Apollo Twinはデスクトップに特化した最大10 in /4 out ApolloオーディオI/F。NAMM2014の開催と共に発売開始しました!
Apollo Twinはギタリスト、シンガーソングライターそしてホームユーザーのためのApolloオーディオI/Fです。
次世代を見据えたDAW環境に必要な全てがこれ1台で手に入るApollo Twinは単なるUAD付きオーディオI/Fではなく、1ボックスに入ったトータルDAWソリューションと言えるでしょう。いま革命が始まります!
Apollo Twin 概要
1. ホームユーザーに向けた最大10 in / 4 out ThunderboltオーディオI/F
2. リアルタイムUADプラグイン
3. Apollo Twin SOLO、Apollo Twin DUO の2ラインナップ
4. マイクプリアンプモデリング「UNISON」機能
5. アナログのモニターコントローラー
6. 最新 Thunderboltドライバで歴代Apollo 最高の低レイテンシーとハイパフォーマンス
★まずは一見にしかず。Universal Audioセールスルームで行われたプレゼンテーションでApollo Twinの魅力に迫ります!このムービーをご覧ください!
プレゼンテーターはこの方、Universal Audio Internationals Manager “ICHI”ことYuichiro Nagai 氏!
この動画を元に、プレゼン資料も含めながらさらに詳細まで見て行きましょう。
コンセプト
上位機種のApolloはスタジオエンジニア向け。Apollo 16はエンジニアやシンセサイザーなどの楽器の入力数が求められるプロデューサー向け。そしてこのApollo Twinはシンガーソングライターやギタリスト、トラックメイカーのようなホームユーザーのために生まれました。
In/Outの構成は、リアパネルに2つの高性能マイク/ラインプリアンプ、マスターアウトを含む4つのラインアウトと、入出力はホームユースにちょうどいい構成が選ばれました。OPTICAL INはS/PDIF 2chとADAT 8ch 合計10chを拡張できるという機能が備わっています。
ホームユーザーがこだわるヘッドホンアウトは独立したDACを採用。可能な限りの高音質を叶え、さらにはDAW内でも独立したアウトプットとして機能します。
ギタリストがこだわるHi-Zインストルメントインプットもフロントパネルに搭載。思い立った時、いつでもサクっとここにギターをプラグインしてすぐレコーディングが始められるのは嬉しいですね。
ホームユース…。とはいえApollo Twinは、オーディオI/Fの音質を決めるアナログ回路にハイエンド製品と同等のパーツを採用。一切の妥協の無いApolloの名を誇らしめる製品だと言えます。
リアルタイム UADプロセッシング
Apollo Twinに搭載されたSHARC DSPにより、味わいのあるサウンドを作り上げるために欠かせない、アナログアウトボードを再現するUADプラグインをホストCPUにほぼ負荷をかけることなく使うことができます。
さらにApollo Twinは、Thunderbolt接続による超高速伝送により、トラッキング(レコーディング)時のほぼゼロレーテンシー(2ms以下)のリアルタイムUADプロセッシングが可能です。メーカー公称「限りなくゼロに近いレイテンシー」は、楽器演奏やボーカル録音時のかけ録りにも対応します。
Apollo Twinのラインナップは2種類。SHARC DSPを2つ搭載するのがApollo Twin DUO。1つ搭載するのがApollo Twin SOLOです。使用するUADプラグインによってはDSPパワーを大幅に消費するものもあります。SHARC DSPは後々増設することができないため、Rock oNはDUOモデルを断然お勧めします。
Apollo Twin には新しく”Realtime Analog Classics bundle”というUADプラグインバンドルが付属します。これまで有料だったUADプラグインの中で人気が高く、ミュージシャンに向けたセレクトされています。(内容は上の画像で確認してくださいね)
さてここで気になるのがこの度新たに登場した「610-B Tube Mic preamp plug-in w / Unison」です。
アナログとデジタルの共演。マイクプリモデリング「Unison」
「Unison」はApollo Twinで初めて搭載された、アナログとデジタルのハイブリッドによるマイクプリアンプモデリング技術です。
マイクプリアンプはコンデンサーマイクなどから出力される微弱な電流をラインレベルまで増幅させる目的の装置ですが、名機と呼ばれる物の中には、サウンドに独特の味わいを付加するものも多く存在します。
これまでその挙動を再現することが極めて困難だったマイクプリのモデリングを可能にしたのがこの「Unison」機能です。
その仕組を説明しましょう。
Apollo Twinに搭載されているマイクプリアンプは、接続されたマイクのインピーダンスやゲインステージ情報をキャプチャーする機能を持ちます。
その情報を元にDSPがアナログプリアンプの挙動をシミュレートするのですが、この時Apollo Twinのアナログ入力ゲインが一定レベルに達するとDSPが連動してアナログライクな音色付けをする、という働きをします。
(回路に組み込まれた抵抗値を切り替えて、ビンテージの音色をシュミレーションしているとのことです)
つまりはアナログ領域のゲインに合わせて、ソフトウェアで音色に変化を加えてスウィートスポットの反応まで再現。アナログとデジタルが連動してマイクプリをシミュレートしていること(ユニゾンしている)ということになります。
世界の名機、入手困難なビンテージ機のサウンドがDAW上で再現される…。レアで高価なマイクプリを指を加えて見ているのはもう過去の事になってしまうのでしょうか。
モニターコントローラーで最善のモニタリングを
理想的なモニター環境に必要でありながら、気にされないことも多いモニターコントローラー。Apollo Twinのボディ中央にセッティングされたダイヤルはデジタル制御のアナログボリュームコントローラーです。
一般的にモニタースピーカーのボリュームを上げ下げする場合、DAWやオーディオI/O内のソフトウェアミキサー(デジタル領域)で済ませてしまう方もいるかもしれませんが、デジタル領域でのボリューム調整は楽曲の解像度を下げてしまいます。
モニタリングのクオリティに最大のクオリティを求めるならば、高いS/N比を誇る高品位なアナログ領域でのボリュームコントローラーが必須となります。
新開発Thunderboltドライバー
Apollo Twinから搭載される新しいthunderboltドライバーにより、歴代Apolloシリーズの中で最も低いレイテンシーを実現しています。そして最新Mac Proに搭載されているThunderbolt 2(上り下りそれぞれ20Gbps)にも対応しました。
記事内に掲載されている価格は 2014年1月24日 時点での価格となります。
最新記事ピックアップ