った響きでサウンドに奥行きが加わります。
バージョン1との上位互換で プリセット、リズムパターン、スタイルの大幅な追加!
Virtual Drummer2 の各タイトルにはバージョン1のパターンが全て含まれた上に新しい30のスタイル、650のリズムパターン、約150のプリセット追加という、バージョン1のユーザーにも嬉しい上位互換! プロのドラマーが叩いた大量のグルーヴ、躍動感を様々なスタイルに合わせて呼び出す事が可能です。
VIRTUAL DRUMMER 2 クイックツアー
使い方は各ドラマー (SOLID 2, HEAVY 2, PHAT 2) 共通ですので、1つ覚えれば大丈夫です。VIRTUAL DRUMMER 2 のサウンドと機能を動画でご覧ください。
UJAMバーチャル・インストゥルメンツ・シリーズの仲間たち
UJAMバーチャル・インストゥルメンツ・シリーズは今回ご紹介するドラマーだけでなく、ギターリスト、ベーシスト、ビートメイカーもリリースされています。各タイトルとも非常にリアルなサウンドであらゆるスタイルの演奏パターンを持ち、それらを選んで組み合わせて行くだけでプロクオリティの楽曲が仕上がって行きます。楽器の演奏が出来ない初心者だけでなく、ミュージシャンやプロデューサーにとっても非常に役立つツールで、デモ制作やコンペ作品を制作する際の大きなアドバンテージとなる事でしょう!
「パターンを選ぶだけでプロクオリティ」 を筆者が実際に試してみました! 今回はBeatmakerシリーズを除く生楽器のラインナップを全て使用しましたので、各音源の音やフレーズのご参考にして下さい。制作に使用したDAWは Ableton Live10 で、「クリップを組み合わせて楽曲を構築する」という考え方が、UJAM音源の楽器フレーズを選ぶのに大変便利でした。ディレイやリバーブなどのエフェクトはLive付属のエフェクトを使用しています。これまで何日も要していたドラムやギター音源の打ち込み作業が、選ぶだけの作業でさくさく進み、あっという間にトラックが完成しました。
どの音源もフレーズがプロの演奏によるものなので、それらを組み合わせて作ったトラックはプロクオリティ! 時代は既に、音も制作スピードも UJAMクオリティを基準として、そこから先のオリジナリティを求めています。
セッション1: ゆったりレゲエ
セッション2: ファンキーに Get UJAM!
セッション3: ボーカルを抜き出してアレンジ制作!
元曲を確認
作曲&ボーカルは弊社スタッフのKentoさんで、2Mixのmp3データを頂いたのでリアレンジしてみたいと思います。まずは元曲をお聴きください。
DEMIX PRO を使ってボーカルを抜き出す!
2ミックスからマルチトラックへの分離を可能とした音声分離ソフトウェア 「DEMIX PRO」 を使用してボーカルを抜き出しました。リバーブも含めて綺麗に抽出されています。今回はソフトの自動設定で抜き出しましたが、手動設定にして更に抜き出し精度を上げる事も可能です。
詳細はこちらの記事でチェック!
→2mixを限界までバラバラに分解!AudioSourceRE / DeMIX , REPAN
抜き出したボーカルを確認
UJAMバーチャル・インストゥルメンツでアレンジ
抜き出したボーカルをDAWに読み込み、元曲の壮大なテンポ110から一気に145まで上げて軽快なポップソングにアレンジしました。バーチャルドラマーは HEAVY2 のパターンを使用していますが、サビ前のシンコペーションを他の楽器と合わせるため、パターンをDAWにドラッグしてMIDIノートを修正しています。ベースはピック弾きのROWDY、ギターは歪みのIRONを3台。SPARKLEを同ノートでかき鳴らしてコードテンション感とサウンドのレンジを上に広げています。
様々なジャンル、演奏スタイルをどんどん試せるUJAMバーチャル・インストゥルメンツはアレンジャーにとっても即戦力音源となる事でしょう。ドラマーは今回バージョン2となり、パターンの編集、ドラムキットのカスタマイズ、個別音色作り、マスターセクションでの音圧調整、そして演奏スタイルやパターンが大幅に増えたので、自分の作曲やアレンジの 「引き出し」 が増えるという部分でも要チェックです。
Writer:SCFED IBE
製品ラインナップ
ドラマーシリーズ
ドラマー:3製品バンドル
ギターリストシリーズ
ギターリスト:4製品バンドル
ベーシストシリーズ
ベーシスト:3製品バンドル
ロック系 3製品バンドル
収録製品
Drum=HEAVY2
Guitar=IRON
BASS=ROWDY
ロック系 2製品バンドル
収録製品
Drum=HEAVY2
Guitar=IRON
ポップ系 2製品バンドル
収録製品
Drum=SOLID2
Guitar=AMBER
ファンク系 2製品バンドル
収録製品
Drum=PHAT2
Guitar=SPARKLE
記事内に掲載されている価格は 2019年9月27日 時点での価格となります。
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