NAMM 2017 直前情報!USラスベガスで開催していた、コンシューマ・エレクトロニクス見本市『CES2017』で、Rolandが新製品6機種を発表しました。コンシューマーやビギナーユーザー向けのラインナップとなりますが、スマホ用ミキサーのGO:MIXERはありそうでなかったユニークな製品で興味が湧きます。
GO:MIXER
特徴
・演奏動画の音を高音質で収録できる、手のひらサイズのスマートフォン用オーディオ・ミキサー(iOS, Androidに対応)
・キーボードやギターなどの楽器やマイクを最大5つまで接続できる入力を装備
・ボーカルの収録に便利なセンター・キャンセル機能を搭載
3月発売予定。Rolandならではの視点で、スマホで演奏ムービーを撮影するユーザーに向けて開発されたオーディオミキサー GO:MIXER。
マイク、ギター/ベース、キーボード(L/R)、LINE IN x 2(ステレオ・ミニ)の合計5つの楽器を入力でき、本体のボリュームでミックス(*)。iPhoneライトニング端子、もしくはアンドロイドmicro USB端子経由でスマートフォンに音声を送ることができます。(*マイク、ギター/ベース、キーボードのみ。LINE INはボリューム調整なし)
他に、「歌ってみた」のような動画を作る際に便利なセンター・キャンセル機能を搭載。本体はバスパワー駆動なので、電池など必要ないというのがいいですね。
Rubix シリーズ
2月下旬発売予定。Rubixシリーズは、USBオーディオI/F UAシリーズで高い評価を得た高音質、低ノイズ、低レイテンシーなどの基本性能を引き継ぎ、使いやすさをさらに追求したローランドのUSBオーディオ・インターフェースの新製品。
ラインナップは入出力数の違いによる3モデルです。
・Rubix44 … 入力4/出力4
・Rubix24 … 入力2/出力4
・Rubix22 … 入力2/出力2
音声入力の状態を確認するレベル・インジケーターは、正面と上部のどちらからも見えやすいようにデザイン。過度な入力レベルを自動で抑えるコンプレッサー/リミッターも搭載 (Rubix44、Rubix24のみ)。UAシリーズで定評のあったドライバー技術により、プラグアンドプレイに対応。ドライバーのインストールなしですぐ使えます。
GO:KEYS / GO:PIANO
3月発売予定。初めて楽器に触れる方に最適な61鍵、Bluetooth機能搭載の小型軽量キーボード。
GO:KEYSは本格的なシンセサイザー音色を含む500種類以上のサウンドを搭載。GO:PIANOは高品位なグランドピアノ音色、エレクトリック・ピアノやオルガンなど多彩なサウンドを40種類内蔵しています。
GO:KEYS/GO:PIANOはピアノと同じ鍵盤幅の61鍵盤。ステレオスピーカー内蔵と電池駆動(単三電池×6)ができるので、リビングで膝の上に置いてプレイなんていうこともできます。
また楽器としては珍しくBluetooth(*)機能を搭載。ワイヤレスでスマホやスピーカーなどに音を送ることもできます。(*Bluetooth標準規格Ver 4.2。対応プロファイルは A2DP(オーディオ)、GATT(MIDI over Bluetooth Low Energy))
GO:KEYS
EDM(エレクトロニック・ダンス・ミュージック)、ヒップホップ、ロック、ハウス、R&Bなどダンス系を中心に12ジャンルのリズムやフレーズ(伴奏音)を用意。ドラム、ベース、シンセサイザーなど、鍵盤の各音域に割り当てられた各ジャンル56パターンのフレーズを指一本で選びながら、リアルタイムに音を重ねていくだけでDJのような演奏を楽しめます。
本体のパネルに「パフォーマンス・パッド」を搭載。演奏中、10個に分かれた「パフォーマンス・パッド」に指先で触れ、左右に動かすことで、ピッチ(音の高さ)を変化させたり、同じ音を連続させたり(ロール)、DJプレイのような効果をかけながら演奏を楽しめます。
GO:PIANO
Rolandデジタルピアノ上位機種のサウンドを継承した音色を搭載。高品位なピアノ音色を10種類内蔵し、タッチによる音色変化、表現力を実現しています。さらに、エレクトリック・ピアノ、オルガンなど、クオリティーの高い音色を40種類内蔵。
『GO:PIANO』は、アコースティックピアノと同じ幅のピアノタイプ鍵盤を搭載。小型で軽量、61鍵とコンパクトなピアノながらも弾きやすさにこだわりました。また白鍵の表面は、指になじむ象牙調の加工を採用しており、より快適に演奏いただけます。
この度の新製品はコンシューマー向けの見本市での発表でしたが、1月19日からアナハイムで始まるNAMM 2017 showでは一体どのような新製品が現れるのでしょう。昨年はTR-09やTB-03などのレガシー製品の復活で話題となったRolandですが、2017年の戦略はどのようなものになるのか、楽しみですね。
記事内に掲載されている価格は 2017年1月11日 時点での価格となります。
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