真空管回路をこよなく愛するEveAnna Manley女史自ら設計も行い、ハンドメイドされるManley Labs製品。自社で丁寧に手巻きされるトランスをはじめとしたクオリティの高さと濃密なサウンドで、マスタリング・スタジオはもとより、世界中のレコーディング・スタジオでも愛されています。
そのManley Labsを代表する製品群が円高で価格改定。グッとお求めやすくなりました!
Manley Labs
2次/3次倍音による豊かなサウンドばかりに目がいきがちな真空管回路ですが、実はMANLEYの真髄は、ありきたりな真空管に対するイメージとは違うところに存在しています。広大なダイナミクスと周波数レンジは、スペックはスペックという数値でしかない事を改めて気づかせてくれ、現代のレコーディング環境での低ノイズフロアに、充分すぎる程対応してくれます。
また、MANLEY全製品を通じて言えるのは、ソリッド・ステートにありがちなレベルを突っ込んだ際の破綻が全く見られない柔軟性です。
ユーザーの視点に立った製品作りにも定評があり、出来る範囲での製品のカスタマイズにも応じてくれます(追加料金が発生します)。SLAM!の様に、2chマイクプリ+リミッターという、ありそうでなかった製品も実現しており、さらにセンド/リターン用のバンタム・パッチを本体に組み込む等、魅力的な要素を盛り込む事も忘れません。
製品 | 特徴 | 旧価格 | 新価格 | eStoreで詳細を見る | |
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CORE | チューブマイクプリにELOPコンプ、FETリミッター、そしてEQを搭載したチャンネルストリップ | ¥297,000 | ¥267,840 | ▼ | |
FORCE | 4チャンネル仕様のチューブマイクプリアンプ | ¥334,800 | ¥291,600 | ▼ | |
TNT | SLAM!譲りのチューブ仕様とソリッドステート仕様の2チャンネルマイクプリアンプ | ¥388,800 | ¥354,240 | ▼ | |
VOXBOX | チューブマイクプリを始め、Manley社の人気モデルのコンビネーションしたチャンネルストリップ | ¥583,200 | ¥518,400 | ▼ | |
Massive Passive Stereo Tube EQ | Manley Labs社のオールチューブフラグシップEQ、2チャンネル/4バンド | ¥702,000 | ¥624,240 | ▼ | |
Massive Passive Stereo Tube EQ Mastering Version | クリック付きノブの採用などマスタリングに特化したMASSIVE PASSIVE STEREO TUBE EQのマスタリングバージョン | ¥788,400 | ¥734,400 | ▼ | |
ENHANCED PULTEC EQP-1A | ビンテージモデルPULTEC EQを現代的に甦えらせたオールチューブモノラルイコライザー | ¥313,200 | ¥270,000 | ▼ | |
STEREO PULTEC EQP-1A | ENHANCED PULTEC EQP-1Aの2チャンネルバージョン | ¥464,400 | ¥410,400 | ▼ | |
NU MU | 名機VARU-MUから受け継いだT-Bar Mod搭載のオールチューブフロントエンドを擁するステレオコンプ/リミッター | ¥367,200 | ¥321,840 | ▼ | |
ELOP+ | チューブラインアンプとFETによるホワイトフォロワー回路を搭載したステレオオプチカルリミッター | ¥334,800 | ¥291,600 | ▼ | |
SLAM! | マイクプリアンプ&DIにELOPとFETブラックウォールの2つのリミッターを搭載した2チャンネルモデル | ¥918,000 | ¥820,800 | ▼ | |
SLAM! MASTERING VERSION | クリック付きノブの採用、マイクプリの省略などマスタリングに特化したSLAM!のマスタリングバージョン | ¥105,8400 | ¥950,400 | ▼ | |
STEREO VARIABLE-MU LIMITER COMPRESSOR | Manley Labs社の大定番、オールチューブタイプの2チャンネルコンプ/リミッター | ¥561,600 | ¥505,440 | ▼ | |
STEREO VARIABLE-MU LIMITER COMPRESSOR w/MS OPTION | STEREO VARIABLE-MU LIMITER COMPRESSORにMSプロセッシング用のオプションを搭載 | ¥615,600 | ¥602,640 | ▼ | |
STEREO VARIABLE-MU LIMITER COMPRESSOR w/T-BAR OPTION | STEREO VARIABLE-MU LIMITER COMPRESSORにスムースなコンプレッション実現するT-BARオプションを搭載 | ¥594,000 | ¥570,240 | ▼ | |
