本サイトでの Cookie の使用について

閉じるボタン

渋谷の音楽制作機材専門ショップ!豊富な展示製品の試奏、ご相談からシステムプランニングまで、お任せください!

head-love Created with Sketch. CREATOR
レポート
22
Apr.2026
レポート

NAB 2026 : Avid / Content Core

NAMM 2026 : Black Magic Design Booth

AWS上で動作するインテリジェント制作ワークフロー

Avidは、Amazon Web Services(AWS)上で稼働するクラウドネイティブな制作基盤を中心に、「インテリジェント・メディアワークフロー」を提示した。中核となるのは「Avid Content Core」であり、制作・管理・配信を単一のデータレイヤーで統合する構造が特徴である。

これにより、従来分断されていた制作工程はData Driven(データ駆動型)へと再設計され、グローバル拠点間でのリアルタイム協業が可能となる。Avid NEXIS CloudやMedia ComposerをAWS EC2, S3上で直接展開され、大規模制作におけるパフォーマンスとセキュリティを両立。

「クラウド+自動化+データ統合」の実装例として、放送・映画・配信の各領域における制作パラダイムの転換を示した。Avid NEXIS Remoteがクラウドベースのストレージをオンプレミスでキャッシュ化し、ハイブリッドなワークフローを展開。3月、弊社もNEXIS CloudとPro Toolsの連携実証を行ってみたが、NEXIS Remoteの動きに期待が高まっている。


NAMM 2026 : Black Magic Design Booth

AI駆動インテリジェンスによるコンテンツ価値最大化

Avidは「AI-powered intelligence」をテーマに、メディア資産の価値最大化を実現する新たなワークフローを提示した。
特徴は、コンテンツを単なるファイルではなく「システムにもユーザーにも意味が理解されたメタデータ」として扱う点にあり、AIによるメタデータ生成、検索、解析が制作プロセス全体に組み込まれる。

これにより、膨大なアーカイブからの即時検索や再利用が可能となり、制作スピードと品質が向上することだろう。さらに、分散チーム環境におけるコラボレーション強化も重要な柱であり、編集・音声・管理・ストレージを横断した統合的な制作基盤が強調された。ポストプロダクションのみならず、ニュースや配信領域まで含めた「データ中心型メディア運用」への移行を示す展示となった。

この結果、ニュース制作にもAvid Content Coreを中核とした統合ワークフローが提示された。MediaCentral、iNEWS、Wolftech Newsなどが各々の基盤が連携し、企画・制作・配信までを一体化する計画があるようだ。これにより、従来のサイロ化された工程は「ストーリー中心型ワークフロー」へと転換される。特徴は、デジタル配信とリニア放送を並列で生成できる点であり、同一コンテンツをマルチプラットフォームへ最適化して同時展開可能。さらにAPIファースト設計により既存システムとの共存も担保され、運用を止めずに段階的な移行が可能となる。ニュース制作のスピード・可視性・効率性を大幅に向上させる提案がなされた。


NAMM 2026 : Black Magic Design Booth

アカデミー賞作品に見るAvidワークフローの実績

Avid Theaterでは、自社ツールが多数のアカデミー賞受賞作品で採用されている実績を強調された。特にF1などの大型作品を含め、編集・音響制作においてMedia ComposerやPro Toolsが中核ツールとして使用されている。

これは同社のワークフローが単なる技術提案に留まらず、実運用で検証された“production-proven”であることを示すものだ。クラウドやAIへの移行が進む中でも、Avidは既存の制作文化と品質を維持しながら進化する点を重視しており、ハリウッドレベルの制作現場における信頼性を訴求している。この実績と最新技術を結びつけることで、将来の制作環境への説得力を高める戦略が幅広く示された。

Avid
https://www.avid.com/


NAB2026 Index へ

記事内に掲載されている価格は 2026年4月22日 時点での価格となります。

最新記事ピックアップ

NAB 2026 : AJA
AJAブースには複数の新商品が展示されていました。中でもBRIDGE LIVEシリーズの最新モデル「BRIDGE LIVE IP」が注目どころでしょう。製品名にもある通りSMPTE ST 2110に対応し、さまざまなIPビデオをST 211…
NAB 2026 : OWC(Other World Computing)
OWCブースではThunderbolt 5プロダクトが多数展示されています。中でも新製品である「Express 4M2 Ultra」は個人的に最も注目しています。
NAB 2026 : AVID / Pro Tools
NAB Show 2026にてAVIDがPro Tools 2026.4のリリース予定を発表!
NAB 2026 : Glensound
イギリスで今年創立60周年を迎えるGlen Soundは、コメンタリーシステムを主力とするメーカー。近年はDanteをはじめとしたAoIP対応製品のラインナップを拡充しています。
NAB 2026 : MEINBERG
マスタークロックの世界的リーディングカンパニーであるMEINBERG。軍事、金融、航空などミッションクリティカルな現場への高い導入実績を持つ、世界の時間を管理しているメーカー。数年前より、ROCK ON PROではこのメーカー製品の紹介を続…
NAB 2026 : On-Hertz
On-Hertzブース[C4533]にて、デジキャス合同会社様にソフトウェアオーディオミキサー製品をご紹介いただいた。
NAB 2026 : Bittree patchbays
1978年設立のカリフォルニアの企業 Bittree社からアナログパッチベイが展示されていた。「Patch32A - Dante Patchbay」1Uより少し大きいなと思いながら裏を覗いてみたところ、背面にDanteの文字が!
NAB 2026 : ELEMENTS
昨年の国内での取り扱い開始から高い注目を集めているELEMENTS。クラウドのようなサービスをオンプレミスで実現する、制作ワークフローの中核となるソリューション。NASサーバーであるとともに、MAM機能を統合し、DIから [……
NAB 2026:SENNHEISER
SENHHEISERの展示の中心は、昨年発表のSPECTRA。残念ながら、日本国内へは電波法の問題から導入が行われていませんが、衝撃的なスペックを持ったワイヤレス界のゲームチェンジャーです。 1台の送受信機本体で、32c [……
NAB 2026 : Blackmagic Design DAVINCI RES…
毎年NAB Showの時期になると定期的にアップデートが紹介されるDAVINCI RESOLVEですが、バージョンも21を数え今回も新たな機能が発表されました。なんと、動画の編集に特化していたDAVINCI RESOLVEが写真・スチル現像…
NAB 2026 : G&D
ハイエンドのKVM、KVMマトリクスとして、世界中で高い評価を得ているのがこちらのG&D。軍事、航空管制、金融取引などクリティカルな現場で叩き上げられた、まさにフラッグシップと呼べる製品です。NABでは、最近合併したVuWallとのコラボレ…
NAB 2026 : Blackmagic Design – Fai…
NAB開催の数日前に発表され、事前にインストールした上でBlackmagic Designブースを訪問。 世界で最もパワフルなソフトウェアベース・ライブオーディオミキサー。 本製品は従来のハードウェアベースミキサーとは異 [……
Copyright © Media Integration, Inc. Rock oN Company