高品位なAudio I/F AURORAシリーズをリリースするLynx Technologies社から、既存のAurora(n)のDolby Atmos対応の発表が。現行製品を持っている方ならば、誰もが無償のファームウェアアップデートだけで、Dolby Atmos対応のモニターコントロール環境が手に入るという!!もともと、柔軟なシグナルルーティングが可能な製品ではありましたが、そんな余力を残した設計だったとは驚きです!
単純にレベルコントロールができるということではなく、チャンネルあたり16バンドのEQとディレイによる補正、さらにベースマネージメントの機能が使えるとのこと。もちろん自動補正ではありませんが、SonnerWorks社のStudio Refarenseで作成した補正パラメータを読み込むことができるということです。手入力は不要で、データをインポートするだけで反映されるとのこと。
これらの設定は、Aurora(n)のコントロール用ソフトNContorolからとのこと。実際に補正用のEQ、ディレイ、ベースマネージメントのパラメータがあるのがわかりますね。ちなみに最大の構成チャンネル数は16ch=9.1.6までということです。こんなビッグなアップデートを無償で実施してくれるというのは、既に持っているユーザーにとっては嬉しい話ですね。これからDolby Atmosのシステム構成を考えた際にもAudio Intefaceの選択肢が増えることとなります。
NAMMの会場に展示はなかったのですが、UAからもApollo X16のモニターコントロールのDolby Atmos対応も発表されています。会場でのAtmosフォーマットでのスピーカー展示は、かなりのブースで見られます。イマーシブサウンドの盛り上がりを強く印象付けられますね。
記事内に掲載されている価格は 2023年4月15日 時点での価格となります。
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