STEREO VARIABLE-MU LIMITER COMPRESSOR w/MS & T-BAR OPTION | STEREO VARIABLE-MU LIMITER COMPRESSORにMSオプションとT-BARオプションを搭載 | ¥648,000 | ¥645,840 | ▼ | |
STEREO VARIABLE-MU LIMITER COMPRESSOR MASTERING VERSION | クリック付きノブの採用などマスタリングに特化したSTEREO VARIABLE-MU LIMITER COMPRESSORのマスタリングバージョン | ¥723,600 | ¥645,840 | ▼ | |
'STEREO VARIABLE-MU LIMITER COMPRESSOR OPTION MASTERING VERSION w/MS | 'STEREO VARIABLE-MU LIMITER COMPRESSOR MASTERING VERSIONにMSプロセッシング用のオプションを搭載 | ¥777,600 | ¥743,040 | ▼ | |
STEREO VARIABLE-MU LIMITER COMPRESSOR MASTERING VERSION w/T-BAR OPTION | STEREO VARIABLE-MU LIMITER COMPRESSOR MASTERING VERSIONにスムースなコンプレッション実現するT-BARオプションを搭載 | ¥756,000 | ¥710,640 | ▼ | |
REFERENCE CARDIOID MIC | トップボーカリストが好んでレコーディングに使うカーディオイド指向のチューブマイクロフォン | ¥388,800 | ¥354,240 | ▼ | |
GOLD REFERENCE MIC | 金メッキが施されたCK12スタイルのカプセルを採用したマルチパターンチューブマイクロフォン | ¥691,200 | ¥626,400 | ▼ |
在庫限りの最終特価!Dual Mono Microphone PreAmplifier
この度の価格改定には含まれない本製品ですが、Rock oNだけの最終特価でご奉仕いたします。このチャンスを逃すと新品で入手するのは困難となります。この機会にぜひ!
Manley製品の中で一番コストパフォーマンスの良さを実感出来るのが、シンプルな2ch真空管マイクプリのAll Tube Dual Mono Microphone Preamplifire。
周波数特性等の面でノイズフロアの下がった現代のデジタル・レコーディング環境に合致させるため、トランスレスの回路を採用するメーカーが多くなった今、自社でトランスの製造まで行うManleyはそのフィロソフィーを頑に守り抜いている数少ないメーカーだと言えます。
世界中に出荷されるManley製品ですが、各国の電圧に合わせたセッティングを行って最適化されているのも特徴でしょう。日本仕様と言っても、アメリカの117Vで出荷される製品が多い中で、使われる現場で最高のサウンドを実現してほしいという「願い」さえ感じられます。
シンプルなDual Mono Mic Preですが、簡単に操作系を見てみましょう。
真ん中に位置するGEINスイッチを挟み、左にChannel A、右にChannel Bと左右対称に並んでいるツマミは、驚くほどシンプルになっています。
『48V Phantom電源のON/OFFスイッチ』『入力ゲイン調整のINPUT ATTENUATE』『ダイレクト・インプットを可能にするPhone入力』『Phase Revers』となっています。
バックパネルには、各チャンネルのアウトプットとしてトランスを経由するバランスXLRアウトと、ハイキャパシティ・コンデンサーを経由するアンバランス1/4フォーン・アウトを備え、サウンドの好みに応じた選択が可能になっています。
ここで、特徴的なのが入力ゲインというよりは、その名の通り、アッテネーターの様な働きをするINPUTではないでしょうか?
通常のマイクプリだといかに微小なマイク信号をピュアに増幅するかという事に注力が払われていますが、Dual Mono Mic Preを操作していると、少し考え方が違う事に気がつきます。入力によってバリアブルに変化するアッテネーターにより、適切なレベルを得る事が出来るだけでなく、そのあとに続くGainセクションによって、様々なキャラクターを持たせる事も出来るように設計されているのです。
40〜60dB迄のゲインを稼ぐ事の出来るGainスイッチは、5dB毎の切換えが可能なようになっていますが、出力信号から取り出した微量の信号を入力段にフィードバックさせる方法=ネガティヴ・フィードバックを、まさに調整するのがGainスイッチになるのです。
こうすることでアンプのリニア特性とディストーション・パフォーマンスが飛躍的に向上するのですが、各チャンネルに搭載された、12AX7EHと6414真空管の組合せで、全ての問題を解決し、ソースに応じたスルーレートを得る事が出来るようになっています。
記事内に掲載されている価格は 2016年8月8日 時点での価格となります。
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